美肌に効果があると評判のハトムギは知っていますか。比較的飲みやすく、お子様でも飲むことができるので、麦茶の代わりに飲むという方もいるようです。
スーパーでも買うことができるハトムギ茶ですが、ハトムギ茶を飲むことでイボが治ったという口コミなどもあるようですが、本当なのでしょうか。
今回は、ハトムギ茶の効果について、イボが治るというのは本当なのか、また、幼児にはいつ頃から飲ませても大丈夫なのかということについてご紹介します。
ハトムギ茶の効果
まずは、ハトムギ茶の効果について見ていきたいと思います。
ハトムギ茶で一番有名な効果といえば美肌への効果だと思います。特にニキビへの効果があると言われていますが、これはハトムギの殻をむいた中の粉である「ヨクイニン」が作用しているのです。
「ヨクイニン」はイボやニキビに効果があり、皮膚科で出される漢方薬としてもよく用いられています。
ハトムギ茶はタンパク質、カルシウム、カリウム、鉄、ビタミンB1、ビタミンB2、アミノ酸、脂質、糖質などが多く含まれているので、顔のニキビだけでなく二の腕のぶつぶつやウイルス性の水いぼ、しつこいニキビの解消にも役に立ちます。
アミノ酸の効果で新陳代謝を増進してくれる効果もあります。
また、気管支関係の炎症を取り除いてくれたり、のどの痛みや咳を抑え、たんの切れをよくしてくれる作用があります。ですから、喉からの風邪のひきはじめなどに飲むと症状を緩和してくれて、風邪がひどくなりにくくます。
食物繊維が豊富なハトムギ茶は便秘を解消する効果や、その利尿作用により毒素排出や免疫力を高める効果があります。
それによりホルモンのバランスを整えたり、体内の水の流れを良くすることで毒素を排出するのでリウマチ、痔、神経痛、関節痛などの症状を改善する効果もあります。また、むくみや水太りにも効果があります。
ハトムギ茶の持つ消炎作用により身体の不調を取り除き、健康な状態へと導くこともできます。排膿効果もあるため、イボにたまってしまった老廃物を排除してくれる効果もあります。
他にも、血行促進の効果や代謝をアップさせるの効果もあり、ハトムギ茶には美肌への効果だけではなく、身体を健康にするための様々な効果があることがわかります。
ハト麦茶でイボが治った?
ハトムギ茶を飲んでイボが治るといわれていますが、実際はどうなのでしょうか。
ハトムギ茶に含まれている「ヨクイニン」は、代謝の促進や保湿効果があったり、ターンオーバーを促進させるなどの効果があり、イボやニキビへの効果がある漢方薬としても用いられています。
しかし、漢方薬や市販薬で用いられている「ヨクイニン」は、「ヨクイニン」が凝縮されているものです。ですから、「ヨクイニン」が凝縮されていないハトムギ茶での効果は、即効性はなく、長い目で見て使ったほうが良いかもしれません。
あくまでお茶ですので、飲まないよりは飲んだほうが良いかもしれませんが、ハトムギ茶を飲むだけでイボを完璧に治すのは、時間がかかり、簡単ではないと思っていたほうが良いでしょう。
飲み続けることで多少効果は出やすくなります。3週間ほどで効果が出た、という人もいるようですが、最低でも2か月くらいは飲み続けると効果が実感できるかもしれません。
幼児にはいつごろから大丈夫?
ハトムギ茶はノンカフェイン茶なので、お子様でも飲むことができます。普段飲む麦茶の代わりに、ハトムギ茶を家族で飲むという家庭もあるようです。
では、幼児の場合いつ頃から飲むことができるのでしょうか。
ハトムギ茶は、生後2~3か月の赤ちゃんでも飲むことができます。ただし、赤ちゃんに飲ませてあげるときには、薄めてあげたほうが良いかもしれません。
赤ちゃんに初めて飲ませてあげるときは、体に合わずにお腹が緩くなってしまうという子もいるようなので、様子を見ながらあげるようにしましょう。
また、市販のハトムギ茶は他のものとブレンドされている場合もあるので、スーパーなどで購入するときには、原材料などを見て使用されているものを確認してから購入するのがおすすめです。
まとめ
ハトムギ茶は美肌に効果があり、ニキビやイボの漢方薬としても用いられる「ヨクイニン」を含んでいます。
ですから、肌のターンオーバーの促進を促してくれたり代謝を促進してくれるなどの効果がありますが、ハトムギ茶を飲むだけでイボなどを治すことができるのかというと、長い目で見る必要があるかもしれません。
ハトムギ茶だけに頼るのではなく、薬などと併用して、あくまでも補助のお茶として飲むのが良いのかもしれません。
また、ノンカフェイン、ノンカロリーなので生後2~3か月を過ぎた赤ちゃんでも、薄めれば飲むことができるので、ご家族全員で普段飲む麦茶などの代わりに飲むのも、いいかもしれませんね。
気になった方はぜひ一度、ハトムギ茶を生活の一部に取り入れてみるときのご参考になれば幸いです。