レモンマートルは「レモンハーブの女王」とも呼ばれている、クリアなレモンの香りがするハーブです。
さっぱりとした香りがし、古来から香りの良い薬草として利用されていたレモンマートルですが、レモンマートルにはどのような効果や効能があるのでしょうか。
今回は、レモンマートルの精油の効能について、おすすめの使い方や注意点、レモンマートルを使った虫除けスプレーの作り方などについてご紹介します。
レモンマートル精油の効能
レモンマートルの精油にはどのような効能があるのか、見ていきたいと思います。
レモンマートルは、シトラールという香り成分がとても多く含まれています。
その香りを嗅ぐことで、精神を安定させてリフレッシュすることができたり、集中力をアップすることができます。
また肌を艶やかな状態に保ってくれたり、水虫の改善、免疫力を高めるのにも役立ちます。
抗ウイルス作用、抗炎症作用、抗菌作用、殺菌作用などがあるため、風邪やインフルエンザ、ヘルペスなどの改善や緩和そして予防にも効果があります。
血圧を低くする血圧降下作用など、血液や血管にも作用するので、血行不良からの冷え性や肩こりや腰痛、筋肉痛などの筋肉の強張りから起こる痛みも軽減することができます。
また、微生物の感染力を抑止する消毒作用、痛みを緩和する鎮痛作用、イライラや興奮などの神経の過活動を鎮める鎮静作用、そして腐敗防止作用やデオドラント作用などもレモンマートルには期待できます。
使い方のおすすめは?
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レモンマートルは、石鹸と一緒に使ったり、デオドラントして使うことができます。
トリートメントに混ぜて使うのも、頭皮がすっきりとし臭いを防いでくれるのでオススメです。
しかし、シトラールという成分が9割以上を占めているレモンマートルは、肌への刺激が強めのハーブです。
ディフューザーなどで蒸気として使っても、高濃度だと肌への刺激を感じるほどです。
ですから肌へ使用する場合は、1%以下へ希釈、顔への使用の場合は0.5%以下へ希釈してから使うようにしましょう。
妊娠中の方や肌の弱い方は使用を避けるか、ごく少量をパッチテストをおこなってから使うようにしましょう。
また、レモンマートルは虫除けとしても効果があります。
虫除けスプレーの作り方はこのあとご紹介しますので、そちらをご覧ください。
レモンマートルに虫よけ効果があるの?
レモンマートルは虫除けとしても効果があります。
それは、成分にエタノールが入っていることと、虫が嫌うシトラールという成分が入っているからと言えます。
ただし、レモンマートルを鉢植えなどで育てているだけでは虫除けにはあまり効果がありません。
ですから、アロマスプレーなどを作り、部屋や網戸に散布すると良いでしょう。
また、ペットのノミ取りやカーペットや畳のダニにも効果があると言われています。
レモンマートルで作った虫除けスプレーは、爽やかですっきりとした香りを持つ虫除けスプレーになるので、気持ちもリフレッシュできるかもしれませんね。
レモンマートルで虫よけスプレーの作り方
レモンマートルを使った虫除けスプレーの作り方をご紹介します。
無水エタノール10mlにレモンマートルの精油5滴、レモングラスの精油10滴、ゼラニウムの精油20滴、ラベンダーの精油20滴、シトロネラの精油20滴を入れて混ぜます。
その後精製水を90ml入れて混ぜ、スプレー容器へ移したら完成です。
全体的にさっぱりとした香りの精油を使っているため、爽やかな香りのする虫除けスプレーになります。
また、精油ではなくレモンマートルの生葉を使っても虫除けスプレーを作ることができます。
まずレモンマートルの葉をちぎり、瓶にレモンマートルをいっぱいいっぱい詰めます。
ホワイトリカーを瓶いっぱいにゆっくりと注ぎ入れます。それを2週間ほど寝かせておきます。
2週間ほど寝かせたら葉を取り除きます。この時点で色が黄金色に変わっています。
レモンマートル液1:精製水5の割合で混ぜ、スプレーの容器に入れて完成です。
時間が少しかかりますが、生の葉でも作ることができるので家で育てていて虫除けスプレーを使いたい場合などはこちらもオススメです。
まとめ
レモンマートルは、すっきりとしたレモンの香りがするハーブです。
風邪やインフルエンザなどの症状を緩和したり、予防するのにも役立ちます。
ハーブティーとして飲むだけではなく、精油を使いディフューザーなどで楽しむのも良いですね。
ディフューザーで使う場合は、高濃度だと肌への刺激を感じる場合がありますので、少量から使ってみるようにしましょう。
また、肌へ使う場合は1%以下、顔へ使う場合は0.5%以下に希釈することを忘れないようにしましょう。
虫除けスプレーとしての効果も期待できるので、ぜひ作ってみてください。