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カモミールの育て方。初心者向きな地植えや種まき方法!間引きや室内置きの場合も!

カモミールの育て方

数あるハーブの中でもとりわけメジャーな部類に入るカモミール。その小さく可愛らしい花とリンゴにも似た香りは多くの人々を魅了してきました。

そんなカモミールをご自宅で簡単に育てられたらって思いませんか?

さあ食いついた貴方は必読!

今回の記事は栽培経験が無い方でもご自宅で簡単にできるカモミール栽培を一挙公開します。

なおカモミールは主にローマンとジャーマンの2種類に分かれますが、今回は香りが濃いカモミールローマンに特化して紹介していきます。

目次

カモミールの育て方と種まきの時期はいつ?間引きは必要なのか

カモミールの育て方を種まきの手順からお伝えします

種蒔きの手順

  1. 鉢底石を敷いた育苗ポットに種蒔き用の土を入れ表面をサックリならします。
  2. 鉢底から水が出てくるまで水を掛けます。
  3. 種を蒔きます。カモミールの種は小さいので種が重ならないように蒔きます。蒔いたら軽く土をかけ、上から軽く圧します。
  4. 種の流出を避けるため、多量の水やりは避けてください。
    鉢底に水を張り、育苗ポットを浸け、下から水を吸収させる「腰水」も有効な手段です。

間引きも大切!

2週間程度経って芽が出揃ってきたら間引きをします。

他の株に比べて小さい、茎がヒョロッとしているものはピンセットで摘み取っていきましょう。

株が4cm程までに育ったら2回目の間引きをします。

その後追肥をして水を与えましょう。

なお、カモミールローマンの場合使う肥料は窒素成分の少ない化成肥料を選んであげてくださいね。

苗の完成

本葉が5~6枚になった時点で苗の完成です。鉢やプランターなどに移しましょう♪

栽培の時期と環境

ハーブを栽培する上で大事になってくるのは栽培する環境です。

カモミールは多年草なので栽培する時期は選びませんが、寒さに強いため晩秋に種蒔きするのがベストタイミングと言えそうです。冬場は戸外に置いておいてもOK、ただし苗が小さいうちは霜や凍結により枯れる場合もあるので注意しましょう。

一方で過湿や高温に弱いので夏場の栽培は水やりのタイミングも含めて目配りが大事。梅雨前に収穫を兼ねて切り戻しをして湿気対策をしましょう。

また、直射日光は避けて、適度に風通しが良い半日陰の場所に管理するのがベターです。

収穫

白い花を咲かせ、中心の黄色い部分が盛り上がってきたら、花の部分を摘み取って随時収穫していきましょう。

カモミールティー、料理の香り付け、サシェなど使う用途は様々です!貴方が手塩にかけて育てた自家製カモミールを是非ライフスタイルに取り入れてみてください。

室内でも楽しめる?地植えとプランターおすすめは?

さて、ここで話を一旦栽培の過程に戻しますが、栽培する方法は主に2つに分かれます。

鉢に移して育てる「プランター栽培」と自宅のお庭に植え込む「地植え栽培」です。

ここでは、それぞれのメリット・デメリットなどを紹介していきますね。

生活環境

当然の話なのですが、これからカモミールを育てようとお考えの読者さんの生活環境によって選択肢は分かれてきます。
ご自宅に大きな庭があれば好きなように選べますが、賃貸のマンション等にお住まいの方はそうもいきませんよね。
裏を返せば、生活環境を選ばない手軽さはプランター栽培ならではと言ったところでしょうか。

天候・気象条件

カモミールは高温や過湿に弱いのでとくに夏場は天候に応じて、設置場所を変えられる応対能力の高さはプランターの方が上回ります。逆に地植えの場合は手間ながら遮光性のあるビニールシートで囲ってあげることで人工的な日陰を演出すると良いでしょう。

植えるプランターも水はけの良さを考慮してあまり深すぎない形状の、素焼きで作られた鉢が良いでしょう。

育ち具合

ハーブに限らず、植物の育ち具合は土の質などに大きく影響されてきます。土が持つ養分はプランクトンやミミズの介入などで大きく向上するため、土の質がさほど変動しないプランターに比べて、地植えで栽培したカモミールの方が免疫力が高く、繁殖しやすいのが特徴です。
庭の水はけが良い場所を選んで植えてあげましょう。

ただし、とりわけ地植えの場合はアブラムシによる被害に注意する必要があります。
アブラムシが葉や茎についている場合、片栗粉を水溶きしたものをスプレーしてあげると簡単に駆除できます。

株分けや挿し木で増やせるカモミールローマン

育てたカモミールをさらに増やしていくのもガーデニングの楽しみの一つです。
ここでは「株分け」、「挿し木」という手段で簡単にカモミールを増やす方法を紹介していきます。

株分け

刃物等で株を切り分ける等をして植える方法です。根がついた状態で植え替えるため失敗なく簡単に増植できるのが利点です。
特にカモミールのような多年草は生い茂るごとに芽が弱体化していくので、それらを予防する意味でも有効な方法とされています。

株分けの手順は以下の通り。

  1. 親株を傷つけないように掘り上げます。
  2. 2~3株に切り分け、ハサミで古い根を整理します。植えに出ている茎や葉も多すぎる場合は切りましょう。
  3. 鉢に栽培用の土を入れ、鉢から1cm下がる位に植え付けていきます。管理は半日陰の場所がいいでしょう。

注意点:花の咲いている時期の株分けは避けましょう。

挿し木

枝を切除し、土に挿して発芽させる方法です。種子から育てていくよりも早く発芽するのが特徴です。

挿し木によって発芽させる手順は以下の通り。

  1. カモミールの枝先8~10cmにカット水の吸収を促すために切り口は斜めに切るのが良いでしょう。
  2. 下葉は4~5枚程度残して、丁寧にカットしましょう。下葉を切ることで光合成による枝の疲弊を予防し、根の伸び悩みを防げます。
  3. 2.を1時間程、水につけて水揚げします。
  4. 鉢に赤玉土小粒をいれ水をよく湿らせてから割り箸などで穴を作り、穴に挿し木して完了。10~15日位で発根します。
注意点:
  • 鉢に入れる土はカビ対策も兼ねて清潔な土を用意しましょう。
  • 梅雨時の挿し木は土にカビが生えやすくなるので定期的に風通しの良い場所に鉢を移動してあげると良いでしょう。

まとめ

さて今回はカモミールローマンの育て方を紹介してみました。

種蒔きしてから芽を伸ばすまでは、少し目配りが必要ですが、元々が多年草だけあって丈夫な植物なのでガーデニング初心者の方でも育てやすいのではないかと思います。

ぜひ新たな趣味の第一歩にカモミールをそだててみてはいかがでしょうか?

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