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ロマネスコの栄養成分を知りたい!カリフラワーとの違いや保存方法も

ロマネスコの栄養成分

ぱっと見カリフラワーと似ていて、一つ一つの形と全体の形が螺旋形になっているロマネスコ

見た目も名前もおしゃれなロマネスコですが、まだ珍しい野菜なので食べたことのない人も多くいらっしゃるでしょう。

食卓に上がるだけでも雰囲気のあるロマネスコですが、似ている野菜であるカリフラワーとの違いも気になるところです。

今回は、ロマネスコの栄養成分について、カリフラワーとロマネスコの違い、ロマネスコの保存方法についてご紹介します。

目次

ロマネスコの栄養成分

まず、ロマネスコの栄養成分を見ていきたいと思います。

ロマネスコ1株当たり

  • カロリー 20kcal
  • ビタミンC 56mg
  • カリウム 410mg
  • タンパク質 1.88g
  • 炭水化物 3.9g
  • 脂質 1.9g
  • 食物繊維 2.0g

などが含まれています。

特にビタミンCとカリウムは豊富で、レモン果汁100mgと同じくらいの量が含まれています。ビタミンCの量は野菜の中ではトップクラスです。

ビタミンCは免疫力をアップさせて、風邪予防としての効果が期待できます。

また、抗酸化作用があるので、体や肌の老化を予防したり、生活習慣病や癌の予防などをしてくれるという効果もあります。

現代人のストレスを緩和する働きや、コラーゲンの生成を助け、肌の調子を整えてくれるのもビタミンCの働きです。

カリウムは、高余分なナトリウムを体から排出し、血圧を正常にするので、高血圧やむくみを予防するのに効果的です。

また、発がん物質の解毒作用があるスルフォラファンというファイトケミカルの一種である成分も含まれており、花粉症の緩和などにも役に立つと言われています。

食物繊維もたっぷりで、便秘を改善してくれたりします。

ロマネスコはブロッコリーやカリフラワーと同じように、栄養満点な野菜です。

現代人の私たちにはとてもぴったりな野菜とも言えるかもしれません。

カリフラワーとは違うの?

ロマネスコは、カリブロ、カリッコリーなどといった別名もありますが、カリフラワーと同じ野菜なのでしょうか。

ロマネスコはカリフラワーと同じアブラナ科の植物ではありますが、違うところもいくつかあります。

ロマネスコとカリフラワーを見比べてみましょう。

まず、カリフラワーはアブラナ科アブラナ属の植物で淡色野菜で色は白です。

一方ロマネスコは同じアブラナ科アブラナ属ですが、緑黄色野菜で色はライトグリーンです。

カリフラワーもロマネスコも花蕾(からい)を食べる野菜で、花蕾を噛んでもほどけずにくっついたままなのでコリっとした食感です。

カリフラワーは味が弱くほんのりキャベツのような味がしますが、ロマネスコは甘みが強く茹でるとさらに甘みが増します。

青臭さや苦みが少ないのもロマネスコの特徴です。クセがないので、野菜の苦みが苦手なお子様でも食べられるかもしれませんね。

カロリーはロマネスコの方が低いので、ダイエット中の方でも安心して食べられますね。

ロマネスコはブロッコリーとカリフラワーの先祖であるとも言われていますが、ブロッコリーやカリフラワーとは違う野菜です。

ブロッコリーとカリフラワーのいいとこどりの野菜がロマネスコ、とも言えます。

ロマネスコの保存方法

ロマネスコは食べきれないときなどに保存しておくことができます。

キャベツなどと同じように新聞紙でくるんで野菜室で4~5日ほど保存できます。

長く保存しすぎてしまうと、ロマネスコのとがった花蕾の部分が黄色くなったり傷んでしまうので、気をつけましょう。

また、鍋に水を沸かし水の量の1%の塩を入れて、沸騰したら小房に分けて少し固めに茹でます。

茹で上がったら水にさらさずにうちわや扇風機などで冷まし、水気をしっかりと切り、冷凍保存することもできます。

水にさらしてしまうと、水っぽくなるのでやらないようにしましょう。

ロマネスコは花蕾の部分だけではなく芯も食べられるので、一緒に茹でておくといいかましれません。

冷凍保存したロマネスコは2週間を目安に使い切るようにしましょう。食べるときは自然解凍で食べるのがおすすめです。

オリーブオイル375ml、お酢125ml、蜂蜜大さじ1を混ぜたものに漬けて、ピクルスにして保存すると、1週間ほど保存することもできますよ。

保存方法は、ブロッコリーやカリフラワーとほぼ同じですね。

まとめ

ロマネスコはまだまだ珍しい野菜ですが、野菜の中では栄養価がトップクラスの野菜で、特にビタミンCは多く含まれています。

現代人に不足しがちといわれるビタミンCを一つの野菜でたっぷりととれるのは、とてもうれしいですよね。

味はブロッコリーとカリフラワーの中間のような味をしていて、アブラナ科の植物では珍しく、甘みが強くクセがないため食べやすく、いろいろな料理に使うことができます。

一度茹でて冷凍庫で保存することもできるので、常備してサラダや炒め物などに使うのもいいかもしれませんね。

栄養価が高く保存もきく野菜なので、見かけた際はロマネスコをぜひ食べてみてください。

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