「安産のハーブ」「妊婦のハーブ」などと呼ばれることが多いいるラズベリーリーフティーですが、本当に出産に効果はあるのでしょうか。
また、ラズベリーリーフティーが飲みやすいのかどうかも、試してみる上で気になりますよね。
ここでは、ラズベリーリーフの効果や効能、また、本当に効果があると言えるものなのか、効果的な飲み方はあるのか、などということをまとまています。
ラズベリーリーフティーの効果効能
ラズベリーリーフは「安産のハーブ」または「妊婦のハーブ」などと呼ばれています。では、具体的にどのような効果や効能があるのでしょうか。
ラズベリーリーフには収れん作用や子宮の筋肉を正常に調整する働きなどがあります。この働きのおかげで、分娩時間を短縮されることが期待されたり、出産の際の出血を抑えることができるので、出産の負担が軽くなると言われているのです。
また、ビタミンやミネラルなどの栄養もラズベリーリーフにはたくさん入っているので、産後、赤ちゃんに与えるための母乳の栄養価を高めるという効果もあります。
また、出産する際に役立つと紹介した収れん作用と子宮の筋肉を正常に調整する働きのおかげで、ラズベリーリーフティーは産後の母体の回復をも促してくれます。
他にも、生理痛やPMSと呼ばれる月経前症候群を軽減させることも期待できます。
ラズベリーリーフには、女性に嬉しい効果や効能がたくさんあるのですね。
効果なし?その理由とは
ラズベリーリーフティーは「安産のハーブ」「妊婦のハーブ」と呼ばれている理由はわかりましたが、効果が無いと言われてしまうこともあるようです。
確かに、現段階で報告されているデータは多いとは言えないので、科学的に効果があるというには証拠が不十分だそうです。
しかし、オーストラリアのある研究では、ラズベリーリーフの抽出物でできた錠剤を妊娠32週から陣痛が始まるまで1日に2回飲むことで、鉗子分娩の割合を10%ほど減らし、分娩所有平均時間が約10分も短くなることが分かっています。
また、ラズベリーリーフティーのクチコミなどを見ても、個人差があるそうです。分娩に関してはあまり効果を感じられなかったものの、産後の母体回復や母乳の出が良くなったという方は多いようです。
もちろん、ラズベリーリーフは薬ではないので、100%効果があるとは言えませんが、妊娠後期の妊娠8ヶ月頃〜出産まで継続して飲み続けることで、その効果が発揮されやすくなるでしょう。
陣痛や産後にもいいラズベリーティーの飲み方
ラズベリーリーフティーは、子宮の筋肉を正常に保つために調整する働きがあり、子宮への影響が考えられます。
ですから、妊娠初期〜妊娠中期に飲んでしまうと、流産や早産、切迫流産や切迫早産などを引き起こしてしまうこともあるので、飲まないようにしましょう。
ラズベリーリーフティーを飲み始めるのに良いとされている時期は、妊娠後期に入った8ヶ月頃からとされています。
ただし、元から切迫早産と言われている場合やお腹がよく張るなどという場合は医師に相談してから飲むようにしましょう。
また、産後であれば母乳過多や乳腺炎の場合も同じように、担当の医師に相談してから飲む方が良いでしょう。
飲む量としては、1日2杯ほどを目安に毎日継続して飲むのが良いでしょう。時間帯はいつ飲んでも構いませんが、18時以降に飲んでしまうと、利尿作用で夜中の頻尿に繋がることもありますので、気をつけましょう。
まとめ
ラズベリーリーフティーは、ラズベリーの葉っぱから作られたノンカフェインのハーブティーです。
甘い香りがして癖がなく飲みやすいハーブティーですので、試してみようか迷っているという方は、一度飲んでみてもいいかもしれません。
「安産のハーブ」「妊婦のハーブ」などと呼ばれているように、妊娠中も飲むことはできますが、妊娠初期〜中期の場合は、流産や早産などに繋がってしまう恐れがあるので避けましょう。
妊娠後期に入り安定してから、自分のリラックスのために、また産後の回復のために、そして安産を願いながら飲むといいかもしれませんね。
薬ではないので、100%安産になる!と言うことはできませんが、願掛けも込めながら、1日2杯ほどを目安に継続して飲み続けると効果が発揮されやすいと言えるでしょう。