あまり名前に聞き馴染みの無いエキナセアですが、欧米ではとても人気があるハーブです。
キナセアには色々な種類がありますが、具体的にどのような種類があるのでしょうか。
また、エキナセアを育てていく上で、気をつけることなどはあるのでしょうか。
種をまく時期や冬を越す方法など、エキナセアの基本的な育て方について書いています。
どんな種類があるの?エキナセアの種類
エキナセアの中にも、たくさんの種類があります。種類によって、咲く花の色や葉っぱの形などが変わってきます。
現在、主に栽培されているエキナセアは紫がかったピンク色の花が咲く、エキナセア・プルプレアというものです。
この種類はムラサキバレンギクとも呼ばれています。
エキナセアの中でも免疫力を高める効果がとても高いのがこのプルプレアと言われています。
ですから、このプルプレアはハーブティーや薬用として飲まれることが多い種類です。
また、細い葉っぱが特徴のアングスティフォリアという種類もあります。この種類は、オレンジ、紫、ピンクの三種類の花の色があります。
アングスティフォリアは根っこを薬用として使うことが多く、丈夫で育てやすいのが特徴です。
しかし、よく出回っているエキナセアは観賞用として作られたものが多いので、ハーブとしての効能を求める場合には、ハーブショップなど専門のお店で買う方が良いかもしれませんね。
エキナセアの基本的な育て方
エキナセアは比較的丈夫ですので、そこまで手をかけなくても育ってくれます。
まず、鉢植えの場合は、エキナセアの種類によって背が高くなるものやそうでないものがありますので、それに合わせて鉢を選びましょう。もちろん、地植えでも育てられます。
エキナセアは多年草といい、種を植えてから2年以上、花を咲かせ実をつけるというサイクルがあります。ですから、大きくなってからのことを考えながら、苗と苗の間隔を決めるのが良いでしょう。
そして、日当たりと風通しが良いところに置くようにしましょう。水やりは、毎日する必要はありません。エキナセアは乾燥に強く湿気に弱い植物ですので、水をあげすぎないようにしましょう。
水をあげるタイミングとしては、土が乾いていたらあげるのが良いタイミングです。土が濡れている時は、あげずに様子を見て大丈夫です。
また、花の咲く時期に枯れてしまった花は、すぐにつむようにしましょう。枯れた花をそのまま放っておくと、種を作ろうとするので株が弱くなってしまいます。
花が次々咲く時期は、終わってしまった花を取るとどんどん新しい花が咲きます。
種まき時期から冬越し、害虫対策は?
エキナセアを種が育てる場合は、3月〜5月または、9月〜10月頃に種をまくようにしましょう。春にまくと次の年の秋頃、秋にまくと次の年の秋〜春頃に花が咲きます。
種でまく際も、日当たりと風通しの良い場所に置くようにしましょう。
冬になると、エキナセアの地上部は枯れてしまいます。ですので、土から2〜3cmほどの高さで株を切ってあげる必要があります。
そして、寒さ対策のために株の周りを腐葉土などを使い根覆いをしておくようにしましょう。
エキナセアは丈夫な植物なので、害虫の害に遭うことは比較的少ないといえます。冬越しの時に株を土のあたりまで切りますが、その時にガの幼虫が入ってしまうことがあるので、見つけたら駆除するようにしましょう。
また、乾燥時期にはうどんこ病、湿気が多すぎると灰色カビ病になってしまうこともあります。どちらの場合も、病気になった葉っぱがあったらすぐに切り取りましょう。
まとめ
エキナセアは丈夫な植物なので、初心者でも育てやすいという特徴があります。冬を越す時にも、株を短めに切って、腐葉土などで覆ってあげるだけなので、難しくありません。
またエキナセアは、害虫被害にあいにくいので、植物は育てたいけれど虫は苦手という方でも育てやすいかもしれません。エキナセアには種類もたくさんありますので、好きな花の色や形でエキナセアを選ぶのもいいですね。
また、免疫力を高める効果が得られるので、ハーブティーにして飲むのもいいかもしれません。
エキナセアは次々と新しい品種が作られています。それだけ人気なのですね。
花が咲く期間も長いハーブですので、何を植えようかと悩んだ時はエキナセアを育ててみるのもいいかもしれません。