パキラは観葉植物の中でも、高い人気を誇り初心者の方にもおすすめの観葉植物です。
栽培に慣れ始めると、株を増やしたいなと思うこともあるのではないでしょうか。実はパキラは挿し木で増やすことが出来るんですよ。
また、近年インテリアとしても人気を集めているハイドロカルチャーでも、パキラを育てることはできるんです。
今回は、パキラの挿し木の方法や土を使わなくても育てられるのか、また水やりのコツについてご紹介します。
パキラの挿し木の仕方
パキラは種の採取や栽培がとても難しいため、生命力が高いことを利用し、成功しやすい挿し木で増やすのが一般的になっています。
パキラの挿し木をするのに適した時期は、5~7月となっています。この時期以外でも可能ではありますが、パキラの生長期が7月頃であることと暖かい気候を好むことからこの時期におこなうのがベストです。
まず、挿し木にする枝を選びます。枝は、青々とした緑色の元気のある枝を選ぶようにしましょう。剪定で切った枝を使っても大丈夫です。
ただし、新芽がついている場合は切り取るようにしましょう。新芽がついていると新芽に養分がとられてしまい挿し木が失敗してしまうことがあります。
次に、枝を10~20cmの長さでカットします。切り口は斜めにカットすると水分などを吸いやすくなるため失敗しにくくなります。
切った枝(挿し穂)の上のほうの葉を3枚ほどだけ残し、下のほうの葉をすべて取り除きます。そして、根が出やすくなるように切り口に発根促進剤をぬるのがおすすめです。
新しい清潔な土にパキラの挿し穂を挿しこみます。土に挿す前に、つまようじや割りばしなどで穴をあけておくと枝が折れる心配がなくなります。
水をたっぷりとあげて明るく風通しのよい場所で管理しましょう。そのあとは、土の表面が乾いたらしっかりと水やりをするようにしましょう。
環境などによっても変わりますが、早ければ10日~2週間ほどで根が出てきます。新芽が出てきていたら根が出たという合図なので、水やりと乾燥に注意しながら管理しましょう。
パキラは水挿しでも成長するの?
パキラは水挿しでも増やすことができます。方法は土を使った挿し木とほとんど同じ方法です。
まず、パキラの株から元気のよい枝を選び10~20cmの長さに切ります。上のほうの葉を3枚ほど残して余分な葉を取り除きます。
切り口に発根促進剤をぬり、水の入った容器の中にパキラの挿し穂を挿します。水は量が多すぎるとパキラの枝が腐ってしまうので、容器の3分の1ほどの量にしましょう。
そして根が出るまで、できれば毎日、少なくても3日に1回は水の入れ替えをしましょう。水の中に、水質浄化剤を入れておくと水が腐りにくくなるのでおすすめです。
水挿しをするときは、切り口が腐ってしまうことがあるので水が清潔な状態を保てるように管理しましょう。
パキラの水挿し体験談も!
パキラが水挿しで根が出てきた!という声もありますよ。
剪定したパキラの枝を水差しにいれておいたら、いつのまにか根が出てた。挿し木できるって聞いたことあったけど、水だけで根を出すとは。可愛いのでそのまま飾っておきます。
— K MH (@m_k_0820) October 9, 2010
徒長したパキラを意を決して剪定したのは上手くいって、新しい葉も出て順調。伸びていた方の枝も水差しで根が出て元気#パキラ #観葉植物 #剪定 pic.twitter.com/iPmWoWnRu6
— 風月 霜花 (@Skazatuki) September 17, 2017
ぶつ切りにして水差ししてたパキラの4本中3本に新芽が出て来そう🌱根っこはまだ出てませんがカルスは沢山出来てます。根っこが出てくれると嬉しいんですが植え替えするにしてももう少し様子見です🙄 pic.twitter.com/RAZD9ddo5t
— kirin kirin (@kirinki76785953) August 12, 2018
皆さん、パキラの水挿しに成功されてますね。
根っこが出てくる様子を観察するのも、子育てみたいで何となく楽しく感じてしまいます。
切り口の清潔を保つことと、水が腐らないように気を付けてあげることが一番ですね。日当たりの良い窓辺などに置いておくと、葉っぱも元気になるので、お部屋の中でも窓際が良いかもしれません。
パキラは土なしでも育つ?ハイドロカルチャーでおしゃれに栽培
パキラは近年人気のある、ハイドロカルチャーでも育てることができます。ハイドロカルチャーとは、ハイドロボールという水耕栽培用の土を使って植物を育てる方法です。
土よりも保水性が高いため水やりの手間が少なくなり、虫も寄ってきにくい、また見た目が可愛らしいなどということから室内での栽培に向いています。
水耕栽培用の土にも種類があり、ボール状や砂状、石状、ゼリー状などの種類があります。100均に売っているジュエルポリマーを使うこともできますよ。
育て方も簡単で、穴の開いていない容器に水耕栽培用の土を入れてパキラの枝を挿します。周りが埋まるように水耕栽培用の土を再び敷き詰めるだけです。使う土の種類によって少し違ってきますが、水は多くても容器の3分の1程度にとどめるようにしましょう。
水を入れすぎると枝が腐ってしまうこともあります。
パキラは観葉植物なので、野菜や果物みたいに食べることを考えなくてもいいと思うと、栄養とかは植物が育つだけ与えてやればいいかなという感じですね。
なので、ハイドロカルチャーなどを使って育てることが出来るんです。
そうすると、お部屋のインテリアにもいいし、成長して鉢がパンパンになって、植え替えを考えたときにも、手をあまり汚さずに植え替えができるのがとっても便利だと思います。
挿し木をした後の水やりのコツも
パキラの挿し木をしてすぐの水やりは、たっぷりとあげるようにしましょう。そのあとは、土の表面が乾いてから水やりをします。
土の中の水分がなくなっていくのと同時に、根が成長していきます。ですから、土が湿ったままの状態が続くと生長しにくくなってしまいます。
逆に乾燥しすぎている状態が続くと、パキラが根を出すのに必要な水分量に満たなくなり、うまく生育しなくなってしまいます。ですから、挿し木をした後は、乾燥と水のやりすぎに気を付けて管理しましょう。
まとめ
パキラは挿し木で増やすことができることがわかりました。
挿し木の方法も、土に挿す方法や水挿し、また水耕栽培用の土を使ったハイドロカルチャーでも育てることができます。
土に挿し木をした場合は、水やりと乾燥に気を付けて管理すると失敗しにくくなります。水挿しやハイドロカルチャーの場合は、水は容器の3分の1程度にして、多く入れすぎないようにしましょう。
土を触るのが苦手という場合でも、ハイドロカルチャーなら試しやすいかもしれません。ぜひ、パキラを挿し木で増やしてみてください。
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