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ビオラを増やして楽しむ方法!植え替え時期や株分け方法も

ビオラを増やして楽しむ方法

寒さに強く、晩秋から春までの長い期間花を咲かせるビオラ

冬の花壇に彩りを与えてくれるため、冬のガーデニングにもってこいの植物ですよね。

一年草のビオラは、毎年種をまいて増やすという方法が一般的です。種まき以外の方法でビオラを増やすことはできるのでしょうか。

今回はビオラを増やす3種類の方法について、また植え替えの方法などについてご紹介しています。

目次

ビオラを増やして楽しみたい

ビオラは一般的には、種まきをして増やしていきます。

ビオラの種まきは、9月頃、秋のお彼岸がまき時ですよ。秋から花を咲かせたいという場合は、8月中旬頃にまいても大丈夫です。

発芽適温は15~20℃で、30℃を超えると芽が出にくくなってしまいます。確実に発芽させるには、涼しくなってから種まきをするほうがいいでしょう。

また、種をまく前に低温処理をすると、さらに発芽しやすくなりますよ。低温処理は、ふたができる容器に湿らせたコットンを敷いておこないます。

湿らせたコットンの上に種を重ならないようにまき、ふたをして冷蔵庫に数週間保存しておきます。その後は普段通り種まきをして大丈夫ですよ。

ビオラの種は育苗箱やセルトレイにまいていきます。厚紙に種を乗せ種をばらまきましょう。

ピンセットで一粒ずつ種をつまんで種まきしたり、湿らせた爪楊枝の先に種をくっつけて、一粒ずつ点まきしていってもいいですよ。

種をまく前に、種まき用土は十分に湿らせておきましょう。

用土は、市販の種まき用土か赤玉土:川砂:ピートモスを5:1:4の割合で混ぜたものを使いましょう。

ビオラは好光性の種なので、発芽の際に光が必要になります。ですから、覆土は薄くしましょう。種の上の覆土が厚いと、発芽しないこともありますよ。

芽が出るまでは、乾かないように管理していきます。発芽後、芽が混んでいるところは間引きをしてよい苗だけを残していきましょうね。

朝夕は日光に当たるような戸外で管理しましょう。

水やりは種が流れたり、苗が折れないように優しくおこないましょうね。

本葉が3~4枚になったらポットに植え替えます。

用土は市販の花用培養土に腐葉土を2割ほど足したもの、または赤玉土:腐葉土:堆肥:くん炭を5:2:2:1で混ぜたものを使いましょう。

ポットの中に十分に根が回ったら、定植させます。根を少しほぐしてから定植させると失敗しにくいですよ。

また、ビオラは挿し芽で増やすこともできます。

挿し芽は10月頃、または3~4月におこないましょう。

挿し芽の時期が遅れると、根がしっかり張る前に冬が来てしまったり、春は花の観賞期間が短くなってしまうので注意が必要です。

挿し穂として、若く元気な茎を4cm以上切りましょう。切り口を水につけて、1時間ほど水あげします。

土に埋まってしまう部分の下の方の葉は切り取りましょう。

挿し芽用土を十分に湿らせ、細い棒で穴をあけます。挿し穂を傷めないように、用土に挿しそっと土を寄せましょう。

直射日光が当たらない明るい日陰で、発根するまで土が乾燥しないように管理していきましょう。

3~4週間で根が出てきます。新しい葉が出れば無事に発根した合図ですよ。しっかりと発根し根が回ったら鉢上げして育てましょうね。

植え替えの時期と方法

市販のポット苗でビオラを購入した場合は、なるべく早く定植位置に植え替えましょう。ポットの中に根がびっしり回っていたら、優しくほぐしてから植え付けましょうね。

鉢植えで育てるときは、いつ植え替えても大丈夫です。地植えにするときには、秋植えがおすすめ。

霜が降りる季節より前の10月以降最高気温が20℃を下回り、最低気温が一桁になってから植え付けましょうね。

花用の培養土を用意し、必ず元肥を入れて植え付けます。元肥には緩効性肥料を選びましょう。

植え替えの時も植える深さに注意しましょう。市販のポット苗に植えられているビオラの土と同じくらいの深さがベストです。

株間は地植えなら20cm、プランターなら10cmを目安にしましょう。

植え替えをするときは、ビオラの苗の土をほぐすと根が張りやすくなります。傷つかないように注意しながら、優しく根鉢をほぐしましょうね。

植え替えをした後は水やりをしっかりとおこない、鉢やプランターなら底から水が出るまでおこないましょう。

株分けの方法も

実はビオラは、株分けで増やすこともできるんです。ただし、少し難しいのでこちらは中級者以上向けかもしれません。

ビオラの親株が大きくなり、あちこちに発根している状態であれば株分けができます。

発根した部分の少し株元側で茎を切りましょう。何本か一緒になっている場合が多いので、1苗ずつ分けて植えるといいですよ。

切った苗が長い場合は切り戻します。切り戻しをしすぎると、うまく育たないこともあるので注意しましょう。

根に対してのちょうどいい葉数になるように切るのがいいですよ。

市販の種まき用土や挿し芽用培養土を用意し植え付けます。室内の半日陰で1~2週間管理し、その後は明るい場所へ移して管理しましょう。

2~3週間は肥料を与えずに、水やりをおこない様子を見ながら管理していきましょうね。

まとめ

ビオラの増やし方には、種まき、挿し芽、株分けという方法があるんですね。

株分けは少し難しいので、挿し芽や種まきのほうがおすすめです。

初心者の方は挿し芽や種まきに挑戦してみるといいでしょう。

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