お盆を過ぎた頃から、少しずつ朝夕の暑さも和らいできたと思ったら、今年の夏は随分と蒸し暑いですね。
夏の終わりから秋にかけて、空気が気持ち良くなり、外出の機会も増えてくるのではないでしょうか。山や森は、これからがレジャーも楽しい季節ですね。
この時期、カメムシや蚊も、増える時期です。蜂も、冬に向けての準備を始めるため、活発に活動しています。
ちょっと外に出ただけで、玄関先の草むらで蚊に刺されてしまったり、裏口から出入りする時に、一緒に蚊が入ってきて、耳元でプーンなんて音がすると、夜でも目が覚めてしまいますよね。
そこで、虫を寄せ付けない対策、虫よけスプレーの出番です。
虫よけスプレーも市販のものもありますが、今回は、アロマオイルを使って、簡単に作れる虫よけスプレーの作り方をご紹介します。
ハーブの虫よけスプレーを精油で手作りできるってほんと?その簡単な作り方
用意する物
- スプレーボトル(50mlのもの)
- 精製水(45ml)
- エタノール(5ml)
- 精油(10滴程度)
以上です。思ったより、少なくないですか?
精油は、お好みのもので・・・と言いたいところですが、虫よけに良い、虫の嫌う香りのアロマオイルがあります。
- レモングラス
- ペパーミント
- ゼラニウム
- ローズマリー
- ラベンダー
他にも、ユーカリやレモンなど、柑橘系の香りも虫よけになります。
用意するスプレーボトルは、50mlか100mlくらいの、早めに使い切れる量がいいと思います。
アルコールが防腐剤の代わりになるとは言いますが、念のため、だいたい1週間くらいで使い切れる分量で作るといいでしょう。
今回は、50mlのスプレーボトルで作ってみました。100mlで作る場合は、分量の倍を考えて頂くといいと思います。
エタノールや精製水は薬局・ドラッグストアーでも簡単に入手できますよ。
では、作り方です。
虫よけスプレーの作り方
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(アロマオイルの配合:レモングラス6滴・ラベンダー3滴・ゼラニウム1滴)
以上で、虫よけアロマスプレーの出来上がりです。
オイルと水なので、中身が分離していることがあります。使う前は、軽く振ってからスプレーしてくださいね。
アロマオイルの配合は、お好みで調整してみて下さい。私は、ラベンダーの香りが大好きなので、ゼラニウムよりもラベンダーを少し多めに入れてみました。
計量カップで作った溶液をスプレーボトルに移す時に、スポイトや小さめの漏斗(ろうと・じょうご)があると便利です。
100均に行くと、ボトルや小さな器具などがセットで売られていたりして、意外と重宝します。スプレーボトルも、目盛付のスプレーボトルもあるようなので、それだと計量も楽々ですね。
手作りスプレーの注意点
手作りスプレーを使うにあたって、いくつか気を付けていただきたいことがあります。
手作りだから刺激も少なくて、どんなふうに使っても大丈夫、というわけにはいきません。
直接目や口のような粘膜に入ったりしないよう、風向きやスプレーする距離などを考えて使って下さい。
保存料を含まないので、1週間、長くても2週間以内に使いきってください。使い切れる分量を考えて少なめに作るといいかもしれません。
保存は、高温多湿を避けて冷暗所へ。風通しがよくて、直接日光が当たらないところに保管して下さい。
屋外で使うスプレーですので、冷蔵庫は、庫内の食品に雑菌が繁殖する可能性がありますので、避けた方がいいようです。
アロマオイルにも、セラピーグレードやメディカルグレードなど、その植物の育つ環境や抽出方法などによって、グレードの違いがあります。
メディカルグレードやセラピーグレードのアロマオイルなら、肌に直接つけることが出来るようですが、気軽に楽しめる、すぐに手に入るようなアロマオイルは、直接肌につけることを禁じているものもあります。
今回作ったアロマスプレーくらいの濃度であれば殆ど問題ありませんが、念のため、直接肌に振りかけるのには注意が必要です。
乳幼児や、妊婦さん、または、肌が敏感になっている時などは、使用を制限して下さい。
衣服にスプレーして香らせるだけでも虫よけ効果が期待できます。
お部屋にも利用でる虫除け対策
お部屋の中であれば、カーテンや網戸にスプレーするなど、お部屋の虫よけ対策にも利用できます。
殺虫効果のあるような化学物質を使っていないので、安心して使えますね。虫を殺す、というよりは、虫が寄り付かない、と言う感じでしょうか。
天然の軽やかな香りがリラックス効果を誘います。
レモングラスは気分をリフレッシュさせてくれる香りです。ラベンダーは気持ちをリラックスさせてくれて、安眠を誘う効果もあると言われているので、寝苦しい夜などにも効果があるかもしれませんね。
自然の香りを楽しみながらアロマ効果でリラックスでいるの虫除けスプレー、試してみて下さいね。
まとめ
アロマオイルで簡単に虫よけスプレーを作ることができます。
容器は、100均(ダイソー)やセリアにあるものを使ってもよいでしょう。
アロマオイルは、なるべくオーガニックの製品を選ぶと更に安心感も増しますね。
同じような精油(アロマオイル)でも取れる地域や製品の状況によって中身の質が変わってきますし、香りの雰囲気も違うものも多いようです。
心配であれば、有機栽培やオーガニックの表記のあるものを選ぶと良さそうです。
それでも、手作りなら市販の虫よけよりだいぶん安心なので、赤ちゃんやペットがいるご家庭でぜひ試して見てくださいね。