最近、サプリメントなどでも見かけることが増えてきたセントジョーンズワートというハーブは知っていますか?
「ハッピーハーブ」や「サンシャインハーブ」とも呼ばれていて、元気をくれるハーブとされています。
セントジョーンズワートを休息の一杯などとしてハーブティーで飲む時、どのように飲めば効果的に効果を得られるのでしょうか。
今回は、セントジョーンズワートのハーブティーの作り方やブレンドの仕方、また飲み方についてご紹介します。
セントジョーンズワートハーブティーの効果的な飲み方
セントジョーンズワートは、神経系の強壮作用があり、抑うつ状態を改善し気持ちを明るくさせる効果があります。
他にも、更年期障害や生理痛によるうつや不安を和らげてくれたり、生理痛や生理不順の緩和、スムーズな入眠を促したり、子どものおねしょを抑えてくれたりします。
効果的に飲むには、期待する効果によって飲み方を変えるのがオススメです。
基本的なセントジョーンズワートハーブティーの入れ方は、5ccの計量スプーン2杯分のセントジョーンズワートをフィルターに入れ、95〜98°のお湯を220cc注ぎます。
お湯を注いだらフタをして3分蒸らして完成です。
うつ症状への効果を期待する時は、ホットティーで飲むと良いでしょう。
子どものおねしょへの効果が欲しい時には、寝る前に飲ませるのが効果的です。
また、胃腸への刺激を少なくするために、食後や次の食事までの間のブレイクタイムなどに飲むのがオススメです。
更年期障害や生理痛などの場合は、有効成分を一定に保つために食後に1杯ずつ、など数回に分けて飲むようにしましょう。
セントジョーンズワートは薬との相互作用があることが分かっているので、既往症がある場合や服薬中の場合は医師に相談するか避けるようにしましょう。
セントジョーンズワートと相性の良いブレンドは?
セントジョーンズワートは単品のハーブティーとしても楽しめますが、ブレンドすると更に楽しみがひろがります。
ここではセントジョーンズワートとブレンドするのにオススメなハーブをいくつかご紹介します。
オレンジピール
オレンジピールは爽やかなオレンジの香りをほのかに感じることが出来るブレンドティーになります。
オレンジピールには癖がないのでフレーバー感覚でセントジョーンズワートとブレンドすることができます。
オレンジの香りが口の中にほのかに残り爽やかな感覚が楽しめます。
セントジョーンズワートと同じくリラックス効果があるので、相乗効果を期待することもできますね。
レモンバーム
レモンバームをブレンドすると、レモンに似た爽やかな香りと甘みのある味わいで、まろやかな口当たりになります。
レモンのような酸味は無いので、葉っぱ臭さが少なく甘味を味わうことができます。
気分を落ち着かせる相乗効果が期待できます。
ローズヒップ
ローズヒップは漢方の泌尿器系のトラブル改善などにも使われることのあるハーブです。
生理不順やPMSへの効果がセントジョーンズワートの相乗効果となりそうですね。
ローズヒップは酸味がありますが、口当たりは柔らかくセントジョーンズワートとブレンドすると、渋味と酸味がマッチして美味しいのでオススメです。
ハイビスカスティー
ハイビスカスティーは酸味があり、甘くないクランベリージュースのような風味があります。
ビタミンCが多いのが特徴のハイビスカスは単体で飲むと副作用のリスクがありますが、セントジョーンズワートとブレンドすることで副作用のリスクが減ります。
セントジョーンズワートの独特の苦味が酸味により緩和されて飲みやすくなります。
カモミール
カモミールはリラックスや安眠効果があるので、セントジョーンズワートとの相乗効果が期待できます。
りんごの果実を思い浮かべられるような、ふんわりとした甘い香りが特徴的です。
クセがなく飲みやすいので、セントジョーンズワートとブレンドしても違和感なく飲むことができます。
ブレンドティーを作る時の簡単なコツも!
セントジョーンズワートとブレンドするのにオススメのハーブをご紹介しましたが、ご紹介した以外にもブレンドすることはできます。
ブレンドするハーブを選ぶ時は、以下のコツを覚えておくと簡単です。
・メインの味となるハーブを決める。
何も考えずに色々と混ぜるよりは、主役となるハーブを決めてブレンドすると、ブレンドしやすくなります。
・ハーブの苦みに注意してみる
苦味のあるハーブは多くありますが、そのようなものばかりを使うと飲みにくくなってしまうので注意が必要です。
・苦味と酸味を合わせる時は気を付ける
苦味と酸味を合わせてはいけない、という訳ではありませんが、同量で混ぜてしまうと味がぶつかり合いケンカしてしまいます。
ブレンドする場合は、一方を軸にしもう片方は少なめにブレンドするようにしましょう。
・うまみの強いハーブを上手にブレンド。
味のバランスが良くないと思ったら、うまみの強いローズヒップやジャーマンカモミールなどをプラスしましょう。
うまみの強いハーブを足すことで、まとまりが出てまろやかで飲みやすい味になります。
・効果が相反するハーブは選ばない。
安眠効果と爽快感など、効果が相反するハーブをブレンドしてしまうと効果を打ち消してしまうので、そのようなハーブは選ばないようにしましょう。
まとめ
セントジョーンズワートは元気をくれる休息の一杯などで飲むのにオススメなハーブです。
効果的に飲むには、期待する症状によって飲む時間を変えると良いでしょう。
ほかのハーブなどとブレンドして飲むことで、効果の相乗効果が期待できることもあります。
ブレンドするハーブを選ぶ場合は、味の主役となるハーブを決めたり、効果をきちんと見るなどすると、さらに楽しむことができます。
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