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レモンバーベナの苗からの簡単な育て方、剪定のコツと挿し木で増やす効果的な方法も

レモンバーベナ

爽やかなレモンの香りがするレモンバーベナ。

ハーブの中では強い性質で育てやすいと言われていますが、育て方で気をつけた方がいいことなどはあるのでしょうか。

レモンバーベナの苗を買ったけれど、どのように育てればいいのか分からないと悩んでいる方へ、簡単なレモンバーベナの育て方や増やしていくコツについてご紹介します。

目次

レモンバーベナの特徴

レモンバーベナはレモンの爽やかな香りが特徴のハーブで、乾燥しても香りが長持ちすることから、ポプリや匂い袋として昔からよく使われています。

原産はアルゼンチン、チリなどで和名では「防臭木(ぼうしゅうぼく)」と呼ばれています。

原産が南アメリカであることからも分かるように、冷たい風や寒さには弱く20度〜30度の気温がレモンバーベナの適温となっています。

開花は8月〜9月頃の夏の時期で、白色〜淡い紫色の小さな花がたくさん咲きます。

葉は長細い葉がひとつの節に3、4枚ほど生える輪生のものです。葉の長さは約7cm〜10cmで、鮮やかな緑色をしています。

葉の裏側が淡い緑色で、腺点(※)が入っているのもレモンバーベナの大きな特徴と言えます。

腺点(せんてん)

植物の葉の裏側にある小さな分泌腺のことで、植物が虫を誘うための分泌物(蜜や香り)を出す腺(せん)が突起状になったもの。

明らかに突起状になっているものは腺体(せんたい)といい、それが葉の裏や葉の根本などにゴマ粒状に点で現れているものを腺点(せんてん)といいます。

蜜腺(みつせん)と似た働きをします。

レモンバーベナの簡単な育て方

レモンバーベナは、比較的育てやすいハーブです。

種の市販はほとんどありませんので、苗から育てるのが一般的といえます。

冬の寒さや冷たい風が苦手なハーブですので、地植えよりも鉢植えにし、寒さを避けてあげられるようにするのが良いでしょう。

植え付けに最適な時期は5月〜6月です。レモンバーベナを植えるための土づくりは、レモンバーベナを移植させる2週間前程から始めるようにしましょう。

市販のハーブ用の培養土や、赤玉土:腐葉土を7:3の割合で混ぜ合わせたものに、苦土石灰を混ぜて作った土が理想です。

酸性土壌を嫌うので、苦土石灰を忘れないようにするのが良いでしょう。

レモンバーベナは乾燥を好むハーブですので、水やりは土がかわいた時にあげるのを目安にすると良いでしょう。冬はもっと乾燥気味にしても問題ありません。

肥料は水と違い、不足しないように与えましょう。5月に1回8月〜9月頃に1回あげるのを忘れないようにします。

肥料は、ゆっくり効いていく緩効性のタイプのものを選ぶのが良いでしょう。

挿し木をして増やすことができますので、増やしていきたい場合は挿し木にも挑戦してみるのはいいかもしれません。

剪定のコツ挿し木で増やす方法も

挿し木を行う際は6月頃を目安にしましょう。

挿し木の方法は、まず元気の良い枝を選び、10cmほど枝先を切ります切った枝(挿し穂)を水にかわ分ほどつけて、水を吸わせてあげます。

水を吸わせてから、柔らかすぎる先端部分は挿し木には向かないので切ってあげましょう。

次に土にさす部分の葉をとります水で湿らせておいた土に挿し穂をさし水を静かにかけ土と根を密着させてあげて出来上がりです。

1ヶ月ほどは半日陰におき、土を乾かさないように水をあげるようにしましょう。

挿し穂から新しい脇芽が出てきたら根付いたということになり成功です。

また剪定は20cm以上の大きさになったら、春と秋に収穫を兼ねて摘芯を行うようにしましょう。

剪定をしないと、レモンバーベナは葉が小さくなってしまうので気をつけましょう。

一年目は剪定によりダメージを受けてしまうこともあるので、一年目の剪定は避けましょう。

春は芽の様子を見ながら、秋はいらない枝や長くなってしまった太い枝を中心に、剪定するようにしましょう。

剪定は枝先を10cmほどカットすると良いでしょう。

まとめ

レモンバーベナは比較的強く育てやすいハーブですが、寒さには弱いハーブですので、冬の寒さを避けられるように、鉢植えで育てることをお勧めします。

挿し木で簡単に増やすこともできますので、株が多く欲しい場合は挿し木で増やすのが良いでしょう。

挿し木はレモンバーベナが成長しやすい6月頃にすると、発根しやすいので時期を見て行うようにしましょう。

また、挿し木をして発根するまでは土を乾かさないように水あげをするのを忘れないようにしましょう。

発根してからは乾燥気味を好むハーブですので、あまり水をあげすぎないようにすると良いでしょう。

レモンバーベナの葉は乾燥しても香りが長持ちするので、ぜひポプリや匂い袋として使ってみるのはいかがでしょうか。

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