「レモンハーブの女王」とも呼ばれているレモンマートル。
フレッシュなレモンの香りが爽やかなレモンマートルですが、日本では観葉植物としてとても出回っています。
観葉植物ということで、室内で育てる方が多いと思いますが、室内で育てる上で注意しなければいけないことなどはあるのでしょうか。
今回は、レモンマートルが元気がなくなる原因や対処法、室内での育て方や注意点、冬越しの方法、そして花言葉についてご紹介します。
レモンマートルが枯れた?
レモンマートルを育てていたけれど、最近元気がなくなってきた…と感じることがあるかもしれません。
元気がなくなったり枯れたりする原因には、どのようなものがあるのでしょうか。
まず、下の方の葉だけが枯れて落ちてきてしまうパターンです。
レモンマートルは、生育が早く本来は25〜30mほどにまで伸びる樹木のため、鉢で育てていると根詰まりを起こしやすい植物です。
根詰まりを起こした環境の中でも、若い葉や新芽を守るために、レモンマートル自ら古い葉を切り落とすことがあります。
上の方の若い葉や新芽は元気なのに、下の方の葉が色が変わったり枯れたり落葉するなどという場合は、このレモンマートルの習性が原因かもしれません。
解消する方法としては、大きな鉢に植え替えて根を伸ばす場所を確保してあげたり、根を切りつめてくきや葉も剪定し小さくする方法があります。
また、底面給水鉢という鉢で育てていて枯れてしまうこともあります。
この底面給水鉢は水やりの管理を省くために開発されたものですが、ここに水がずっと溜まっている状態だと、水が腐り酸素不足を起こしレモンマートルが枯れてしまうということがあります。
便利な底面給水鉢ですが、頼ってばかりではなく、毎日観察して早めに変化に気づけるようにすると良いですね。
室内での育て方
レモンマートルを室内で育てる時にまず気にしたいことは、日光です。
レモンマートルは日光を好む植物なので、できるだけ日の当たるところに置いてあげるようにしましょう。
今まで日陰に置いていた、という場合はいきなり日当たりの良い場所に置くと葉焼けの原因となってしまうので、徐々に日当たりの良い場所へ移すようにしましょう。
また、風通しの良い場所に置くことで蒸れを防ぎ病害虫の予防にもなります。
水やりは基本は土が乾いてからたっぷりとおこないます。
レモンマートルは、茎に対して葉が90度に近い状態であれば、十分に水分が足りている状態です。
少しクターっとなってきた時点で水やりをしたくなるところですが、まだ土が乾燥して根が呼吸している状態なので、水やりをする必要はありません。
葉が茎に対して45度以下、30度くらいになったら鉢底から水が滴るくらいたっぷりと水やりをしましょう。
この方法で水やりをしていると失敗が少ないのでオススメの見極め方法です。
冬越しの方法も
レモンマートルの原産はオーストラリアなので、冬でも10度くらいの地域で育ってきています。
日本では冬はもっと気温が下がってしまうので、軒下や室内で管理をするようにしましょう。
冬の寒さや霜に当たると葉が痛み、枯れてしまうので気をつけましょう。
庭植えの場合は株元を腐葉土で覆っておくといいですね。
冬場はレモンマートルは休眠状態に入るため、水やりも控えめに行なうようにしましょう。葉がしおれてくるまで水やりは必要ありません。
また、鉢も春まで変えないようにしましょう。冬に植え替えをすると傷んで枯れてしまうことがあります。
できるだけ日の当たるところで、葉がしおれたらたっぷりと水やりをおこない冬越しをするようにしましょう。
レモンマートルの花言葉も!
レモンマートルは、別名「レモンハニーマートル」や「レモンアイアンウッド」と呼ばれています。
そんなレモンマートルの花言葉は「愛」と「幸運」です。
ヨーロッパで古くから愛を象徴する木、また、幸運をもたらすとされる同属のマートルの花言葉に由来しているようです。
レモンマートルは春〜夏に5〜7mmほどの白色〜クリーム色の花を咲かせます。
花の中心には長く伸びた雄しべが何本かあり、満開期になると全体的にふわふわとした雰囲気をもちます。
愛、幸運といった幸せな雰囲気を持つ花言葉のにとても合っているのではないでしょうか。
まとめ
レモンマートルは日本では観葉植物としてよく出回っています。
そのため室内で育てることが多いと思うのですが、室内で育てていると枯れてしまうこともあります。
原因は日当たりの悪さや水のあげすぎだったということが多いので、もし元気がなくなってきたという場合は、一度見直してみるのもよいかもしれません。
室内で管理する時は、水のやりすぎに気をつけ、日当たりと風通しの良いところで管理するようにしましょう。
元気なレモンマートルを育てられますように。