キレイな花を咲かせていたゼラニウムが、気がついたら葉がしんなりとして黄色くなっている…という経験はありませんか。
もしかしたら、葉が黄色くなった原因はゼラニウムが「根腐れ」を起こしているのかもしれません。
根腐れを起こしてしまったゼラニウムはどのようにして元気な状態に戻すことが出来るのでしょうか。
ここではゼラニウムの葉が黄色くなる原因、根腐れをおこす原因や対処法をわかりやすくご紹介します。
ゼラニウムの葉が黄色に!その原因は?
ゼラニウムの葉が黄色くなってしまうと病気になってしまったのではないかと心配になりますよね。
ゼラニウムの葉が黄色になってしまう原因はいくつか考えられます。
例えばゼラニウムの苗をホームセンターなどから買ってきて間もない時期に黄色くなってしまった場合は、環境の変化によるものと考えられます。
ゼラニウムは環境が変わってしまうと変化についていけず葉が黄色くなることがあります。
もし葉が黄色くなってしまっていても、新芽が伸びてきていて花づきが良ければ病気ではないのであまり心配する必要はありません。
ゼラニウムが環境に慣れるまで、黄色くなってしまった葉を取り除きながら様子を見るようにしましょう。
また、肥料不足により葉が黄色くなることもあります。そういえば肥料をあげていないなと思った時は、週に1回程度薄めた液体肥料をあげると良いでしょう。
25℃以上の暑い日が続いている場合は、気温条件により葉が黄色くなっているのかもしれません。
真夏など暑い日が続く時期は、涼しい日陰などに置いてあげるのがベストです。
また、コンクリートの上にそのまま鉢を置いてしまうと、熱が直に伝わってしまいます。ですから、そのような場合はブロックやすのこを置いて熱を逃がしてあげるようにしましょう。
ゼラニウムは梅雨の時期の多湿や冬の雪や霜にも弱いハーブです。そのような時期には家の中にいれてあげるなど寒さや多湿を防げるようにする必要があります。
どの時期も葉が黄色くなってしまったら、黄色い葉をその都度取り除き、新芽が出ているか確認するようにしましょう。
鉢の底を見てみた時に根が一杯になってしまっている場合は根詰まりによって葉が黄色くなったのかもしれません。
根詰まりは鉢をひと回り大きい鉢にしてあげることで解消できますので、植え替えるのが良いですね。
根腐れを防ぐ方法と 枯れそうなときの対策も
ゼラニウムの株の元気がなくなり腐った臭いがする…そんな時はゼラニウムが根腐れを起こしている可能性があります。
根腐れとはいったいどのようなもので原因にはどのようなものがあるのでしょうか。また、対策する方法はあるのでしょうか。
根腐れの原因は何?
根腐れとは、名前の通り根っこが腐って黒くなり腐った臭いがすることもあります。放置しておくと株が元気がなくなり、株全体を腐らせてしまうこともあるので気をつけましょう。
そのような根腐れを起こしてしまう原因は水やりにありことが多いといえます。
土の表面にチップや飾り石があり土の状態を確認することが出来ないまま水あげを行っていたり、毎日水をあげていると根腐れを起こしやすくなります。
室内で育てているゼラニウムは、土が乾きにくい場合もあります。土が濡れているまま水をやり続けてしまうと、酸素不足になり嫌気性菌が増殖し根腐れを起こしてしまうのです。
室外で鉢で育てている場合も、水はけ用の穴が塞がってしまうと水が流れでなくなってしまいますので、きちんと水が出るか確認するようにしましょう。
根腐れの対処法
一度根腐れを起こしてしまった株は元に戻ることはありません。
ですから、挿し木や植え替えなどをして対処するのが一般的です。
植え替えをする手順は以下の通りです。
植え替えの手順
- ゼラニウムの根についた土を丁寧に落とす
- 変色している根や腐ってしまった根は清潔なハサミで切り落とす
- 根の大きさを見ながら茎や葉をバランスよく切りそろえる
- ゼラニウムが好む状態の土に植え替える
- 水やりを控え、明るい日陰に置き新芽が出るまで様子を見る
- 新芽が出たのを確認したら、ゼラニウムが好む環境に置く
根腐れを起こしたゼラニウムを植え替えする時には、肥料を与えないのもポイントです。
あげる際は新芽が出たのを確認してからにしましょう。
ゼラニウムが枯れそうなときの対策も
ゼラニウムが枯れてしまう原因は、根腐れ以外にも水や肥料のあげすぎ、また土の環境などが考えられます。
どの原因の場合でも、植え替えをすることで株が元気になりやすいと考えられます。
株の元気が有る無しにもよりますが、まだ株が元気になることができそうな場合は挿し木用の挿し穂と株に分け、株は根の状態にあわせてコンパクトにしてみましょう。
植え替えの手順は先程の根腐れを起こした時の植え替えと同じで大丈夫ですよ。
根を傷めないように丁寧に扱うことと、酸素がしっかり入っていて良く耕された土に植え替えることで、再び元気に育ってくれます。
それでも、時には元のよう元気にならず、そのまま枯れてしまうこともあります。株が元気にならなかった場合のことも考えて、挿し木もしておくと安心かもしれませんね。
追加で肥料を与えるタイミング
ゼラニウムの花を次から次へと咲かせるには、肥料は必要不可欠ですが多くあげすぎると根腐れや枯れてしまう原因となります。
追肥する時期としては、早春〜初夏、そして秋に行います。月でいうと4月〜6月、そして9月〜10月頃が良いでしょう。
緩やかに効くタイプのハイポネックスなどの液体肥料を1週間〜2週間に一度入れてあげます。
元肥として選ぶものは窒素とリン酸がバランスよく配合されているものですが、追肥の場合はリン酸が多めの液体肥料を選ぶと花が次々と咲きやすくなります。
まとめ
ゼラニウムは気温条件や水やりの仕方などで葉が黄色くなってしまうことがあるのですね。
水やりは土の状態を見て、土が乾いている状態の時にたっぷり水をあげる、というのがポイントです。
受け皿に水が溜まっている場合なども気をつけた方が良いかもしれません。受け皿に溜まった水は、そのままにしておくとカビの発生源になることがありますので、こまめに捨てるようにして下さいね。
根腐れを起こして手遅れになる前に、根や株の様子を見ながら花を楽しめるといいですね。
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