ヒポエステスは、葉の中に白やピンクや赤色の斑が入る観葉植物です。まだら模様の葉がとてもおしゃれですよね。
土だけではなく、ハイドロカルチャーでも育てられる植物としても人気があるんですよ。
室内と屋外どちらで育てることもでき、様々な場面で使われています。
今回は、ヒポエステスの室内での育て方、お手入れの方法や水やりのコツ、また伸びすぎてしまった時の対処法などについてご紹介します。
ヒポエステスの室内での育て方
ヒポエステスは、耐陰性もありますが日光を好む植物です。
室内で育てる場合でも、日当たりの良い場所に置くようにしましょう。日照不足になると、ヒポエステスの茎が徒長してしまいます。
また、ヒポエステスは日光の影響で葉のきれいさが変わってきます。日陰に置いておくと葉の色が暗くなってしまいます。
日光にきちんと当てることで、斑の模様もきれいに出てきますよ。
特に午前中は、日が当たる場所で管理するようにしましょうね。
ただし、真夏の直射日光は光が強すぎるために、葉が傷んでしまいます。夏の直射日光には当たらないように注意しましょう。
ヒポエステスは寒さに弱く、3℃ほどまでしか耐えることができません。また、冬を越えるためには5℃以上が必要です。
冬の窓際に置きっぱなしにしてしまうと、夜や寒い日などに外気により気温がかなり下がってしまいます。
部屋の真ん中に置いておくなどして、暖かい場所で管理しましょうね。
ヒポエステスは、基本は土が乾いたら水やりをします。夏は土が乾きやすくなるので、土の表面が乾いたら、または乾いてきたら水やりをしましょう。目安は1日に1回です。
冬は生育がゆっくりになるので、乾かし気味に管理しましょう。土の表面が乾いてきて、数日経ってから水やりをしましょう。
ヒポエステスは、生育期の5~9月には肥料を定期的に与えましょう。肥料を切らさないように管理するのが理想です。
液体肥料を使う場合は2週間に1回ほど、置き肥の場合は2か月に1回のペースで与えるといいですよ。
冬は休眠期に入りますので肥料は与えません。秋になり寒くなってきたら、肥料を与えるのをストップしましょう。
用土は水はけのよい土を選びましょう。市販の観葉植物の培養土や赤玉土(小粒):腐葉土を7:3でブレンドすると良いでしょう。
水はけをさらに良くするために、川砂を混ぜると良いですよ。
ヒポエステスは生長がとても速い植物なので、2年に1度は植え替えをするようにしましょうね。
簡単なお手入れ方法水やりのコツは?
ヒポエステスは、生長が比較的早い植物です。
放っておくと葉が多く茂ってしまい、内側が蒸れて病害虫にかかりやすくなってしまいます。
ですから、日ごろのお手入れとして茂りすぎた葉を剪定するようにしましょう。
また、大きすぎる葉は他の葉の養分を吸い取ってしまっているかもしれません。優先的に剪定してしまいましょう。
ヒポエステスは花も咲かせますが、観賞価値は基本ありません。
ヒポエステスの葉を充実させたい場合や花がいらない場合は、花を咲かせないようにするといいでしょう。花芽がついた時点で花穂を切りましょうね。
ヒポエステスの水やりは、土の表面が乾いたら水やりをおこないましょう。
夏は気温が高いため土が乾きやすくなってしまいます。土の表面が乾いたら、または乾いてきたのを確認してから水やりをおこなうようにしましょう。目安は1日に1回ほどです。
冬はヒポエステスの生育がゆっくりになします。ですから、多くの水は必要としませんので乾かし気味に管理していきましょう。
土の表面が乾いてきて数日がたってから水やりをするようにしましょうね。
また、1年を通して霧吹きを使って葉水をしてあげると良いでしょう。葉水をおこなうことで、
葉が生き生きとし、乾燥も防ぐことができます。
伸びすぎたときの対処法も
ヒポエステスは生育が旺盛なので、放っておくと茎が伸びすぎてしまうことがあります。
そのままにしておくと、内側が蒸れて病害虫を招いてしまうことがあります。ですから、茎が伸びすぎていたら早めに切り戻しするようにしましょう。
早めに切り戻すと新しい脇芽が出てきますよ。ボリュームを出すのにもいいですね。
切る長さはバランスを見て適当な場所を切っていきます。株元のあたりで切ってしまっても、暖かい時期であれば問題なく伸びていきます。
また、茎が伸びすぎてしまい倒れてしまうようならば、支柱を立てて支えてあげましょう。
切った茎は挿し木にして、ヒポエステスを増やすこともできます。
まとめ
ヒポエステスは、斑の模様がきれいな観葉植物です。
室内で育てる場合は、日光にきちんとあてるように管理しましょう。
水やりは土の状態を見ながらおこないましょうね。
葉水もおこなうと葉が生き生きとするのでおすすめです。
放っておくと葉が茂って内側が蒸れてしまいます。病害虫にかかってしまう危険もあるので、剪定を日ごろのお手入れでおこなっていきましょう。