ビオラは、他の花が咲きにくい秋から春にかけて、花壇を彩ってくれる花ですよね。
しかし、暖かい時期になってくると花が咲かなくなり、どんどんみすぼらしい姿に…。
そうなる前に、ビオラの花が終わったらするべきことをチェックしておきましょう。
また、ビオラを植えていた場所に次に植える花も考えたいですね。おすすめの花をいくつかご紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
ビオラの花が終わったら
ビオラは一年草のため、暖かくなってくると枯れ始めてしまいます。
徒長しやすくもなり、しっかりと切り戻しをしていても、毛虫がついてしまったりとお世話が大変になってしまいます。
夏の暑さと乾燥には、ビオラは耐えられないのですね。
また、毎年種を作ったら枯れてしまう性質があるので、次の秋まで育てることはほとんどできません。
暖かくなってきたら、今年のビオラとはお別れをし、別の花に植え替えるか秋になったらまた植えられるように、種を作らせるようにしましょう。
遅くても4月下旬頃には、ビオラの花が咲いていても植え替えると良いですよ。
花姿がひどく乱れ見苦しくなる前に、おこなうようにしましょう。
枯れた花は土から抜いて処分します。
植物の根が張る深さ、だいたい30cmほどの深さを耕しましょう。
耕した土は再利用しますが、栄養が全くない状態になっています。0.5平方メートルあたりバケツ一杯の腐葉土、一握りの牛ふん堆肥を混ぜ込みましょう。
これで土づくりまでできました。後は、お好みの植物を植えていきましょう。
ビオラの後に植える花はどうする?おすすめのお花5選
ビオラの花を処分した後には、どのような花を植えればよいのでしょうか。
ビオラの後に植える花に決まりがあるわけではありませんが、ここではビオラの後に植える花のおすすめのお花を5種類紹介します。
何を植えるか悩んだときには、参考にしてみてください。
サフィニア
ペチュニアの種類の中でサフィニアという名前のお花があります。
サフィニアはビオラの後に植える植物の中でも、王道の植物です。
一年草なので、秋から冬に、またビオラを植えて楽しむこともできますよ。
ほふく性の植物で、こんもりと旺盛に伸び広がります。
花期は4~10月と長めです。色の種類が豊富で、鮮やかな色が多いのが特徴です。
こぼれるほどの花が咲くので、花壇が色鮮やかに彩られますね。
毎年、洋酒メーカーブランドから新種が出るのも、サフィニアを選ぶ一つの楽しみになりますね。
高温多湿にも比較的強いので、日本の夏でもしっかりと花を咲かせてくれますよ。
サフィニアにも色や花の付き方がいろいろ選べるので、色の違うサフィニアを一緒に植えるのも楽しいですね。
ニチニチソウ
夏の炎天下でも、元気に咲き誇るニチニチソウ。
最盛期には、毎日たくさんの花を咲かせていきますよ。
熱帯地方の出身なので、暑さにも強く安心して育てられますね。
どちらかというと手がかからない植物ですので、初心者の方にもおすすめです。
水やりもほとんどしなくていいので、お手入れも簡単。
ニチニチソウにはミニサイズの品種もあります。大きいサイズとミニサイズのニチニチソウを一緒に植えるのも、可愛らしい花壇になりますね。
ペチュニア
お手入れが簡単なペチュニアも、ビオラの後に植えるのにオススメの植物です。
ペチュニアは、公園の花壇やプランターなどでもよく見かけますよね。
既にサフィニアをご紹介させていただきましたが、ペチュニアの中にもサフィニア以外に沢山の種類があります。
ピンクやブルー、イエローなど色の違うものや、花の形が違うもの、斑入りなど素敵なお気に入りを見つけられるといいですね。
ペチュニアは生長が早く丈夫な植物ですので、初心者の方にも育てやすいですよ。
開花期が3~11月ととても長いのも特徴的。
花の色は、赤、ピンク、青、紫、白、黄などがあり、花色が豊富な植物でもあります。
青系のお花の色を選ぶと、暑い夏でも花壇が涼しげに見えますね。
南アメリカ原産で暑さにも強いので、夏の暑い日差しにも耐えてたくさんの花を咲かせてくれます。
また、最近ではF1といって、1年で発育が終わるものも開発されているので、花壇で季節ごとに違う花を植えたい方はF1種を購入されるのも良いかもしれません。
タピアン
宿根草のタピアンもビオラの後に植えるのに、おすすめの植物ですよ。
病気に強く丈夫で育てやすいので、初めて育てるという場合でも失敗しにくい植物です。
開花期は4~11月で、長く花を楽しむことができますね。
しっかりと根付いたあとなら、水やりの回数もぐんと減るのでお手入れも簡単になりますよ。
生長力がとても高いので、グランドカバーとしても最適な植物です。
雨にも強いので、安心して花壇で育てられますね。
ロベリア
南アフリカ原産の一年草、ロベリア。
花の形が特徴的で、小さな蝶の形をした花を咲かせます。花が咲いた姿は、とても可愛らしい印象を与えます。
株いっぱいに花を咲かせ、見応えもばっちりですよ。
青や紫などの花色のものを選ぶと、神秘的な雰囲気も漂わせます。
特別意識をしていなくても、自然にこんもりとした形になります。
ハンギングにも向いている植物なんですよ。
まとめ
ビオラの花は、暖かくなると枯れてしまいます。
一年草のため、見苦しくなる前に種を採取したり、他の花に植え替えるようにしましょう。
ビオラの次に植える花を5つ紹介しましたが、お好みの植物はありましたか。
そのお花も花の色や品種が豊富なので、お好みの花が見つかるかもしれませんね。
ぜひ、参考にしてみてください。