ゼラニウムの花には色々な色が存在しています。
赤や白、ピンクなど可愛らしい色が多くありますが、それぞれの色によって花言葉が違うのはご存知でしょうか。
また、ゼラニウムは種類によって特徴なども変わってきます。
ここでは、ゼラニウムの色別の花言葉について、またゼラニウムの人気の種類と特徴をご紹介します。
ゼラニウムの色別の花言葉
ゼラニウムの花には色々な色がありますが、ゼラニウム全体の花言葉も存在しています。
まず、ゼラニウム全体としての花言葉、そして色別のゼラニウムの花言葉についてみていきましょう。
ゼラニウムの花言葉
ゼラニウムの花言葉は「尊敬」「信頼」「真の友情」というものです。
西洋では、「gentility(育ちの良さ)」「stupidity(愚かさ)」などという花言葉が充てられているようです。
主に心と心の結び付きを表しているので、友人や両親また尊敬できる上司などへ贈る際に使われることが多いようです。
赤いゼラニウムの花言葉
赤い花のゼラニウムは「君ありて幸福」という花言葉です。
君がいて幸せという意味ですので、恋人や親友に贈る際には赤い花のゼラニウムを選ぶといいですね。
西洋での赤いゼラニウムの花言葉は「protection(保護)」や「preference(優先、好み)」だそうです。
白いゼラニウムの花言葉
白い花のゼラニウムの花言葉は「私はあなたの愛を信じない」というものです。
西洋での花言葉も「indecision(優柔不断)」というもので、あまり良い意味ではありません。
白いゼラニウムはとても可愛らしいのですが、恋人などに贈る際には気をつけた方が良いかもしれませんね。
ピンクのゼラニウムの花言葉
ピンクの花のゼラニウムには「決心」「決意」という花言葉があります。
恋人などにプロポーズなどで渡すと、喜ばれるかもしれませんね。
西洋ではピンクのゼラニウムは「doubt(疑い)」という花言葉です。
日本での花言葉とは全く違うものとなっています。
黄色いゼラニウムの花言葉
黄色の花のゼラニウムの花言葉は「予期せぬ出会い」というものです。
これは西洋での花言葉「unexpected meeting(予期せぬ出会い)」と同じ意味のものです。
偶然の出会い、といった意味ですので恋人や親友に出会うことが出来てよかった、という気持ちを表すのに良いかもしれませんね。
深紅のゼラニウムの花言葉
深紅の花をもつゼラニウムは「メランコニー(憂鬱(ゆううつ))」という花言葉です。
これは、ゼラニウム独特の青臭い匂いにちなんでつけられたと言われています。
西洋での花言葉も「melancholy(憂鬱)」「consolation(慰(なぐさ)め)」「confort(癒し)」などといったものになっています。
ゼラニウムの人気の種類と特徴も!
ゼラニウムは花の色だけではなく種類も多くあります。
その中でも人気なゼラニウムの種類についてご紹介します。
アイビーゼラニウム ビッキー
アイビーゼラニウムビッキーはコーラルピンクの花が咲く種類のものです。
分枝がコンパクトにまとまるタイプでこじんまりと咲くので、寄せ植えなハンギングにおすすめの種類です。
剪定をしないまま育ててしまうとヒョロヒョロになってしまうことがありますので、剪定をこまめに行ないこんもりと育てると良いでしょう。
レッドロビン
レッドロビンという種類のゼラニウムは、秋から冬になると紅葉が起き、葉が赤くなるのが特徴です。
花は1cmほどの小さなピンク〜紫色の花が咲きます。
背丈は25cm〜35cmほどで花壇や鉢植えに向いています。
トスカ
トスカという種類は、日本のベランダや庭にとても似合うゼラニウムです。
分枝性が強く株のまとまりが良く、存在感のある大きな花が早春〜晩秋までの長い期間にわたって咲きます。
次から次へと花を咲かせるには、先終わった花柄をこまめに摘むようにしましょう。
ミルフィーユド ローズ
八重咲きの可愛いゼラニウムはミルフィーユドローズという種類です。
薔薇のように咲き乱れ、淡いピンクの花が咲き優しい印象のあるゼラニウムです。
真夏の高温多湿にとても弱いので、育てる際は気をつけるようにしましょう。
ゼラニウム キャンディボール
こちらも、ミルフィーユローズと同じく八重咲きのかわいらしいゼラニウムです。
ポンポン状の花が咲き、とても新鮮で可愛いです。
あまり肥料を必要としませんが、明るくて風通しの良い場所に植えるといいでしょう。
夏の間に大きく育つので、丈が高くなりすぎたらきり戻して、切った茎は挿し芽で増やしていくと、ずっと楽しめる株になりますね。
人気の品種なので、ホームセンターなどでも見つけたらすぐに買っておかないと、あっという間に売り切れてしまいますよ。
他にも、ゼラニウムには八重咲の美しいものが多くあるので、好みのものを探してみるのも良さそうですね。
ゼラニウム レッドパンドラ
ゼラニウムレッドパンドラは花弁があまり開かなずチューリップのような形の花が咲きます。
草丈は30cm〜60cmほどで、開花の時期は4月〜10月です。
まとまって花が咲くので、チューリップの花束のようでとても可愛らしい種類です。
ゼラニウム グラシス
ゼラニウムグラシスは強健な株にセミダブルで大きめの白い花が咲きます。
上方向へと伸びていく種類なので支柱がある方が良いでしょう。
真夏の高温になる時期は花を咲かせるのを休みますが、4月〜11月の長い期間花を楽しむことができます。
まとめ
ゼラニウムとひと言でいっても、種類も色もたくさんあることが分かりました。
その数、世界中に250種類とも280種類とも言われています。
種類を選ぶ際は育てる場所などを決めてから選ぶ方が、場所にあった良いものが選べるかもしれませんね。どの種類のゼラニウムも比較的開花時期が長いので、花を楽しむことができるのが嬉しいですね。
花言葉もゼラニウムは花の色によって変わってきます。
誰かに花を贈るという際は、花の色で失礼のないようにしたいものです。
ちなみに、アイビーゼラニウムという蔓性(つるせい)のゼラニウムには「真の愛情」という花言葉があります。
恋人にゼラニウムを贈る際は、アイビーゼラニウム、赤い色の花が咲くゼラニウム、黄色の花が咲くゼラニウムの中から選ぶのが良いかもしれませんね。