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レモングラスの効能、虫除けや認知症にも効果的?妊娠中は要注意な理由も!

レモングラス

皆さん「レモングラス」という名前を聞いてどのようなイメージが湧きますか?

ハーブ愛好家たちの中でも初めて耳にした際はあの果物のレモンを想像した人は多いようです(笑)……恥ずかしながら私もその1人です(汗)

しかし実物を見るとビックリ!葉はイネのように細長く、それでいてレモンに似た清々しい香りがするハーブなんです。

また、レモングラスの葉からは、ハーブの成分を含んだオイルが抽出され、これはアロマ精油として日常の多くのシーンで活用されています。

今回の記事では、レモングラスのアロマ精油が持つ効能や、使用する上での注意点などについても紹介していきたいと思います!

目次

レモングラス精油の効能

ストレスを解消し前向きな気持ちに

シトラス系に似た爽快感のある香りが鼻から神経を刺激し、感情の流れをスムーズにしてくれるので、ストレスなどで落ちこんでいる心を和らげ前向きな気持ちにさせてくれます。

日常の気になるニオイに

トイレにゴミ箱、キッチンなどなど、生活する上で付き合っていく必要のある「ニオイ」。
これにお悩みの方は是非とも空気清浄能力や抗菌・消臭効果が高いレモングラスの精油を活用してください。

オススメはレモングラス10滴重曹100gを混ぜただけでできあがる「お手製パウダー」

これをゴミ箱の底に撒いたり、遮光性の高い瓶に入れて、極力低めの位置に置くことで「ニオイ」を阻止してくれます。

同じく消臭効果が高いペパーミント、サイプレスとブレンドするのも良いでしょう。

セルライト

冷えに起因するトラブルは多く、体を痛めたり、むくみやすくします。

レモングラスは血流を促す効果が高く、それらのトラブルを解消してくれます。

また、血行悪化によってできやすくなるセルライトの対策にも有効なので、レモングラス精油をホホバオイルなどで希釈してセルライトが気になる部分をマッサージしてあげると良いでしょう。

同じく血行促進の効果が高いゼラニウムとのブレンドもオススメですね。

不快な水虫対策にも

細菌や真菌を殺傷する能力が高いレモングラスは水虫予防にも役立ちます。

帝京大学の医真菌研究センターで行われた研究によれば、「革靴の中敷きに水虫菌(水虫の原因となるカビ)を植えた培地を置きレモングラス精油を垂らす」という実験を行ったところ、「わずか1時間で菌をほぼ全滅させた」という驚愕の報告が出ています。

普段管理の行き届きにくいブーツなどのケアには絶好のアイテムとなる可能性を感じさせてくれました。

虫除けや認知症にも効果的?

このような様々なシーンでの活躍が見込まれるレモングラス精油ですが他にもこんな効果があります。

虫除け効果

レモングラス精油の成分の70%を占める「シトラール」には昆虫忌避作用が高く防虫効果に役立つとされています。

虫が家の中に入ってきやすい玄関口にレモングラス精油を使ったサシェ(香り袋)を吊したりすれば、特に夏場に頻繁に起こる虫の不法侵入は少なくなるでしょう。

洋服大好きな私もクローゼットの虫食い対策の為に使っているサシェの簡単な作り方は記事の最後に紹介していきますのでお楽しみに!

認知症の予防効果

世界でも類を見ないほどの長寿大国・日本。しかし昨今では、認知症などに悩まされるお年寄りが後を絶たず、未だ抜本的な治療法も見つかっていない有様。

しかし、ここ最近ではとある実験により、レモングラスが認知症予防の切り札として期待されています。

その実験の内容とは、

「介護老人保健施設の入所者27人(自宅介護が困難な状態の方)に3ヶ月間、レモングラス精油の香りを毎日午前中の2時間嗅いでもらう」

というもの。

認知症の脳は前頭葉の働きが著しく低下しているもので、柑橘系と同じ香りを持つレモングラスの香りは前頭葉に刺激を与えられると考えられているそうです。

実験の結果は

  • 認知症の主な症状である物忘れが改善された。
  • 日中の行動が活性化した。
  • 午前中にレモングラスの香りを嗅ぐことで交感神経が高まり、日中は動き、夜は疲れて眠るという生活リズムが正常化した。
    (深夜徘徊が減少した)

等の効果が見られた模様です。まだ実験の段階ではあるものの今後、介護の現場でのレモングラスの注目度は高まってくる可能性もありますね。

レモングラスのアロマは妊娠中は要注意の理由。

レモングラスに限らず、基本的に妊娠中の使用を禁止されているアロマは数多く存在します。

禁止されている理由は次の通りです

通経作用

レモングラスの精油は妊娠前は規則よく生理が来るように月経を促す効果を持つアロマ精油ですが、妊娠中に生理が来るのは困りますよね~

妊娠中の体は感覚全体が非常に敏感になるため、妊娠中の月経を促進したり、ホルモンを分泌する作用によって胎児に悪影響を及ぼす可能性があります。

皮膚刺激

妊娠中は肌の感覚も敏感になるもの。平時と感覚が違う肌の状態でアロマ精油を塗布するのは、肌のトラブルを招きかねないので注意が必要です。

また、マンダリンなど妊娠中も使える精油もありますが、嗅覚も普段より敏感になるため、芳香浴をするにしても使う精油の量は抑えるようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

昨今では、ディフューザーを使った芳香浴がアロマ精油全般の主な活用法ではあるものの、今回紹介したレモングラスのように、より日常にインストールさせた活用方法も多い事がお分かり頂けるかと思います。

最後に、レモングラスのサシェの作り方を紹介しましょう。

レモングラスサシェの作り方

サシェ

用意するもの

  • ラベンダーハーブ 適量
  • コットン 1枚
  • レモングラス精油 3滴
  • 布袋 1枚
  • リボン 15cm~30cm
  • ローズマリー (お好みで)

ラベンダーハーブはドライハーブがオススメ。

ハーブの専門店でなくても、スーパーマーケットに販売されているラベンダー茶の茶葉を使えばOKです。

布袋は雑貨屋さんで取り扱っているものでもOK。オススメはレースのものが良いでしょう。

作り方

  1. コットンにレモングラス精油を3滴垂らしましょう。垂らしたコットンを布袋にいれて、ラベンダーハーブを万遍なく入れます。
  2. お好みで防虫効果の高いローズマリーのハーブを入れてみるのもオススメです。
  3. 布袋の口をリボンなどで閉めます。
  4. 完成です。リボンの部分をクローゼットや玄関口のフックに引っかけて迫り来る虫の撃退準備は完了です。

レモングラスの精油、いろいろ楽しんでみてくださいね。

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