オレガノケントビューティーというハーブはご存知ですか。花オレガノという名前でも知られています。
オレガノの品種の一つで花がとても美しいため、育ててみたいと思う方も多いようです。
花が美しい植物というと育て方が難しいのではと考えるかもしれませんが、オレガノケントビューティーは比較的簡単に育てることができます。
今回は、オレガノケントビューティーの種からの育て方、花言葉、ドライフラワーでの楽しみ方をご紹介します。
オレガノケントビューティーの種からの育て方
オレガノケントビューティーを種から育てる場合、種まきは3~4月または9~10月におこないます。平均気温が15度を保っている時期が目安です。
庭に植える場合は、風通しがよく半日陰のところ、梅雨の時期に雨の当たらない軒下などに植えるようにしましょう。
鉢植えにする場合は、オレガノケントビューティーは横に大きくなるハーブなので、横長のプランターなどがおすすめです。
用土は、ハーブの培養土に化成肥料を混ぜたものや赤玉土:腐葉土:堆肥が6:2:2の割合になるようにブレンドしましょう。
用土に1cm未満の穴をあけて重ならないように種を点蒔きします。1つの穴に種が5個くらい入るのを目安におこないます。覆土は1cm以上になると発芽率が下がるため、1cm未満の覆土にしましょう。
覆土をしたら土の上から軽く手で押さえて、種が流れないように水やりをします。
双葉が出てきたら間引きを開始し、混みあっている部分や色が悪いものなどを中心に間引いていきます。本葉が8枚になると、根がしっかりしているため移植ができるようになります。
オレガノケントビューティーは、横に広がって成長するハーブです。庭に植え付けをするときは、株と株の間隔を広めにとるようにしましょう。
そのあとは、枝の具合を見て剪定していくようにしましょう。
水やりは土が乾いたら、鉢底から流れるくらいまでしっかりとおこないます。庭植の場合は、基本的には降雨のみで十分です。
オレガノケントビューティーは観賞用のハーブなので、通年で花が咲くこともありますが、花が終わると種子を作ろうとして株がしおれてしまいます。花が終わったら花がらを摘むのを忘れないようにしましょう。
肥料は花を多く咲かせるために2か月に1度ほど、薄めた液体肥料を水やり代わりにおこなうと良いでしょう。
耐寒温度が-10℃ですので、冬になると土が凍ったり霜柱がたつという地域では、わらや腐葉土を使って株元をマルチングするようにしましょう。
オレガノケントビューティーの花言葉
オレガノケントビューティーの花言葉は「自然の恵み」というものになっています。
これは、オレガノケントビューティーを乾燥させた、香り立つほろ苦い葉や茎が料理やハーブティー、ポプリなど毎日の暮らしに役立つことが由来となっていると思われます。
ちなみに、観賞用ではないオレガノの花言葉には「あなたの苦痛を取り除きます」というものがあります。
これは昔からオレガノの殺菌作用、鎮静作用を使い薬用として利用していたことが由来とされています。
ドライフラワーでの楽しみ方も
オレガノケントビューティーは、咲いている花もとても美しいのですが、ドライフラワーにしても退色しづらいのでドライフラワーにして楽しむのもおすすめです。
例えば、ドライフラワーにしたオレガノケントビューティーをリースにして飾ることができます。
オレガノケントビューティーの優しい色合いが出ていて、とても可愛らしい印象ですね。
また、そのままディスプレイとして飾ってもおしゃれな雰囲気になります。
他にも、ブーケのようにしたりそのままつるしていても、オレガノケントビューティーはアンティーク感があり可愛らしくなります。
オレガノケントビューティーをドライフラワーにするのも、とても簡単で切り戻しでカットした茎などを麻ひもで縛り、風通しの良いところにつるしておくだけです。
ディスプレイにするかごなどに入れてそのままドライにするという方法もあります。
ドライにする前にピンク色の小さな花はとっておくと、枯れて茶色になり見栄えが悪くなるのを防ぐことができます。
どちらも2日くらいで簡単にできるので、気になった場合はぜひ挑戦してみてください。
まとめ
オレガノケントビューティーは、がくが淡い薄紫色から薄い緑色のグラデーションになっていて中に小さなピンクの花が咲くとても美しいハーブです。
種から育てる方法も、あまり難しくなく他のハーブを育てたことがあるなどという場合は同じように育てられるため、とても簡単です。
長い雨に当てないこと、夏の直射日光に当てないこと、水やりは土が乾いたらしっかりとおこなうなどということを忘れずに育てていきましょう。
花が終わる前に切り戻しをおこなうと、そのままドライフラワーとしても長く楽しむことができます。
退色しにくいので、オレガノケントビューティーをドライフラワーで楽しむのもおすすめです。
オレガノケントビューティーは食べられる?
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