オレガノはスペイン料理やイタリア料理でよく使われるハーブですが、最近日本でもスーパーなどで見かけるようになりました。
様々な料理やドライフラワー、リース等として使われるオレガノは家で簡単に育てることができるのです。
今回は、オレガノとはどのようなハーブなのか、オレガノを地植えで育てる方法、またプランターで育てる方法、そして剪定や挿し木の方法についてわかりやすくご紹介していこうと思います。
オレガノとは
まずは、オレガノとはどのようなハーブなのかを見ていきたいと思います。
オレガノはシソ科の多年草で、地中海沿岸が原産のハーブです。
「花薄荷」や「ワイルドマジョラム」と言った別名も付いており、清涼感のあるすっきりとした香りがします。
その香りの特徴などから、肉や魚の臭み消しとして、またアロマオイルやポプリなど様々な面で使われています。
6月〜9月に淡いピンク色の花を咲かせ、草丈は30〜60cmほどになります。
オレガノの中でも、茎が直立するタイプのものと、這うように広がるタイプのものがあります。
オレガノにはオリガヌム類、マヨナラ類、アマラクス類がありますが、単にオレガノと呼ばれる時はオリガヌム類を指すことが多くあります。
オレガノの地植えの方法
オレガノを地植えで育てたいという時は、涼しい場所で乾燥気味に育てるようにしましょう。
種まきは4〜5月または9〜10月に、赤玉土やバーミキュライトにまきます。
底の浅い容器や育苗ポットに土を入れ、種が重ならないようにまくようにしましょう。薄く土をかぶせて、静かに水やりをおこないます。
発芽したら元気の良い新芽だけにするよう間引きをし、本葉が6〜8枚ほどになったら庭に植え付けましょう。
庭への植え付けまでは、土が乾かないようにしっかりと水やりをおこなうようにしましょう。
植え付けは、日当たりと水はけの良い場所そして冬は雪や霜の当たらない場所に植えるのが理想です。
植え付けの3〜4週間ほど前に庭土を掘り下げて苦土石灰を混ぜておきます。
苦土石灰を混ぜて2週間後にはゆっくりと効くタイプの化成肥料を混ぜこみ、その後、1〜2週間ほど寝かせてからオレガノを植え付けるようにしましょう。
苗どうしの間隔は30〜50cmほど空けて、植え付けの時にはたっぷりと水をあげます。その後は様子を見ながらにはなりますが、基本は水やりをする必要はありません。
もし晴れの日が続いて土が乾いているなどしたら、水やりをおこないましょう。
オレガノのプランターでの育て方
次に、オレガノをプランターで育てる方法です。
プランターでオレガノを育てる場合は、株が横に大きくなるため、65cmくらいの大きめのプランターを用意するようにしましょう。
用土はよく肥えたものを使います。市販のハーブ培養土や赤玉土:腐葉土:堆肥を6:2:2で混ぜたものに化成肥料を加えたものを使うのがオススメです。
プランターに直接種をまく時は、1cm未満の穴に点蒔きをおこないます。穴の間隔は10cm位を目安にしましょう。
ひとつの穴には5個くらいを目安にまきます。種の上から1cm未満の覆土をかけて、手で少し押さえます。
たっぷりと水をあげて管理し、本葉が6〜8枚になったら株の間隔を25cm位になるように間引きます。
梅雨の時期は、蒸れやすくなってしまうので雨の当たらない場所に置くようにしましょう。
オレガノの上手な剪定や挿し木の方法
オレガノは高温多湿に弱いハーブなので、剪定をおこなうことが大切です。
地植えの場合は、春に根元から剪定をおこないましょう。下に新芽が出ていることを確認してから、上部分をカットするのがポイントです。
また、梅雨が終わり花が終わったあとに2分の1ほどまで切り戻し、込み合った枝を間引くと、また秋に花を咲かせてくれます。
だいたい3〜5cmほどの高さにカットするのがオススメです。
鉢植えの場合は、春に刈り込みをおこなうと梅雨の時期の蒸れやすさを軽減することができます。
オレガノを増やしたいという場合は挿し芽で増やすのが簡単です。
オレガノの先端から10cmほどを切り取り、1時間ほど切り口を水につけて水を吸わせます。
下の方の葉を取り除き用土に挿し、明るい日陰で管理します。
2週間ほどで根が伸びてきたら、植え替えをおこないます。
比較的簡単に発根するので、挿し芽で増やしてみるのはいかがでしょうか。
まとめ
オレガノは料理やリースなど色々な場面で使われるハーブです。
生の葉がスーパーで売っているのを見たことがあるかもしれませんが、初心者の方でも比較的簡単に育てることができます。
高温多湿には弱いハーブなので、梅雨から夏の時期の暑さと蒸れには気をつけましょう。
プランターで育てる場合は大きめのプランターを使い、オレガノがしっかりと株を広げられるようにしましょう。
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