こんにちは!皆さんはお肉料理ってよくしますか?ハーブの効いたお肉は、何とも風味豊かですよね。
今回は、お肉料理にもよく使われる、セージのご紹介をしていきたいと思います!
こちらのセージ、実は、食用、アロマ、ハーブテイ、パワーストーンの浄化、お香など、あらゆるニーズに応えてくれる、奇跡のハーブなんですが、セージの種類だけでも世界で、500種類もあると言われています。
今回はそんなセージの重要な種類一覧とそれぞれの種類の用途をご紹介していきたいと思います。
セージの種類一覧、その名前と特徴など
沢山あるセージの中から、いくつかご紹介します。
中には食べられないセージもありますが、それぞれ特徴を上げてみました。
チェリー・セージ |
甘い香りが特徴で、濃い目のピンク色の小さなお花が沢山咲きます。 寒さには弱い種類なので、冬に枯れてしまうことがありますが、日本では関東より南であれば、冬枯れてしまっても根は生きていることがあるので、春にはまた芽を出すことがあります。 比較的育てやすい種類です。 |
パイナップル・セージ
葉っぱから、パイナップルのような甘い香りがするのが特徴です。細長くて鮮やかな赤い色の花を咲かせます。
食用になるセージのひとつで、鶏肉や豚肉料理と合わせると、味が引き締まりバターやクリームとよく合う味だそうです。
ゴールデン・セージ
葉っぱが斑入りになっていて、寄せ植えなどで色味を添えるのによく使われる種類です。
ヨーロッパ原産で、耐寒性があり、温暖な気候ではあまり花は咲きません。
コバルト・セージ
9月から10月に美しいコバルト色の花を咲かせます。耐寒性に優れ、暑さにも強いことから、ガーデニングでもよく見かけるセージの種類です。
食用には向きませんが、香りがいいのでちょっとお部屋に飾ってもいいかもしれません。
水はけの良い乾燥気味に育てるとよく育ちます。
コモン・セージ
食用にもなる種類のセージです。ヤクヨウサルビアとも言われています。
お肉料理やお魚料理に使われる”セージ”といわれるハーブは、このコモンセージです。
ヨーロッパ南部が原産地です。
クラリ・セージ
白やピンク、紫色などの花を咲かせる、南ヨーロッパ原産のセージです。
耐寒性に優れていて、寒さにも強く、良く育ちます。
食用になるセージの種類のひとつで、お肉料理の風味付けによく使われる品種です。
ロシアン・セージ
ヒマラヤ西部やアフガニスタン、パキスタンなどを原産地とする、薄紫色の花を咲かせる品種です。セージという名前がついていますが、シソ科ペロフスキア属の落葉種で、セージの種類のアキギリ属ではありません。
ポプリやドライフラワーなど観賞用に最適です。
ホワイト・セージ
アメリカのカリフォルニア州南部が原産地とされ、4月から6月に白や紫色の花を咲かせます。
最近では、浄化のハーブとして、パワーストーンの浄化や、お香として焚かれ、部屋の浄化などにも使われます。
セージの種類もたくさんありますね。
ガーデニングにもいろんな種類のセージを寄せ植えすると、お花の色や形の違いを楽しめていいかもしれません。食用になるセージを選んで、次でご紹介していきます。
食用になるのはどれ?使い方も!
