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カルダモンとは?カレーや薬膳にも使われる効能と気になる副作用も

カルダモンの効能と副作用

カルダモンは、カレーや薬膳などに使われることが多くあるスパイスです。

脳に良いということがメディアでも報道されたことがあるので、名前は知っているという方もいるのではないでしょうか。

カルダモンを取り入れることで、他にはどのような効能があるのでしょうか。

今回は、カルダモンとはどのような植物なのか、どのような効能があるのか、またそれにより副作用は起こるのかということについてご紹介します。

目次

カルダモンとは

カルダモンとはどのような植物なのでしょうか。

カルダモンは日本名では「小豆蒄(しょうずく)」と呼ばれるショウガ科の植物です。

カルダモンという名前はカルディア(心臓)の形をしたアーマム(生薬)という意味で付けられました。

草丈は2〜4mほどになり、果実は長さが2cmくらいの長楕円形をしています。その中に黒色や茶色の種子が入っているのですが、この種子をスパイスのカルダモンとして使います。

スパイスコーナーなどで売っているカルダモンホールが、この種子のことです。

原産はインド、スリランカ、マレー半島と言われています。

ユーカリ油、樟脳、レモン油の香りが混ざったような爽やかで上品な香りがし「香りの王様」とも呼ばれています。

古代エジプトではこの香りを神殿での祈祷でたくお香の中に使用し「聖なる香煙」と呼んでいました。

また、紀元前4〜5世紀には、泌尿器科の病気をなおし脂肪をとる生薬としても使われていました。

上流階級の人々はビンロウジの葉にカルダモンを包んで食後に噛み、消化吸収の助けとして使っていたようです。

カレーや薬膳にも使われるその効能とは。

カレーや薬膳などにも使われるカルダモンですが、どのような効能を期待することができるのでしょうか。

まずは消化器官の不調を改善させる効果があります。

消化不良の時にカルダモンを取り入れると、唾液や胃液の分泌を促し消化を助けることがわかっています。

腸内のガスを排出する作用もあり、便秘を解消させる整腸作用もあるので、お腹がスッキリし、ダイエットにも良いかもしれませんね。

風邪や喘息などの咳や痰を抑える働きもあります。

発汗作用もあるので、風邪の引き始めにはカルダモンをとることで症状が緩和されるといえます。

食後にカルダモンティーを飲むと、口の中の菌を抑えてくれるので口臭予防にもなり消化も早めてくれます。

ニンニクの匂いさえも消してしまうほどの消臭効果もあるので、夏場などカルダモンの香水などを使うと汗の匂いを抑えることもできます。

カルダモンはミネラルを豊富に含む植物なので、心拍数を規則的にし、血圧を良い状態に保つこともできます。

ミネラルの中のマンガンという物質は活性酸素(フリーラジカル)を除去し破壊してくれるので、酸素の生産に役に立ち毒素を排出することもできます。

リボフラビンビタミンCなども含まれているので、貧血とたたかい、症状を緩和する働きもあります。

他にもPMSの緩和ホルモンバランスの乱れを改善する働きもあります。

カルダモンに副作用はあるの?

カルダモンは、様々な器官などに良い働きがありますが、過剰摂取してしまうと副作用のようなものが起きることがあります。

粘膜を鎮静させて胃酸過多や胃のむかつきを抑える効果があるカルダモンは、過剰摂取により返って消化を阻害してしまう恐れがあります。

カルダモンは胆石や胆のう疾患、胆管疾患を持っている方は痛みの軽減に効果がある一方痛みがおさまり危機感を失って悪化してしまうこともあるので気をつけましょう。

また、妊娠中の方は胎児への影響も考えられますので、カルダモンの使用は避けるようにしましょう。

冷え性の方は、カルダモンには熱を下げ鎮静化させる作用があるのでとりすぎると酷くなってしまうこともあります。

カルダモンにはグリーンカルダモンブラウンカルダモンがあります。

グリーンカルダモンは体を冷やし、ブラウンカルダモンは体を温めるという全く逆の効果があるので、どちらかをどちらかで代用するということはできません。

どちらのカルダモンを使うべきなのか、しっかりと見極めるようにしましょう。

まとめ

カレーや薬膳などで使われるカルダモンですが、昔から生薬として使われていたようにからだに色々な効果がある植物です。

貧血の緩和や消化器官や呼吸器官の不調の改善、風邪の引き始め、血圧を安定させるため…など使うことができる場面は多くあります。

カルダモンが気になっているという方は、ぜひカルダモンティー料理にカルダモンを使うなどして、生活に取り入れてみるといいかもしれませんね。

カルダモンを取り入れる際は、過剰摂取をしないように気をつけましょう。

過剰摂取することで、改善するはずのものが悪化してしまう恐れもあります。

一度にたくさん取り入れるより、少しの量を定期的にとるようにした方が効果が得られやすいかもしれませんね。

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