空気清浄効果がある観葉植物、サンセベリア。
観葉植物は育てやすい種類が多い、とよく耳にしますよね。では、サンセベリアも育てやすい植物なのでしょうか。
観葉植物であるサンセベリアを、上手に冬越しさせるための水やりのコツも気になるところです。
今回は、サンセベリアの基本の育て方や冬の水やりの方法について、またサンセベリアに使うおすすめの肥料をご紹介していきます。
サンセベリアの育て方
サンセベリアの基本の育て方を見ていきましょう。
サンセベリアは日当たりを好む植物です。ですから、屋外で管理の場合も、室内で管理の場合も日当たりの良い場所で管理するようにしましょう。
ただし、真夏の直射日光は日差しが強すぎるので避けましょうね。
耐陰性もありますが、年中日の当たらない場所で管理していると、枯れてしまうので注意しましょう。
サンセベリアは冬の寒さにとても弱い植物です。5℃以下になると枯れてしまうことあります。
5℃以上を保てる場所で管理し、霜に当てないように育てましょう。
水やりは、春から秋は土の表面が乾いたら株元にたっぷりと与えます。鉢やコンテナ、プランターで育てている場合は、鉢底から流れ出るくらいたっぷり与えましょう。
冬は休眠状態になるため、水やりの回数を減らしましょうね。
冬に水やりをしすぎると、過湿の状態になってしまいます。土の中の水が蒸発しにくいため、根が腐り枯れてしまうこともありますよ。
水やりの際は、葉に水がかからないようにおこないます。葉に水がかかると、葉を傷める可能性があるので気を付けましょう。
生長期には水やりの時に液体肥料を混ぜると、手軽に追肥できますよ。
水やりは気温が上がる前の午前中におこないましょう。夏場は特に、日中の暑い時間帯は避けて、朝の涼しい時間か、夕方の少し気温が緩まった時間帯に水やりするのがコツです。
サンセベリアは2年に1回、植え替えの必要があります。
植え付けや植え替えは、4~6月、または9月におこないます。
水はけよい培養土を用意し、元肥を混ぜ込んでおきましょうね。
サンセベリアは乾燥には強く、過湿に弱い植物です。
しかし、暖房の風には弱い性質があります。長く暖房に当たると乾燥がひどくなってしまいます。
直接暖房の風が当たらない場所で管理するようにしましょうね。
また、葉の表面の拭き掃除も欠かさずおこないましょう。拭き掃除することで汚れが減り、光合成しやすくなります。
葉を拭くときは、葉先のとがった部分が折れないように注意しましょう。
このとがった部分は、葉が生長していく部分ですので、折れてしまうとそこから葉が伸びなくなります。
サンセベリアの冬越しの方法!水やりのポイントは
サンセベリアは寒さ弱い植物です。ですから、冬越しするときは、5℃以上を保ち、霜に当てないように注意しましょう。
秋になり20℃以下の日が続くようにになったら、水やりの頻度を減らしていきます。気温が毎日10℃になる頃には、水やりはしなくて大丈夫です。
冬の間は水やりをしないまま春を迎えるのが、サンセベリアの冬越しの方法なんですよ。
サンセベリアは、冬の間はしっかりと休眠状態にすると、冬越しに成功しやすくなるんです。
サンセベリアの一般的な冬越しの方法は、一切水をやらないで管理する方法です。冬は休眠期に入り、水を吸い上げる力が弱くなります。
また、気温も低いため蒸発もあまりしなくなります。その時期に水やりをしてしまうと、根が腐り枯れてしまうこともあります。
ですから、サンセベリアは基本は水やりをしないで冬越ししましょう。
ただし、暖房で乾燥しすぎてしまう場合もあります。乾燥には強いサンセベリアですが、暖房の風には弱いため、放っておくと枯れてしまうこともあります。
水やりをしない状態で、サンセベリアの葉がしわしわになってしまったり、柔らかくなってしまった時には、水やりをしましょう。
水やりをし、葉の状態が戻り元気になったら乾燥気味に管理し、そのまま冬越ししましょうね。
サンセベリアの肥料でおすすめはこれ!
サンセベリアは、生長期の春から秋の2ヶ月に1回ほど、置き肥を与えるようにしましょう。
サンセベリアにオススメの肥料は、プロミック観葉植物用や錠剤肥料観葉植物用などですよ。
プロミック観葉植物用は、置くだけで葉の色が鮮やかになり、丈夫に育てることができます。
錠剤肥料観葉植物用は、ハート形をした可愛い錠剤肥料です。こちらも、置くだけで葉の色が鮮やかになり、丈夫に育てることができますよ。
また、1週間に1回ほどハイグレード観葉植物、またはストレート液肥観葉植物用を与えましょう。
ハイグレード観葉植物は、即効性の窒素が豊富に入っています。また、観葉植物の生育に必要な15種類の栄養素バランス良く配合されている液肥です。
まとめ
サンセベリアは乾燥には強いが、寒さや過湿に弱い植物であることが分かりました。
また、冬越しの方法も少し特別で、基本は水やりを全くせずに冬越しをするのですね。
水やりをせずに冬越しをするようにし、葉に変化が起こった時などには水やりをすると成功しやすくなりますよ。