ハトムギ茶には様々な良い効果がありますが、健康というよりは美容に特に効果があることから女性に特に人気があるお茶です。
ペットボトル茶としてもよく売られているので、手軽に飲むことができるということも人気の理由のひとつかもしれません。
そんなハトムギ茶を、今よりももっと効果的に飲むことが出来たらいいと思いませんか。
今回は、ハトムギ茶の効果的な飲み方や効果が出るまでの期間、またハトムギ茶と麦茶の違いについてご紹介していきます。
ハトムギ茶の効果的な飲み方
ハトムギ茶を飲むならば美肌などの効果をさらに得たいと考えることはありませんか。ハトムギ茶をさらに効果的に飲むにはどのような方法があるのでしょうか。
まず、ハトムギ茶は濃いめに出すのが効果を得られやすくなります。
水200ml、ハトムギ大さじ1~2杯又はティーパック1つをやかんに入れて沸かし、弱火で5分ほど煮出します。
ハトムギ茶は水の色が薄く、成分の浸出も低めです。ハトムギ茶に含有されている成分をしっかりと浸出させるには濃く出す必要があります。
いきなり濃く出してしまうと、ハトムギの独特な苦みやクセが出てくるので、それが苦手だという場合は初めは薄めに出して徐々に濃いめに出すようにすると、慣れてくるのでおすすめです。
また、ハトムギを炒ってから煮出すと、香ばしくなりほうじ茶のようになるので飲みやすくなりますよ。
ハトムギ茶を飲むタイミングとして最適なのは、食事前の空腹時です。
ハトムギを漢方で用いる際は、この食前の空腹時のタイミングで飲むように言われます。空腹時に飲むことで、成分の吸収がしやすくなり胃腸の調子が整うという効果もあります。
普段のお茶や麦茶などの代わりにハトムギ茶を飲んでいるという場合は、濃いめに出したハトムギ茶を食前に飲み、食中に薄めのハトムギ茶を飲むと、効果が得られやすくなります。
ただし、ハトムギの1日の推奨摂取量は30gなので、その量を超えないように飲むようにしましょう。
そして、最低でも1か月以上はハトムギ茶を飲み続けるようにしましょう。
美肌になるには、肌のターンオーバーの周期なども関係してくるので、1か月以上飲み続けていることで、肌の調子が良くなっているのを感じてくるでしょう。
どれくらいで効果が出るの?
ハトムギ茶はニキビやイボに効果がある「ヨクイニン」という成分を含んでいます。そのため、ハトムギ茶を飲んでいると、ニキビやイボが改善されやすくなります。
しかし、漢方で用いられている「ヨクイニン」とは違い、凝縮されているわけではないので即効性があるわけではありません。
ハトムギ茶を飲んでニキビが改善したという方の中で、早い方だと2~3週間でニキビが気にならなくなってきて、1か月ほどで治ったという方もいるようです。
しかし、肌のターンオーバーの周期なども考えてみると1~2か月ほど飲み続けていれば効果を感じやすくなるでしょう。
大きさにもよるのですが、イボだと3か月かかったという方もいるようなので、即効性に期待するのではなく、長い目で見て、また薬を飲みながら補助としてハトムギ茶を飲み続けるのがよいかもしれません。
また、お子様に飲ませてあげている場合はお腹が緩くなってしまうことがあるので気を付けてあげましょう。
ハトムギ茶と麦茶との違いも
最後にハトムギ茶と麦茶の違いを見ていきたいと思います。
まずハトムギ茶は、名前の通りイネ科のハトムギを原料に作られています。
ハトムギ茶の効能は、身体の水分を調整する利水作用、イボをとる効果、美肌効果、アトピーの改善、胃の調子を整える効果、腎臓の働きを助ける効果などがあります。
ノンカフェインですが子宮収縮作用もあるため、妊娠中の方は避けたほうがよいでしょう。
一方、麦茶はイネ科の六条大麦を原料に作られています。
麦茶の効能としては、身体のほてりを鎮める、胃の粘膜を守る、抗酸化作用で胃がんのリスクを減らす効果、血流の改善、虫歯の予防、利尿作用によるむくみの改善、便秘予防などの効果があります。
ハトムギ茶と同じくノンカフェインで、麦茶は妊娠中の方でも飲むことができます。
まとめ
ハトムギ茶の効果的な飲み方や美肌への効果の出るまでの期間について、またハトムギ茶と麦茶の違いをご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
ハトムギ茶も麦茶もノンカフェインですが、ハトムギ茶は子宮収縮作用があるので、妊娠中の方は避けたほうが良いとされていますので気を付けるようにしましょう。
美肌に効果のあるハトムギ茶ですが、ハトムギ茶は薬ではないので、効果が出るまで時間がかかることがほとんどです。即効性を期待するのではなく、毎日飲み続け次第に効果が表れるのを待つのが良いかもしれませんね。
また、濃いめに出したハトムギ茶を食事の前の空腹時に飲むことで、栄養の吸収率があがり、さらに効果が出やすくなります。