ローズマリーを育てていると、下の方が木のようになり葉っぱが出てこないなあと思ったことはありませんか?
葉っぱが出てこないのが病気なのかそうじゃないのか…と不安になることもありますよね。
ここでは木質化したローズマリーについて、また剪定の方法や形を整える方法についてなどをまとめていきます。
ローズマリーの上手な剪定方法と適切な時期は?
ローズマリーは大きくなると、茎や葉が増えて見栄えが悪くなってしまいます。
また、見栄えだけではなく、蒸れてしまい、病害虫の被害にあいやすくなってしまいます。
ですから、剪定をして茎や葉を減らす必要があります。
剪定の方法は二種類に分けることができます。まずは、料理などで使うなどの「収穫をする」目的での剪定です。
収穫のための剪定は、基本1年中いつでも行うことができます。
しかし、ガッツリ剪定をするのは6月や9月〜10月にするようにしましょう。
ローズマリーを剪定する時は、清潔なハサミを使い、伸びた茎の先から10cm〜15cmほどを切ります。
「新しい茎や葉を出すため」の剪定もあります。
この場合は、ローズマリーは夏は成長しづらいため7月〜9月を避けて行います。
剪定をする茎は、収穫した後葉が生えてこない茎や枯れている茎、細くなっている茎など弱っている茎を中心に剪定しましょう。
また内向きや下向きになってしまっている茎も剪定してしまっても良いでしょう。
しかし、ローズマリーの茎で茶色くなっていたり固くなっている部分は木質化してしまっていますので、そこを切ってしまうと葉が出なくなってしまうので気をつけましょう。
剪定する時に、ローズマリーを小さくしたいのか大きくしたいのかによって切る場所が変わります。
小さくしたいという時には枝の分かれ目部分を切り、大きくしたいという時は枝先を切るようにしましょう。
ローズマリーの木質化したところはどうするの?
ローズマリーは手を加えず放っておいたり、剪定をしないまま育ててしまったり、枝が古くなってしまうと木質化といって茎が木のように茶色く固く太くなってしまいます。
木質化してしまうとその部分から葉が生えなくなってしまいますので、見栄えがとても悪くなってしまいます。
木質化してしまったから、といって木質化部分を剪定してしまうと、ローズマリーへのダメージが大きく枯れてしまうこともあるので注意が必要です。
ローズマリーが木質化してしまったので剪定をしたいという場合は、必ず葉が残るような場所で切り、葉がなくならないように剪定しましょう。
木質化を防ぐためには、年に数回の適度な剪定や間引きをする必要があります。
ローズマリーはきちんと世話をしていても年数が経つと木質化し始めてしまうので、回避をするのは難しいですが、少しでも遅らせるために剪定をし、蒸れを減らしてあげましょう。
ローズマリーの形を整えてみよう
ローズマリーはトピアリーに向いているハーブといえます。
トピアリーとは、常緑樹を剪定の時に刈り込み、形を作るということです。
トピアリーにはいろいろな形がありますが、立性や半立性のローズマリーの場合は、スタンダードやスパイラルと呼ばれる形がオススメです。
匍匐(ほふく)性のローズマリーの場合は、ハートやリース、動物など複雑な形のトピアリーが作りやすいといえます。
簡単なトピアリーのやり方としては、ワイヤーを使って形を作り誘引します。ワイヤーから飛び出た枝をカットします。
葉が茂ってきたら気になる部分を刈り込んでいきます。
トピアリーをつくるのには、年に3回ほど剪定をし、好みの形になるまでに3年〜5年かかると言われていますが、行ってみるのは楽しいかもしれません。
まとめ
ローズマリーは、放っておくと育ちすぎてしまいますし、木質化が早くなってしまうので、適度な剪定が必要なハーブといえます。
剪定をする時は、ローズマリーの株を小さくしたいか大きくしたいのか考えてから行うようにしましょう。
ローズマリーは剪定をしてきった部分から枝分かれして茎や葉が生えてきます。枝先だけを切り続けていると生い茂ってしまうので気をつけましょう。
茎や葉が密集して蒸れる状態が続くと、ローズマリーの木質化も早まってしまうことがあります。
木質化が進んでしまうとそのまま枯れてしまうこともありますので、その前に間引きや剪定などで対処するようにしましょう。
また、トピアリーのように、思い思いの形に整えることもできます。時間はかかってしまいますが、トピアリーに挑戦するのも楽しいかもしれませんね。
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