沢山種類があるセージですが、では、食用にできるのはどの種類のセージなのでしょうか。
代表的な2種類について、ざっくりとご説明します。
コモン・セージ
薬用セルビアともいわれます。 ソーセージの加工食品や、肉料理、主に豚肉、魚料理などに使われます。
食用として使われているのはこの、コモンセージだけなんです。
コモンセージは、抗菌・抗ウイルス効果が期待できます。
お肉や魚の保存だけではなく、風邪の時期などに、ハーブテイにして、うがいをしたり飲用したりすると良いと言われています。
お腹が痛いときなどは、セージテイーを飲用すると胃腸が落ち着きます。
生理からくる、腹痛にも良いとされています。
また、抗菌効果が強いことから、市販の水虫薬は、ちょっと強いな…。という時など、水虫の薬の代用として水虫を予防することもできます。
お肌に関して言うと、収斂作用や引き締め効果があると言われています。
地中海沿岸が原産のこのセルビアは、ラテン語では『治癒』という言葉を語源にしています。
イギリスには花の名言もあり、『長生きをしたければ五月にセージを食べると良い』などという言葉もあるとか。
クラリ・セージ
安全性が特に高いことからアロマテラピーで使われるのが、こちらのクラリセージです。
アロマオイル、精油として使われます。心、身体、皮膚に働きかけてくれる作用としてアロマオイルとしてマッサージやハーブバスなど用途も多岐にわたります。
クラリセージのクラリと言う語源は、『明晰さ、清浄である』などのラテン語から来ているそうで、中世、ヨーロッパでは目を洗浄することにもつかわれていたと言われています。
神聖なたたずまいを見せるセージですが、アロマテラピーでは、嗅覚や肌を通して、心のストレスや精神に働きかけてくれる効果もあります。
クラリセージは子宮にも働きかけてくれる作用もあり、女性にとって、頼りになるアロマなのです。
肌への効果としては、セージの浄化、抗菌作用から、ニキビケアにおすすめすることができます。
普段使っているクリームなどに、クラリセージ精油を1~2滴ほど混ぜて使うとおすすめです。
浄化にも使われる、ホワイトセージ
最近、話題にもなっているのがこのホワイトセージ。
スピリッチャアルやパワーストーン業界でも話題のセージですね。ホワイトセージはよく浄化に良いと言われています。
はるか昔、ネイテイブアメリカンが、煙と香りが精神的な、魂などに深く関わっていると信じ、神聖なハーブとして信じられてきました。お香も深いエキゾチックな香りがします。
最近、話題になっているので、原産地が違った偽物のホワイトセージなども出回っているようですが、本物の元祖大元は、カリフォルニア州からメキシコの西海岸が原産だと言われています。
このホワイトセージですが、食用には使うことができません。あくまで、アロマや浄化、お香として炊くという使い方となっています。
ホワイトセージの浄化の仕方
浄化の仕方ですが、部屋などを浄化する場合、受け皿や、小物置きなどがあれば、それにセージに火をつけて焚きます。
お線香の様に火がついた状態ではなく、火を消して煙が残る状態にします。
ものを浄化したい場合は、そのものに煙をくぐらせて、煙で覆うようにします。
部屋の浄化ではセージがのっている皿を部屋の隅から隅へと移動し、終わったら火元がないように、葉っぱの火元をお皿にこすりつけて片づけます。
その後は窓を開けたり、換気扇を回したりして、空気の流れを良くします。
新鮮なホワイトセージは色が薄いと言われています。新鮮なものを選ぶことで鮮度、浄化の質もいいと言われていますね。
なぜ浄化に良いのか?
古来、ネイテイブアメリカンの間では、世界は四大元素から考えられたと言われています。
これを構成する元素が、風、火、土、水の四大元素だったと言われていますが、元々は、貝殻でできた器(水)にセージ(土)の煙(火)、煙をくゆらす(風)ことで四代元素を全て含む要素がそこに成立します。
セージの煙をくゆらすことにより、その場に神聖な空間を作り出していたと考えられていて、その場で祈りを捧げるということは、地球と繋がる神聖な儀式だったとか。
何かをはじめるときの儀式や空間を浄化するのにホワイトセージが良いと言われていたのはこの由縁だそうですね。
まとめ
いかがでしたか?今回は、ちょっとミステリアスで神聖なハーブセージをご紹介させていただきました。
セージと聞くと、『病は気から』なんて言葉も思い出します。
この記事を書いていて思い出したのですが、以前、元気がない友人と買い物に行ったときに、アロマでもプレゼントしようと思って、一緒に選んでいたら、彼女はセージを選びました!話を聞くと…失恋したばかりだったとか。
今思えば、セージの力に引き寄せられたのでしょうか?
その時は、心身ともに健康であるようにと…。思いを込めてセージのアロマをその友人にプレゼントしました。
セージには疲れた心を癒す、そんな神秘的なエネルギーも感じますね。