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クレアオースチンをオベリスクやアーチで楽しむ仕立て方のコツ

クレアオースチンの仕立て方

クレアオースチンは、つる性のバラということで、フェンスやアーチ、オベリスクなどの構造物へ誘引して育てられることが多いのですが、仕立て方にコツがあるのはご存知ですか。

そもそも、フェンスやアーチは聞きなれている言葉ですがオベリスクはあまり聞きなれない言葉ですよね。どのようなもののことをオベリスクというのでしょうか。

今回は、クレアオースチンのオベリスクやアーチへの仕立て方やコツについてご紹介します。

目次

クレアオースチンのオベリスク

https://twitter.com/shirataaya/status/1666765419674206213

まず、オベリスクとは何なのでしょうか。オベリスクは、つる性植物全般に使えるガーデニングアイテムで、立体的な支柱のことです。

オベリスク仕立てにすることで、狭い場所でつるバラを仕立てることができます。

オベリスクのサイズを決める

オベリスクはサイズが様々です。直径が小さいとクレアオースチンを誘引するときに枝がまきづらくつるが折れてしまうこともあります。

枝のだいたいの長さを測って、枝数を見てオベリスクの大きさを考えます。クレアオースチンの枝の直径にもよりますが、直径が3cm以上の時は直径が大きめのものを選びましょう。高さは最低でも50cm、できれば250cmほどのものだと良いでしょう。

オベリスクの位置を決める

まず、オベリスクを庭に固定します。いろいろな方向から確認して、地面と垂直になるように微調整しながら立てるようにしましょう。設置する場所に竹などを打ち込んで穴をあけてから差し込むと簡単に立てられます。

直径が5cmくらいの短い支柱をすぐ近くに打ち込んでくくりつけると、倒れにくくなりますよ。

オベリスクをたてた隣に、クレアオースチンを植える穴を掘り、堆肥か腐葉土、バラの肥料を混ぜて植え付けます。

オベリスクにバラを誘引する方法

つるが伸びてきてクレアオースチンのつるを誘引するときは、左右均等におこなっていくようにしましょう。そうすることで、どちらかに傾いてしまうことを防ぐことができます。

また、主枝にする太いつるはあまり曲げようとしないで、自然に伸ばすようにすると良いでしょう。

オベリスクにあらかじめ麻ひもを結んでおくか、洗濯ばさみをつかって仮止めをしながらおこなうとやりやすくなります。

剪定はオベリスクに沿って行う

オベリスクにクレアオースチンを誘引するときは「オベリスク段差剪定でまっすぐ沿わせて、枝に長短をつけるのがおすすめ」です。オベリスク全体に花をつけるように誘引していきましょう。

クレアオースチンに限らずつるバラは、シュートの先端部分のほうに花が充実しやすいという特徴があります。そのため、シュートの長さを変えることで全体的に花が咲くようにすることができます。

この方法が段差剪定の狙いということになります。

クレアオースチンをオベリスクで管理するときは、一番花が咲き終わったら花がらを葉もつけて20cmくらい切り落としましょう。

誘引したつるは毎年冬に取り外してまき直しをすると、美しい姿を保つことができます。

アーチで楽しむ

クレアオースチンをアーチで楽しみたいという場合は、12月中旬~1月中旬におこなうようにしましょう。時期が遅れてしまうと枝が折れやすくなってしまうので気を付けましょう。

アーチで管理する場合は、クレアオースチンが大人になるまでは鉢で管理すると失敗しにくくなります。

まずは、いらないつるの剪定をおこないます。アーチ側面につるを誘引していきます。太いつるを格子に沿ってS字に絡ませていきます。

その後細いつるを絡ませていきましょう。

仕立て方のコツ

クレアオースチンの新苗を購入したら、大人になるまで鉢で管理するのがおすすめです。初めから地植えにしてしまうと、花が咲くまでに時間がかかってしまいます。

また、鉢で育てていると状況により置き場所を変えることができるため、苗が病害虫の被害にあいにくくなります。

誘引時期は6月~7月の成長期に

クレアオースチンを仕立てるときには、6~7月に株元からシュート(太い芽)が出てくるので、摘心せずに長い支柱を立てて曲げないようにまっすぐに誘引しましょう。

枝先を下げるとつるが枯れてしまう原因になります。なるべく枝先を下げないで水平に配置していくようにしましょう。

また、初めは太めのつるを誘引していきます。そして空いたスペースに細いつるを配置していき、全体に花をつけるようにしましょう。

隣り合うつるとは、5cmほどの間隔をあけておくのがポイントです。

まとめ

クレアオースチンのオベリスク仕立てやアーチ仕立ての方法などを見てきましたが、いかがでしたか。

木立ち性のバラと違う部分もあるため、少し難しいと感じたかもしれません。しかし、基本的な仕立て方としては、大人になったクレアオースチンを全体に花がつくように誘引していくこということになります。

花つきが悪い枝など余計な枝は剪定していきながら、太い枝~細い枝の順番で誘引していきましょう。また、シュートの先のほうに花がつくことを考えながら、剪定、誘引して仕立てていくと見た目がとても美しく出来上がります。

だいたいのコツをおさえながら、なんとなく誘引していて成功したという人も少なくないので、ぜひアーチやオベリスク仕立てでクレアオースチンをお楽しみください。

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