やっぱり、育てやすいわよ。ミントは…。よく、増えるし。など、良く聞いては、ミントの苗を近所の方からもらったりしませんか?
ですが、なかなか自分で育てるのは難しい…。
ミントはシソ科の植物。繁殖力も強いですよね。
ここ最近では、アロマブームが密かに巻き返しを起こしつつありますが…。
風邪薬の常備薬はもちろんだけど、ミントを育てて日々の健康のために役立ててみようかな…。なんて思ったりしませんか?
ミントの種類は大きく分けて二つ
ミントは品種同士で交配することが可能なハーブと言われています。
ですので、数えきれないほどの品種が存在しますし、近くに違う種類のミントを植えることで、勝手に交配してしまっていることもあるようです。
ミントは大きく分けて二つの種類に分けることができます。ペパーミントとスペアミントです。名前はよく聞くけどそれぞれどんな特徴があるのでしょうか。
ペパーミント
ペパーミントは強い香りを持つのが最大の特徴です。
西洋ハッカや、コショウハッカの呼称で有名ですね。
スペアミントとウオーターミントの交配で作られています。
お茶やオイルによく使われるペパーミントは、スペアミントよりもメントールの含有量が多いといわれています。
メントールには血管拡張、抗菌、冷感などの作用をもち、集中力を高めてくれる働きがあります。
スペアミント
スペアミントの香りには、ほんのりした甘みがあります。
ミドリハッカやカーリーハッカの呼称で有名です。
スペアミントは葉の形に特徴があり、先の尖った槍(ヤリ)の様な形をしていますす。消化促進作用や、リフレッシュ効果、、免疫力を上げてくれる免疫賦活作用(めんえきふかつさよう)などが期待できます。
ミントの種類、葉や花の特徴と違い
やはり、交配と突然変異が多いハーブなので、変種がよくできやすいのがミントの特徴なのですが、フルーツの様なミントもご紹介しているので、自分にあったミントを探してみてください!
ブラックペパーミント
スペアミントとウオターミントの交種。
ミントの中でも香りが強く、殺菌、防虫効果に優れていて、コンパニオンプランツとしても利用されれます。
スペアミント
精油がよくシャンプーや歯磨き粉に使われる。葉が槍の先などの形をしている特徴があります。
パイナップルミント
アップルミントを親に持つ配種。
丸い緑の葉に白やクリーム色の班をもつのが特徴で、パイナップルの香りがほのかに香り、魚料理の香りづけによく使われます。
アップルミント
マルバハッカ、ウーリーミントなどとも呼ばれます。
ほのかにアップルの香りがし、産毛の生えた丸い葉っぱを持ち、ピンク色の花が咲きます。
ペニーロイヤルミント
目草薄荷(メグサハッカ)という和名が有名。ペパーミントよりもさらに強い刺激を持ちます。
丸い葉と紫の花が特徴ですが、刺激の強さから、害虫予防として利用されます。
鉢植えがいい?ミントを植えるときの注意点
ミントは繁殖力の強いハーブなので、地植えにしてしまうとどんどん繁殖して手が付けられなくなってしまいます。
繁殖力が強いミントは他の花と一緒に植えても、他の花のところまで根が広がって栄養素もとってしまうため、弱い植物だと枯れてしまうことがあります。
なので、ミントを植える時などは、地植えの場合、花壇やブロックなどで区切ることをおすすめします。ブロックなどの場合は根の深くまで掘り下げて区切り、繁殖を抑えて隣の場所まで侵食しないようにします。
鉢植えにすると、他の植物を侵食する恐れがないので、後からのお手入れも比較的簡単に行えるかもしれません。
植える時期としては3月から6月、9月から11月に苗植えをします。
土などは湿った土を好むので、赤玉土や、バーミュライトなどがおすすめです。
種はなるべく重ならないようにパラパラと平たく蒔きます。
種は小さく流れやすいので、霧吹きなどで丁寧にたっぷり水をまきましょう。
土は湿らせた状態を保ちます。
土が湿った状態を保つために、種を植えたらラップなどをふんわりと軽くかけて保湿状態を保つのをおすすめします。だいたい10日から15日ほどで発芽します。
発育の遅い、弱そうな葉は間引くことをおすすめします。本葉が5枚くらいになったら、プランターや花壇に植え替えましょう。
鉢は、大きめの5号から6号位より大きいもをおすすめです。
土を鉢にある程度入れたら、苗を置き土となじませていきます。
苗と苗の間は15㎝くらい空けるのが丁度よく、苗が大きくなった時に密集しない程度の感覚になります。
ミントは室内で水耕栽培も可能ですよ。
切り取った茎などをコップなどに指しておけば、自然と根が生えてきます。ただし、水耕栽培の場合、水を毎日取り替える必要があるのでご注意を!
苗を水耕栽培する場合は、根についた土を綺麗に落とします。
ハイドロボールやセラミスなどの人工培養土を2/3位入れて、苗を置いて、人工培養土を植えからかけて、1/5位水を足していきます。
生育を促したり葉の収穫を増やすために、新芽を摘み取ったり、茎や葉を切りそろえることで、健康で新しい葉が育ちます。
まとめ
ミントは植え替え時期もきちんと調節すれば、葉を増やしていくことが可能です。
植え替えの時期としては、4から5月、9から10月が適期になりますが、こちらも挿し木、株分け、種まきと、あらゆる方法があります。
あらゆる増やし方があるミントで豊かなハーブの生活を取り入れてみてはいかがでしょうか。