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ジュニパーベリー精油の効能!アロマの注意点・妊娠中や授乳中は?

ジュニパーベリー精油の効能とアロマの注意点

今回、紹介するのはジュニパーベリー精油です。
果実から抽出される精油ということもあって柑橘系の香りというイメージがつきがちですが、実際は森林浴を思い起こさせる樹木系の精悍な香りを持ちます。

ダイエットにも有効なその効能や注意点などについても解説して参りたいと思います。

目次

ジュニパーベリーとは

まずはジュニパーベリーという植物について紹介していきましょう。

和名は「セイヨウネズ」、「トショウ」。北半球の乾燥地域に広く分布する常緑の針葉樹です。

その歴史は非常に古く、人類が最初に利用した植物の一つと言われ、魔除けのアイテムとして数々の宗教的儀式でジュニパーの枝などが焚かれてきました。

11世紀には、イタリアの修道士がジュニパーベリーを使って蒸留酒を生み出します。この蒸留酒は、中世~近世の改良の時代を経て、現代では洋酒「ジン」という形で私たちの喉を潤してくれています。

そんなジュニパーベリーの精油は果実から抽出されます。
「ジュニパー」や「ジュニパーベリー」とも表記されますが表記が違うだけで、実際は全く同じものなのでご安心を。
その香りは柑橘類というよりは樹木類のものをもちつつも同じ樹木類のシダーウッドやパインのような重々しさをもたない為、単独でも非常に利用しやすい精油として高い人気を持っています。

ジュニパーベリー精油の効能

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西洋では昔から親しまれていたジュニパーベリーには、一体どんな効果があるのでしょうか。ジュニパーベリーの効能についてご説明していきましょう。

高い利尿効果

ジュニパーベリーを語る上で最も欠かせない効能に高い利尿作用が挙げられます。
過度な飲酒、暴食で体に溜まった毒性物質を排出するのに一役買っています。

前項で挙げたジンの起源となる蒸留酒も嗜好品というよりも伝染病や解熱用の薬用酒として開発・改良を施されたと伝わります。(中世欧州では黒死病が流行していました。)

毒性物質を排除することで、リウマチや陣痛の痛みを和らげることができるなどそのメリットは非常に高いです。
無駄な水分を放出することで肥満や浮腫みの解消にもつながりますね。

ジュニパーベリー精油と同じくデトックス効果の高いオススメの精油はグレープフルーツサイプレス精油を使ったマッサージオイル。精油を2滴ずつ。そこにキャリアオイルを20mlまぜて作るトリートメントオイルですね。
塗りながらセルフマッサージを継続することで血流をよくしたり、体内の水分の排出を促してくれます。

筋トレの効率を上げる

一見あまり関わりがないように思えるアロマテラピーと筋トレの関連性ですが、肉体を強化する強壮作用をもつジュニパー精油は筋トレにも運用可能です。

近年成長著しいスポーツ科学ではSRF(血清応答因子)という遺伝子に働きかける因子の動きが骨格筋の肥大活性化に大きな影響を及ぼしているという遺伝子実験結果が報告されています。

そして、ジュニパー精油にはそのSRFシグナルの働きを活性化させる作用があるとされているのです。
このSRFシグナルの活性化によって筋肉量の増加、筋肉の瞬発性向上、筋肉系統の損傷抑制(怪我防止)、加齢に伴う筋肉劣化の防止などに役立つことが期待されています。

この効能はキャリアオイルで薄めたジュニパー精油を太腿や腹筋などに塗布することで簡単に得ることができます。トレーニング前にすれば、運動効率アップも間違いないといえるでしょう。

筋力アップを目指すアスリートやダイエット中の人にも非常にオススメです。

空気の浄化

コレラやチフスなど伝染病が流行していた時代のフランスの病院ではジュニパーとローズマリーの枝を焚いて院内の空気を清浄していたという歴史があります。

ジュニパーの精油にはティートリーやユーカリの精油同様に高い殺菌作用があり、現在でもアロマ精油を用いた空気清浄をする機会も多いです。

妊娠中や授乳中は?アロマを使う時の注意点

ジュニパーベリーは高い抗菌作用がありますが、効果が強いため、注意するポイントがいくつかあります。

妊娠中は禁止

ジュニパーベリーの香りは女性の場合子宮を刺激する作用があるため、妊娠中、授乳中のひとには使用をお勧めできません。
また月経が重く出血が多い時もジュニパーの使用は避けるべきでしょう。

腎臓疾患のある人は注意

ジュニパーベリーが本来持つ利尿効果は、ダイエットや体のむくみなどをとる力がある反面、腎臓に疾患をもつ人には体の負担になるケースも多く、この場合、ジュニパーを使ったハーブティーやサプリメントの摂取や精油を使った蒸気吸入は避けるのがベターです。
疾患でなくとも腎臓機能があまり強くない人は使用する前に医師に相談するのが良いでしょう。

まとめ

今回はジュニパーベリー精油の効能などについてお伝えしてきました。

樹木系の香りをもつ精油のなかでも香りにこれといったクセがない類なので、フローラル系、ハーブ系、柑橘系精油との相性も非常に良くブレンドしやすいのではないかと思います。

アイスクリームにお気に入りのトッピングをかける感覚で、ジュニパーベリー精油にお気に入りの香りを付け足すのも香りの幅が拡がって素晴らしい楽しみ方なのではないかと思いますね。

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