観葉植物として古くから根強い人気のあるパキラ。
和室、洋室問わずどんな部屋にも合うパキラは、丈夫な植物なので初心者の方でも育てやすく、観葉植物を育てるのが初めてという方にもおすすめです。
土だけではなく、ジュエルポリマーを使ったハイドロカルチャーでも育てることができます。
そんな観葉植物のパキラとはどのような植物なのか、室内での育て方について、冬や夏の失敗しない水やりの方法についてご紹介します。
パキラとは、どんな植物なの?
パキラとはどのような植物なのでしょうか。
パキラはアオイ科パキラ属に属する高さ20mほどにまでなる高木です。一般的に広く出回っているのはグラブラ種というものです。初めはアクアティカ種とされていましたが、誤認であると分かり現在ではグラブラ種とされています。
原産国は中南米などで、熱帯アメリカに分布する熱帯性の樹木です。本来は高さ20mほどにまでなりますが、園芸では10cm~2m程度になっています。
葉は、細長い楕円形をしていてやや厚みのある葉です。手を広げたような5枚の葉を持つのも特徴です。
一般的にみられるパキラは、苗を3~5株編んだ株や幹の基部が膨らんだ株をミニ観葉植物や大鉢仕立てで売られています。
英語名では「ガイアナナット」和名では「カイエンナット」と呼ばれています。また「money tree」「発財樹」という別名もあり、縁起の良いことから贈り物としても好まれる植物です。
生命力が旺盛でどこから切っても新芽が出やすく、日陰、乾燥、病害虫にも強いことから観葉植物を育てたことがない初心者の方にもおすすめです。
また、ジュエルポリマーを使ったハイドロカルチャーでも育てることができるので、土が苦手ン方でも育てることができます。
風水でもパキラは観葉植物として育てやすくてお部屋に置くと「気」が良くなると言われていますね。パキラとは?(ウィキペディア)
パキラの室内での育て方
パキラは観葉植物として売られていることが多いため、室内で育てることが多いかもしれません。室内ではどのように育てればよいのでしょうか。
パキラの日当たりは?
パキラは耐陰性が強い植物のため、日当たりが悪くても育てることができます。ですが、長期間日陰で管理してしまうと、株が軟弱になり枝葉が折れやすくなってしまいます。レースのカーテン越しなどで十分ですので、できれば日光の当たるところに置いたほうが良いでしょう。
パキラを置くのに適した場所は
また、エアコンの風などが直接当たらないような場所に置くようにしましょう。また5℃以下になるとパキラが枯れてしまうので、5℃以下にならないように管理するようにしましょう。
パキラの水やりのコツ
乾燥にもパキラは強いので、土の表面が乾いたら水やりをおこないましょう。水やりをしすぎてしまうと、根腐れを起こしてしまうこともあるので気を付けましょう。
パキラに適した土の選び方
土は水はけのよい土を使うようにします。市販の観葉植物用の土や、赤玉土(小粒):腐葉土:堆肥を7:2:1の割合で混ぜたものなどを使いましょう。
肥料は基本はいりませんが、株を大きくしたいときは春~秋に緩効性化成肥料を2か月に1回与えましょう。
パキラに植え替えは必要?
パキラは成長が速い植物です。植え替えは生育に応じて、小さい株であれば年に1回ほど、大きい株であれば2年に1回ほどおこないましょう。
パキラの切り戻しについて
6~8月には、伸びすぎてしまった枝を切り戻し、仕立て直しするようにしましょう。パキラはどこから切っても新芽が出るため、剪定も気軽におこなうことができます。植え付けも植え替えと同じ時期におこないましょう。
パキラの日常管理について
パキラの日常管理は意外と簡単なので、ちょっとしたコツが必要ですが、基本的には植物が喜ぶ環境が大切なんですね。
冬や夏の失敗しない水やりの方法も
パキラを上手に育てるには、水やりにコツがあります。
気温が10度以上になる春~秋はパキラの成長期になります。ですから、土の表面が乾いたらたっぷりと水をあげるようにしましょう。
気温が10℃以下になる冬は、休眠期なので水をあまり必要としなくなります。ですから、水やりの回数を減らすようにしましょう。土の表面が乾いてから2~3日経ってから水やりをします。
パキラを乾燥させて樹液の濃度を高めることで、耐寒性をあげることができます。水やりの回数を減らして葉が落ちてしまうようなら、回数を少し増やしましょう。
葉水もパキラには大事な水やりです。葉水をすることで乾燥のしすぎを防ぎ、ハダニやアブラムシなどの害虫予防にもなります。毎日1回は、霧吹きを使い葉水をおこないましょう。
また、室内で育てていると葉にほこりが溜まりやすくなります。葉水の時に、濡らしたティッシュやハンディモップで掃除してあげるようにしましょう。
まとめ
観葉植物パキラは、観葉植物を育てるのが初めてという方にもおすすめの植物です。乾燥や日陰、病害虫にも強く水やりに気を付けていれば枯れることはほとんどありません。
室内でパキラを育てるときは、日当たりが悪いところでも育てることができます。長期間日が当たらないと弱くなってしまうので、たまに日当たりの良いところにおいてあげるようにしましょう。
パキラの水やりは、時期によって変えると良いこともわかりました。難しくない方法ですので、パキラを育てるときにはぜひ水やりの方法を参考にしてみるのはいかがでしょうか。
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