ミニチュアサイズのヤシとして人気のあるテーブルヤシ。
ホームセンターだけではなく雑貨屋や100均でも売っているので、簡単に手に入れることができます。
育てやすいテーブルヤシですが、正しい育て方をしないと枯れてしまうこともあります。
せっかく大事に育てているテーブルヤシを枯らしたくはないですよね。
今回はテーブルヤシの育て方や枯れる原因、対処法などについてご紹介します。
テーブルヤシの育て方!枯れる原因は?
テーブルヤシは観葉植物の中でも、比較的育てやすい植物です。
ヤシ系の植物は日当たりが好きな品種が多いのですが、テーブルヤシは直射日光は好まない植物です。
反対に直射日光に当てると、枯れてしまうことがあるので注意が必要です。
明るめの日陰などの、柔らかい日差しが当たる場所が最適ですよ。室内であれば、レースのカーテン越しなどがいいですね。
テーブルヤシは耐陰性があるので、比較的暗めの場所でも育てることができます。
暗めの場所でも生長はしますが、まるっきり光に当たらないと光合成ができずに弱ってしまいます。
暗い場所に置きたい場合には、たまに場所を移動して、柔らかい光に当ててあげるといいでしょう。
水やりは、土がカラカラに乾かない程度におこないます。
土の表面が白っぽく乾いてきたら、水やりをおこなうサインですよ。また、霧吹きなどを使って葉水をおこなうと、汚れも付きにくく害虫も防ぐことができます。
また、乾燥も防げるので、葉水は毎日おこないましょう。
テーブルヤシは寒さに弱いので、冬の寒さには注意が必要です。寒い時期に水やりをしすぎるのも、根を傷つける恐れがあるので気を付けましょうね。
室内で育てることが多いテーブルヤシは、エアコンの風が直接当たると乾燥しやすくなってしまいます。直風が当たらないように注意しましょう。
そんな育てやすいテーブルヤシが枯れるのには、どのような原因があるのでしょうか。
枯れる原因として一番多いのは、日光の当てすぎです。ヤシ科というと日光に当てなければ、と思い日光に当てすぎて枯れてしまうのです。
テーブルヤシは直射日光には弱いので、直射日光に当てるだけではなく、ポカポカと床が温まるほどの日当たりは避けるようにしましょう。
また、初心者の方に多いのは、水のやりすぎでしょう。大切に育てるあまり、土の状態を確認せずに、毎日水やりをしてしまうこともあります。
しかし、毎日水をやると土が常に湿ってしまい根腐れを起こしてしまいます。根腐れを放っておくことで、枯れる原因となってしまうので注意しましょう。
上記にも挙げた通りテーブルヤシは寒さに弱い植物です。気温は約5℃までしか耐えることができません。
室内で育てていても窓際などは朝晩には冷えることがあります。特に、寒い地域の朝や晩は冷えるので気を付けるようにしましょう。
他にも購入時のまま、同じ鉢に植え続けていると鉢が小さくなり、根詰まりを起こし枯れてしまうこともあります。購入後は適正な時期に、なるべく早めに植え替えをしましょうね。
テーブルヤシが枯れそうなときの対処法
テーブルヤシが枯れそうなときは、少し環境を変えて対処してあげるようにしましょう。
冬に窓際に置いていたりなど寒さが原因の場合は、窓から離れた場所に置いて管理しましょう。また、エアコンの風が直接当たらない場所に置きましょうね。
室内などで空気が乾燥していると、ハダニやカイガラムシなどの害虫が付き、枯れてしまうこともあります。
害虫は放っておくと、テーブルヤシが完全に枯れてしまい復活できなくなってしまいます。害虫を見つけたら、早目に駆除してしまいましょう。
茶色く枯れかけていたら、枯れた部分を剪定ばさみで切りとるといいですよ。そうすると、内側から新しい芽が出てきます。
この時、枯れていない部分はカットせず、枯れた葉だけを切るようにしましょうね。
水のやりすぎなどで根腐れを起こしてしまった時は、植え替えをする必要があります。根腐れを放っておくと、コバエが発生することもあります。
時期を見ながら、早めに植え替えるようにしたいですね。
テーブルヤシが枯れても復活できる?できない?
テーブルヤシが枯れてしまった時、状況にもよりますが復活することはできます。
枯れてしまった時には、少し環境を変えてあげると回復することもあります。
葉を切るという対処法も紹介しましたが、葉を切ってしまう前にどのような原因で枯れてしまったのか、考えてあげるようにしてみてはどうでしょうか。
葉を切っただけでは枯れる原因が取り除けていないため、また枯れてしまう恐れがあります。原因をきちんと取り除くようにして、元気に育ててあげたいですね。
まとめ
テーブルヤシは、一般的なヤシ科の植物とは違い直射日光を好まない品種です。
直射日光に当たってしまうと、葉焼けや枯れてしまう恐れがあるので注意しましょう。
枯れてしまっても復活できる可能性はありますが、できるだけ枯らさないようにして育てたいですね。
枯れてしまった時は、原因をきちんと見極めるようにしましょう。