見た目が特徴的な植物、ガジュマル。
沖縄地方では「キジムナー」と呼ばれる火の精霊が宿るといわれています。
生育が旺盛なガジュマルですが、管理の仕方によっては枯れてしまうこともあります。ガジュマルが枯れてしまったら復活できるのでしょうか。
今回は、ガジュマルが枯れてしまう原因や枯れてしまった時の対処法、また根を太くして育てるコツをご紹介していきます。
ぜひ枯れてしまった時の参考にしてくださいね。
ガジュマルが枯れた!その原因は?
ガジュマルが枯れてしまったら、まずは葉をチェックしましょう。
葉がしなっとして枯れていた場合は、根腐れや日照不足が原因です。水のやりすぎで幹の根元が湿気を含み、ふかふかしてしまうこともあります。
葉がぱりぱりして枯れている場合は、乾燥が原因でしょう。乾燥が原因の場合は、幹の部分もしわしわになっていることもありますよ。
また、乾燥により葉が落ちてしまうこともあります。
葉が黒くなっていたら葉焼けが原因です。暑さに耐性はあるものの、気温が40℃を超えるとk葉焼けの危険性があります。夏の直射日光に当てすぎてしまうと葉焼けするので、特に気を付けましょう。
葉が黄色く変色していたら、寒さや肥料の与えすぎなどが原因です。葉の変色を伴う枯れは、他にも原因があるので見極めが肝心です。
ガジュマルは寒さに弱く、5℃以上の気温がないと葉が落ちてしまいます。冬は室内で管理したほうが良いでしょう。
夏に十分な体力を蓄えられなかったりすると、冬場に枯れてしまうということもありますよ。
全部の葉が枯れてしまっている場合は、根が腐っている可能性が高いといえます。
ガジュマルは元々熱帯の植物のため、日光、気温、水の管理は重要です。
ガジュマルが枯れたときの対処法はある?
ガジュマルが枯れてしまったら、原因別に対処するようにしましょう。
根腐れの場合は、1か月ほど断水させましょう。鉢底穴が開いていない鉢の場合は鉢の中にたまった水を捨てましょうね。受け皿の水もきちんと捨てておきましょう。
乾燥が原因で枯れている場合は、湿り気があるようにして管理します。鉢底から流れ出るくらいたっぷりと水やりをしましょう。受け皿の水は必ず捨てましょうね。
また、毎日午前中に霧吹きを使って葉水をおこないましょう。
日照不足の場合は、日に当てる必要があります。しかし、いきなり日の当たる場所に置くと葉焼けを起こしてしまいます。
ですから、まずは柔らかい光の入る場所に置き、日に慣れさせましょう。その後、屋外の日陰、そして日の当たる場所へと徐々に移動させましょう。
夏の直射日光は葉焼けを起こしてしまうので避けましょうね。
葉焼けを起こして枯れている場合は、水をかけて半日陰へ移動させます。2週間~1か月ほどは半日陰で管理しましょう。
寒さが原因の場合は、室内の暖かい場所で管理します。寒くなってきたら室内に移して、日の当たる暖かい場所で管理しましょう。
肥料のあげすぎの場合は、肥料を与えるのをやめましょう。
もし、幹に問題がないのに新芽が出ないという場合は枝が原因かもしれません。そのような場合は、4~7月に剪定をおこなうとよいでしょう。
ガジュマルは生育が旺盛なので、剪定は丸坊主に剪定してしまっても大丈夫ですよ。
根に原因がある場合は植え替えをする必要があります。
植え替えをするときは、腐った根や黒くなっている根はすべて取り除きましょう。すべての根がなくなってしまっても、新しい根が生えてくるので大丈夫ですよ。
樹液を洗い流し、メネデール希釈液などを吸わせてから植え替えるのがおすすめです。
日当たりの良い場所に置いて、水やりに注意しながら管理しましょう。
幹がスカスカになってしまった場合は、その部分を切り取ってしまいましょう。切り取っても新しい幹が育つので安心してくださいね。
ガジュマルの根を太くして育てるコツも
ガジュマルは葉と根が多いほどよく生育します。
また、葉や気根をとったり切ったりしないほうが幹も肥大しやすくなります。
幹の肥大には時間がかかるので、焦らず育てていきましょうね。
種から育てたほうが地下部が肥大しやすくはなりますが、幹も太くなるにはやはり時間がかかってしまいます。
気根が多く出ているようなら、鉢土に埋め込むようにして根周りを太く見せることもできます。数年経つと、枝がくっつき太い幹のようになりますよ。
まとめ
ガジュマルは寒さや水のやりすぎ、水不足や日照不足など様々な原因で枯れてしまうことがあります。
理由は様々ですので、葉を見て枯れてしまった原因を見極めるといいですよ。
原因が分かったらしっかりと対処し、ガジュマルが完全に枯れてしまわないようにしましょう。
ガジュマルは生育が旺盛なので、丸坊主に剪定しても根をすべて切ってしまったとしても水、日光、気温に気を付ければ復活してくれますよ。
ガジュマルが無事に復活するように、管理してあげましょう。