ガーデニング

アマリリスの株分けってどうやるの?植え替え時期と上手な冬越しの方法も

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太い茎に大輪の花を咲かせ、一株でも見応えがあるアマリリス

アマリリスに限らず植物を育てていると一度は挑戦したくなる株分け。アマリリスは一株でも見応えはあるけれど、やっぱり増やすことができたら嬉しいですよね。

でも、アマリリスは球根植物なので他の植物のように株分けはできるのでしょうか。

そこで今回は、アマリリスの株分け上手な冬越しの方法、また失敗しない植え替えの方法についてご紹介していきます。

アマリリスの株分けってどうやるの?

アマリリスの株分けは、球根を分けて別々に育てる「分球」や球根の鱗片を使った「鱗片挿し」「カッティング」という方法をとります。

「分球」は球根を掘り上げて分けるため、2~3年に一度の植え替えと同じ時期におこなうのをおすすめします。

掘り上げた球根についた土を落とし、親球と子球を手で分けましょう。手で分けるのが難しい場合はナイフなどを間にさして分けても大丈夫です。

それぞれに分けた球根を植え付ければ完成です。

「鱗片挿し」や「カッティング」は球根をナイフなどで切り分けて土に挿す方法です。「分球」のように自然に分かれていなくても増やすことができる方法です。

6~7月の生育期にアマリリスの球根(親球)を切り分けていきます。4~16等分くらいにくし形に切るのが目安です。

切り分けた球根にはそれぞれ発根部分が付くようにしましょう。

「カッティング」の場合は切り分けた球根を、そのまま清潔な用土に1~2cmほどを埋めて球根が土から出ている状態になるように挿し込みます。

「鱗片挿し」は、切り分けた球根から鱗片をはがし2枚1組にして清潔な用土に挿していきます。半分くらい頭が出る程度に浅く植えましょう。

水をやり、鱗片や球根が緑色になるまで新聞紙で覆っておき涼しい日陰や室内で管理します。

水やりは土が白く乾いてからおこない、鱗片や球根が緑色になってきたら新聞紙を取り日光を当てましょう。

鱗片や球根が緑色になる前に直射日光に当ててしまうと、うまく緑色にならないこともあるので注意しましょう。

植え付けた鱗片や球根から小さな球根や葉が出てきたら、日当たりの良い場所で管理して4月頃に植え替えをおこないましょう。

「鱗片挿し」と「カッティング」は少し難しい方法ですので、できるかどうか心配だという場合は自然と子球ができるのを待つ「分球」のほうがいいかもしれませんね。

アマリリスの失敗しない植え替えの時期や方法!

 
 
 
 
 
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アマリリスの植え替えは、3~4月中旬または10~11月におこなうようにしましょう。

3~4月中旬は桜が開花する頃を目安にするといいですよ。

植え替えの用土は、赤玉土(小粒と中粒を均等に)と腐葉土を7:3で混ぜたものを使いましょう。元肥として、油粕骨粉入りの肥料を混ぜておくといいですよ。

アマリリスの球根を植え付けるときは、球根の頭が1/2~1/3が土から出るように浅く植えましょう。地植えの場合は暖地なら1/2、寒冷地なら1/3ほどが見えるように植えるのがよいですよ。

鉢植えにする場合は、鉢一つに対して1つの球根を植えるようにしましょう。鉢植えの場合も、球根が土から出るように浅く植え付けましょう。また、球根を大きく育てたいという場合は、大きめの鉢に植え付けるようにするといいですよ。

 

アマリリスの上手な冬越しの方法も

アマリリスの球根は寒さに弱いため、冬越しの対策をきちんとするようにしましょう。

地植えの場合は、あまり寒くない関東以西の暖地であれば球根を掘り上げずに冬越しすることができます。霜よけのために盛り土や腐葉土を球根にかぶせておくようにしましょう。

寒冷地での地植えの場合は、球根が寒さでダメになってしまうこともあるので、掘り上げて保存しておくのがおすすめです。

アマリリスの球根は葉が黄色くなったころに掘り上げましょう。乾燥しないようにピートモスなどを入れた容器にいれて保存するようにしましょう。

鉢植えの場合は、同じように球根を掘り上げるか、屋内の5℃以下にならない場所で乾かし気味に管理しましょう。

あまり寒くないような地域であれば、鉢のまま外に置いておいても大丈夫です。その場合は、直接雨が当たらない軒下などで管理しましょう。

また、日中は日の当たる場所に置いておくといいですよ。

まとめ

アマリリスは、他の植物と少し方法は違うものの株分けで増やすことができます。

一番簡単な方法は「分球」なので、自然と親球と子球が分かれまで待つのもいいでしょう。球根を大きく育てると分かれやすくなるので、球根が大きくなるようにしっかりと育てるといいですよ。

アマリリスを植え替えるときは、球根を全部土の中にいれずに半分ほど土から出た状態になるよう浅く植えましょうね。

緑色になるまでは新聞紙を外さず直射日光に当てないように気を付けましょう。

冬越しは、冬の寒さの程度によって変わってきます。冬越しを指せるのが不安な場合は球根を掘り上げるといいかもしれませんね。

 

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