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フェンネルとは?女性ホルモンや更年期障害への効果と特徴も

フェンネル

フェンネルは消化を助け、胃腸などに溜まったガスを抜いてくれる作用があると言われています。食事をしても、どうも消化不良な時や、お腹にガスが溜まって辛い時などに良いハーブです。

食欲を押さえ、胃腸の働きを助ける作用があることから、ダイエット効果のあるハーブとしても古くから親しまれていて、利尿作用や発汗作用によって、身体のむくみも改善してくれます。

手や足がむくむときなどにお料理につかってみてもいいかもしれません。

フェンネルも、いくつか種類があります。

食用向きのフェンネルは、多年草のスイートフェンネル、2年草のフローレンスフェンネルが一般的によく使われています。

フローレンスフェンネルは根の部分を食用としていますが、どちらも、葉や花を利用することもできます。

種は、クッキーやパン、リキュールなどの香りづけにもよく利用されているようです。

古代エジプト時代にはすでに食用として栽培されていて、アニスというスパイスによく似た、少し甘い独特な香りがします。

私は最初はあまり好みではありませんでしたが、年齢を重ねるごとに、フェンネルの香りで気持ちも落ち着く様になってきました。

目次

フェンネルの語源・起源

フェンネルは、英語で「fennel」と書きます。

元々は、干し草や牧場を意味する「foenum」というラテン語に、小さいことを意味する「-cle」「-cule」がついて、「foeniculum」となり、これが時代とともに変化していき、「fennel(フェンネル)」となったと言われています。

語源から、フェンネルが生えている牧場の青々とした情景が目に浮かぶようです。

フェンネルの特徴は

フェンネルは、せり科の香辛料の一種で、日本でも古来「ウイキョウ」といって、漢方薬としても親しまれています。

可愛らしい花穂からは想像できませんが、高さが2mにも達する大型の多年草です。

このウイキョウの種(フェンネルシード)を乾燥させたものがカレーや魚料理、ピクルスの香味付として利用されています。

なじみ深いものでは、太田胃散仁丹にも使われている、と言えば、なんとなく香りのイメージが湧くのではないでしょうか。

フェンネルシードを使った、フェンネルのハーブティーは、甘みの中に感じるスパイシーな香りが特徴です。

フェンネルはその独特な香りが特徴ですが、少し苦手と言う場合は、カモミールやペパーミント、レモンバームなど、爽やかな香りのするハーブと組み合わせて頂くと、飲みやすくなります。

他にも、酸味のあるローズヒップや、レモングラスとのブレンドもおすすめです。

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更年期障害にも効果あり?気になるフェンネルの成分は

フェンネルは、女性の更年期特有の火照りや、不眠の症状、気持ちが落ち込む不安症などにも効果があるとされています。

それは、フェンネルに含まれるエストロゲンと言う、女性ホルモンによく似た働きをする植物成分によるものだそうです。

更年期になると、体内の女性ホルモンが減少して、それによって起こる、いろいろな体調変化が女性を悩ませていますが、フェンネルの植物性エストロゲンによって、軽減されるともいわれています。

妊娠中、授乳中は避けた方がいい理由

フェンネルは、母乳が良く出るハーブとして、妊娠中や授乳中にハーブティーとして飲用されることも多いと聞きますが、最近では、その危険性も言われているようです。

それは、前述のフェンネルに含まれる植物性エストロゲンと言われる、女性ホルモンによく似た成分が原因ともいわれています。

便秘解消のために、授乳中のお母さんがフェンネルのハーブティを多量に摂取していたところ、赤ちゃんが低血圧や嘔吐、などを起こしたともいわれていて、妊娠中や授乳中は控えたほうが良いハーブのひとつです。

便秘解消のためであれば、ローズヒップティーやカモミールティーなどもあります。

母体にも、赤ちゃんにも支障のないハーブを体調に合わせてハーブを選ぶと良いですね。ハーブティー以外でも乳酸菌を多く摂取したり、水溶性食物繊維の豊富な豆乳を食事に取り入れたりしても効果的です。

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まとめ

ハーブも、お料理に使ったり、ハーブティーとして楽しむのには、植物ですから、成分についてそれほど神経質になる必要はありません。

ただ、身体に良いからと言って一日に何杯も飲用したり、極端に多量に摂取すると、健康に影響を与える場合もあります。

それは、他の食品も同じことだと思います。何事も、バランスが大切だということでしょうか。自分の体調をみながら、ハーブを生活の中に上手に取り入れていけるといいですね。

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