インドや古代エジプトなどで紀元前から使われ、最も古くから知られているスパイスのカルダモン。
「スパイスの女王」とも呼ばれシナモンなどと一緒に特別なスパイスとして重宝されています。
カレーやチャイなどの料理にも使われるカルダモンですが、このカルダモンが脳に良いというのはご存じですか。
今回は、カルダモンが脳に良い理由やカルダモンを使った簡単なレシピ、カルダモンのホールとパウダーの違いについてご紹介します。
カルダモンは脳に良い?その理由とは。
カルダモンはテレビなどのメディアでも「脳の機能が高まる」として報道されたことがあります。
本当なのか、と疑ってしまうかもしれませんがこのことは実験により実証されていることなのでだそうですね。
カルダモンの清涼感のある香りは、テルピネオールやシネオールなどという物質などで作られているのですが、この香りが脳を活性化させる物質なのです。
また、緊張や疲れを解きほぐして癒してくれるので、脳をリフレッシュしてくれる働きもあります。
カルダモンをからだに取り入れることで、脳(前頭葉)の酸素消費量が変化し血液循環が良くなり脳を刺激し活性化することで、集中力がアップします。
このように集中力が上がったり、脳がリラックスし活性化することから、カルダモンが脳に良いと言われ、人気を集めているのです。
パウダーとホールで効果に違いがあるの?
カルダモンを買おうと思って売り場を見ると、パウダーのものとホールのものを見つけて、どっちを買えば良いのか、と悩むかもしれません。
一般的にパウダーは、そのままでも香りがたち色がつくため、素材に練りこんだり下ごしらえや仕上げ等に使います。
お菓子作りで生地に練りこんだり、仕上げ用のカルダモンシュガーなどとして使う時は、パウダーを選ぶと使いやすいかもしれませんね。
また他のスパイスとブレンドする時は、パウダーの方がブレンドしやすいと言えます。
一方ホールはというと、折ったり傷つけたりして香りを引き出して使います。パウダーに比べて香りが長持ちするという特徴もあります。
長時間の加熱にも適しているので、煮込み料理にはホールを使うのがオススメです。
他にも炒め物の時に油にカルダモンホールを入れ、弱火でじっくり炒めることで油に香りを移すことができます。
マリネやソース、ドレッシングなどの液体にもホールを使うことで香りが移るのでオススメです。
ホールで購入し、使い道によってすりつぶしたり砕いたり…というのが理想ですが、手間がかかってしまうため、使い道によってパウダーとホールを使い分けるのがいいかもしれないですね。
カルダモンを使った簡単レシピ
カルダモンのパウダーとホールを使った簡単なおすすめレシピを、1つずつご紹介します。
コーヒープチパンケーキ
まずは、カルダモンパウダーを使ったコーヒープチパンケーキのご紹介です。
- 中力粉(80g)、薄力粉(20g)、てんさい糖(20g)、塩(ひとつまみ)、インスタントコーヒー(小さじ2)、カルダモンパウダー(小さじ1/2)をボウルに入れ混ぜ合わせます。
- 豆乳(130g)、なたね油(小さじ1)を1に入れて混ぜます。
- 混ざったら、温めたフライパンに2をすくい落とします。
- 表面に気泡ができてきたらひっくり返し、2〜3分焼いて完成です。
お好みで蜂蜜をかけても美味しいです。
混ぜて焼くだけのヘルシーなパンケーキです。
作り方も簡単ですし、カルダモンとコーヒーで大人な香りがしてとても美味しいです。
mukoaiさん
インド風ミルクティー
続いてはカルダモンホールを使った、ドリンクの紹介です。
- ポットに紅茶葉(小さじ4)、カルダモンホール(1〜2個)、生姜(少々)を入れて熱湯を注ぎます。
- ミルク(200cc)をレンジで温めておきます。
- カップにミルクと紅茶を入れて完成です。
ミルクティーに使う生姜は生でも乾燥でも大丈夫です。
チャイのようなインド風のミルクティーをとても簡単に作ることが出来るので、是非お試し下さい。
まとめ
今回はカルダモンの使い方などについて見てきましたが、いかがだったでしょうか。
カルダモンはスパイスコーナーなどでホールやパウダーとして売っていることもあるので、気になった方はぜひ作ってみてください。
今回ご紹介したレシピ以外にも簡単に作れる料理が沢山あるので、調べるのも楽しいかもしれません。
寝起きにカルダモンを摂取すると、脳の活性化に特に役立つことも分かっています。
インド風ミルクティーを作って、朝に飲むのもいいかもしれませんね。