生長が速い観葉植物、ウンベラータ。1年で20cm以上も伸びることもあります。
インテリアプランツとして人気があり、縁起の良い花言葉もあるということで、枯らせることなく育てたいものですよね。
しかし、管理の方法を少し変えてしまうだけで、葉が落ちたり元気をなくしてしまうこともあります。
今回は、ウンベラータの葉が落ちる原因と対処法について、また植え替えの方法をご紹介していきます。
ウンベラータの葉が落ちる7つの原因
自宅のウンベラータの葉が落ちると、枯らしてしまったのかと不安になりませんか?ウンベラータの葉が落ちる原因7つ!一つずつ確かめて、原因を取り除いてあげましょう。
原因その1:日照不足
ウンベラータの葉が落ちる原因の中で1番多いのは、日照不足です。
多少の日陰ならば問題ありません。しかし、極端に日が当たらない場所で管理している、一日のうち数時間しか日が当たらない場所で管理している場合は日照不足に陥る可能性があります。
原因その2:日に当てすぎ
反対に、ウンベラータは強い日差しにも弱いので真夏の直射日光は避けるようにしましょう。
半日陰になる場所や明るい日陰で管理するのがオススメです。
原因その3:急激な変化
また、最近ウンベラータの置き場所を変えた、という場合も葉が落ちやすくなります。
日が当たらないところで管理していたウンベラータを、日光浴させてあげようと考え、長時間日が当たる場所に置いて管理したとしましょう。
そうすると、日に当たる時間が急激に変化することになってしまいます。その環境の変化に耐えられずにウンベラータは葉を落とすこともあるんです。
置き場所を変えたい場合は、1週間単位で少しずつ日の当たるところ、または日の当たらないところに移していくようにしましょうね。
原因その4:寒さ
冬にウンベラータが葉を落とした場合は、寒さが原因かもしれません。
ウンベラータは寒さにやや弱く、気温が5℃を下回ると葉を落としてしまいます。葉を落として株自体の代謝をあげ、生き残れるようにするんですね。
寒さが原因の場合は、春になるとまた芽吹くのであまり心配はありませんがずっと5℃以下の環境で管理していると枯れてしまうこともあります。
冬は冷え込むような窓際や、玄関などに置きっぱなしにしないようにしましょう。寒暖差が大きい場所での管理も同じようにする必要があります。
室内の暖かい場所で管理するようにし、できれば10℃以上を保てる環境に置きましょうね。
原因その5:乾燥
室内で管理していると多いのは、乾燥により葉が落ちることです。
冬場はエアコンを使い室温をあげると思いますが、エアコンの風でウンベラータには乾燥しすぎという環境になってしまいます。根が水を吸い上げる力よりも乾燥が進むと、葉を落としてしまうのです。
乾燥からウンベラータを守るには、エアコンの直風が当たらない場所で管理し1年を通して葉水をおこなうようにしましょう。
葉に潤いを持たせると、乾燥や病害虫を防ぎ葉につやを出すことができます。
原因その6:成長の過程
下の方の古い葉だけが落ちてしまう場合は、新芽が出る前兆かもしれません。生理現象により、新しい葉と入れ替わるようにして葉が落ちていきます。
天芽と呼ばれる、一番上にある赤い蕾があれば大丈夫ですよ。
原因その7:根の問題
植え替えをしたばかりの時は、根に負担をかけてしまい葉が落ちるということもあります。
植え替え後1~2週間は直射日光に当てず、肥料も与えないで管理しましょうね。
葉が落ちる原因で一番困るのが、根詰まりや根腐れです。
根詰まりや根腐れは、初期段階では目に見えず、葉が落ちることで気づくことが多い症状です。
ウンベラータの根詰まりや根腐れした時の対処法も
ウンベラータが根詰まりや根腐れを起こしたときは、どのようにすればよいのでしょうか。
ウンベラータを植えている土から腐敗臭のようなものがしたり、いきなり枝や葉が黄色くなったり枯れたりしたときは根腐れかもしれません。
そのようなときは、なるべく早く植え替えをしましょう。
植え替えについては次で詳しくご紹介します。
また、鉢底から根が出ていたり、水やりをしても土に染み込むのが遅い場合は根詰まりが考えられます。
根詰まりも放置すると、ウンベラータの元気がなくなってしまいます。
そうならないためにも、植え替えをおこないましょうね。
ウンベラータの植え替え方法
ウンベラータは、1~3年に1回ほど植え替えをおこないましょう。
時期は5~6月が適期です。
一回り大きな鉢、または同じサイズの鉢を用意して植え替えをおこなっていきます。
ウンベラータをもっと大きく育てたい場合には一回り大きい鉢を用意しましょう。そのままの株の大きさを保ちたい場合は、同じサイズの鉢で大丈夫ですよ。
植え替え前は、水やり控えてウンベラータの鉢の土を乾燥させておきます。
新しい鉢に鉢底ネットと鉢底石をいれ、新しい土を1/3ほど入れます。
ウンベラータの株を引き抜き、根についている土を丁寧に落としていきましょう。黒ずんだ根や傷んだ根は切り落とします。
同じサイズの鉢に植え替えるならば、根を1/3ほど切りつめましょうね。
新しい鉢にウンベラータを置き、周りに土を入れていきます。水をたっぷりとやり、株を固定させたら完成。
1週間ほどは肥料を控えて、涼しい日陰で管理しましょうね。
まとめ
ウンベラータの葉が落ちる原因は、一つではありません。
環境などを考え、何が原因なのか見極める必要がありますね。
根詰まりや根腐れが原因の場合は、なるべく早く植え替えてあげましょう。