グランドカバーとしてまた花壇の縁取りとしてなど、庭に植えていたラムズイヤーが、いつの間にかなくなってしまったということはありませんか。
育てやすいラムズイヤーのはずなのに消えてしまうと、驚いたり落ち込んだりしてしまいますよね。
ラムズイヤーがいつの間にか無くなる原因には、どのようなものがあるのでしょうか。
今回は、庭に植えたラムズイヤーが無くなる原因や枯れてしまう原因、また植え替えや株分けのコツについてご紹介します。
庭に植えたラムズイヤーが溶けるように消えた?
ラムズイヤーを庭に植えていたはずなのに、消えるようになくなってしまったという方も意外と多くいるようです。
なぜラムズイヤーがいつの間にか消えてしまうのでしょうか。
比較的育てやすいと言われるラムズイヤーですが、あまり過保護に育てすぎてしまうと枯れやすくなってしまうことも多いようです。
ふかふかの花壇に植えるよりは、排水の確保さえきちんとできていれば、赤玉土に腐葉土を少し混ぜたようなやせ地の方が元気に育ちやすいと、経験上話している方もいらっしゃいます。
また、水切れに気をつけ色が抜けた葉や枯れた葉、古い葉などはきちんと取るようにし、あとは放任で育てた方がラムズイヤーは元気に育ってくれるようです。
他にも葉を枯らさないために、水やりをする時は葉の上からあげるのではなく、株元に優しくあげるようにしましょう。
ラムズイヤーの苗が枯れる主な原因
ラムズイヤーの苗が枯れる原因には何があるのでしょうか。
地面に近い下のほうの葉が枯れている理由は、植物自身にとってその葉が不要になったという意味合いがあります。
程度にもよりますが、ひどくなければあまり気にする必要はありません。
枯れた葉をきちんととり、風通しを良くしてあげましょう。
しかし過度の枯れは、水不足や根詰まり、高温や乾燥、多湿、ネキリムシの被害などが考えられますので気をつけるようにしましょう。
特に鉢植えの場合は根詰まりに気が付かないことも多くあります。
あれ?と思ったら一度鉢の裏側から根がはみ出ていないか確認してみると良いかもしれません。
またネキリムシというガの幼虫が、葉を食べてしまい枯れることもあります。
ネキリムシは夜行性のため昼間、ラムズイヤーの葉などを確認しても見当たらないかもしれません。
下の方の葉が枯れたり、虫に食べられたような跡があった場合はネキリムシを疑ってみてもよいでしょう。
植え替えや株分けのコツ
ラムズイヤーが大きくなってきた、またはラムズイヤーの株数をもっと増やしたい、というときには株分けや挿し木、植え替えをおこないます。
ここでは、植え替えと株分けについて適した時期やコツをご紹介します。
植え替え時期を見極める
ラムズイヤーの植え替えは、3月上旬〜5月下旬、または9月中旬〜10月下旬が適しています。
庭植えであれば、植え付けてから3〜4年ほど経つと株が混みあって蒸れてしまいますので、その時期を見計らって株分けを兼ねての植え替えを行うようにしましょう。
鉢やプランターで育てている場合は、1〜2年ほどで根がいっぱいに張ってしまうので、1〜2年に1回は植え替えをすると良いでしょう。
ラムズイヤーの株よりもひと回り大きい鉢やプランターを用意して植え替えます。
また、茎や葉が密集したまま梅雨や夏の暑い時期を迎えてしまうと、病害虫が発生する原因にもなります。
植え替えをするタイミングで一緒に古い茎などを剪定してしまうのも良いかもしれません。
植え替えをしたあとは水をたっぷりとあげ、根が張ったら水やりは控えるようにしましょう。
株分けの時に注意する事
株分けも植え替えと同じ時期の3〜5月または9〜10月に行うようにします。
株分けをする時は、分けたそれぞれの株に新芽や地下茎が同じくらいつくように分けると、両方がきちんと根付き成長しやすくなるため、失敗しにくくなります。
株分けをして植えつけたら、植え替えと同様、根が張るまでは水やりをしっかりと行うようにしましょう。
根が張ってからは乾かし気味に管理し、庭植えであれば自然の雨のみで水やりをする必要はほとんどありません。
まとめ
ラムズイヤーは、過保護に育てすぎてしまうと枯れてしまうことがあるため、少し放任気味で育てるのが良いかもしれません。
過度の枯れがある時は、水不足や根づまり、またネキリムシなど害虫の被害などの原因もあるかもしれないので、早めに見極めて対処するようにしましょう。
植え替えや株分けは庭植えなら3〜4年に一度、鉢植えなら1〜2年に一度は行うことで、ラムズイヤーをキレイに大きく育てることができます。
また、株分けではラムズイヤーの株数も増やすことができます。
比較的簡単な増やし方ですので、ぜひ挑戦してみてください。
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