タイムは高さ20〜40cm程で、小さい葉と淡いピンク色〜白色の小さな花が咲くハーブです。
また、一年を通して収穫することが出来る、魅力的なハーブですが、タイムの効能はどのようなものなのでしょうか。
妊娠中や授乳中、または高血圧の人は取り入れてはいけないハーブもあるのですが、タイムはどうなのでしょうか。
タイムとは?その特徴は?
タイムはハーブの中でも、殺菌効果や抗ウイルス作用が高いハーブです。ハーブの中で一番とも言われています。
古代からタイムは、ミイラの防腐剤や保存剤として使われていて、現在でも植物や昆虫標本の防腐剤として使われています。
また、冷蔵庫の無い時代には、保存効果をアップさせるため、料理にタイムを加えていました。
中世のヨーロッパでは、タイムの枝を焚き、空気の浄化をして流行病の予防もしていました。焚くだけではなく、お風呂にタイムを入れて浸かり、病気の感染を予防したりしていました。
このようにタイムは、昔から殺菌効果と抗ウイルス作用を利用されていました。
今の時代では、風邪やインフルエンザの予防のためにタイムティーをうがい薬として使うこともあります。また、たんを取り除く作用もタイムにはあるので、気管支炎や喘息の緩和にも役に立ちます。
他にも、心身の疲労回復や不安・抑うつ状態を改善する効果やお風呂に入れることで、腰痛やリウマチ、神経痛などの緩和も期待されています。
高血圧や妊娠中は要注意?風邪やインフルエンザ予防にも!
タイムはハーブの中でも殺菌作用と抗ウイルス作用を誇るハーブですが、高血圧の人や妊娠中、授乳中の人は注意して飲む必要があります。
なぜならタイムは、血圧を上昇させる働きや、子宮を刺激する作用があるからです。ですから、高血圧の人や妊娠中の人は、毎日飲むなどの常用は避けましょう。
心配な時は、かかりつけの医師に相談するのが良いかもしれませんね。
タイムはシングルでハーブティーにすると、味に癖がありほんのり辛くほろ苦く感じます。
ですから、ブレンドティーで飲むことをおすすめします。
風邪やインフルエンザを予防するために最適なのは、ミントとタイムのブレンドティーです。
ミントは爽やかな香りと味がしますので、タイムのほろ苦さが少し薄れます。また、ミントも喉の痛みに効くので、風邪やインフルエンザ予防に相乗効果で役に立ちます。
また、タイムどうしのブレンドティーも風邪予防に最適です。
レモンタイムとコモンタイムを2:1の割合でブレンドします。
喉が痛い時には、ハチミツを加えるのも良いでしょう。ハチミツを加えることで甘みが加わり、少し飲みやすくなりますね。
タイムの活用方法~マウスウォッシュの作り方~
タイムには強い殺菌効果があるので、ハーブティーとして飲む以外にも、活用方法が多くあります。
先ほど、うがいに使うといいと書きましたが、うがいに使う際はハーブティーとして飲む時よりも濃いめに出して使うと効果を得やすいといえます。
また、タイムはマウスウォッシュとしても使うことができます。作り方は、タイム小さじ1にお湯100mlを入れタイムティーを作ります。そこに、ハチミツを小さじ1加えて混ぜるだけです。
マウスウォッシュの作り方
材料
- タイム 小さじ1
- お湯 100ml
- ハチミツ 小さじ1
作り方
- タイムに熱いお湯を注いでハーブティーを作ります。
- ハチミツを加えて混ぜると出来上がりです。
また、瓶などの容器にタイムを入れます。量は使う入れ物軽く1杯です。そこにハチミツを流し入れます。瓶いっぱいいっぱいに入れましょう。これでタイムハチミツの出来上がりです。毎日使用することもできますし、風邪の引き始めにも効果的です。
タイムハチミツは、抗菌作用によるアンチエイジングを期待できます。紅茶を飲む時などに使うのが良いかもしれません。
また、タイムをポプリにするとゴキブリ対策にもなります。ゴキブリが出そうなところに、タイムのポプリを置いてみるのもいいですね。
まとめ
ハーブの中でもナンバー1の殺菌効果を誇るタイムですので、活用方法はたくさんあります。
特に風邪やインフルエンザの予防に役に立ちますので、今日から濃いめに出したタイムティーをうがい薬として使うのもいいですね。
タイムは一年を通して収穫することが出来るので、いつでも使うことが出来るのも魅力的です。
しかし、タイムティーの味はピリッとした刺激がありほんのり苦みもあるので、好き嫌いが分かれるところのようです。
そのまま飲むのは難しくても、タイムハチミツなどにすると、苦味や辛さが和らぐので、取り入れやすいかもしれません。
ぜひ、取り入れやすいなと思う方法で、タイムを生活に取り入れるのはいかがでしょうか。
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