ハーブを育てていたら、すごく茂ってしまって、どうやって使ったらいいのかわからないうちに、季節が過ぎて枯らしてしまった、なんてことがありませんか?
フレッシュのハーブが沢山出来たら、ドライハーブを作ってみたらいいと思います。
ドライハーブだと、長持ちするだけでなく、使いやすい大きさにして瓶やパウチ袋などに乾燥剤と一緒に保存しておくと、使いたい時に使いたいだけ利用できて便利です。
ハンギングという、簡単にできる方法をご紹介します。
ドライハーブの作り方 その1 ~ ハンギング ~
その名の通り、「吊るす」です。
吊るして、乾燥させます。写真でハンギングで乾かしているのは、手前の大きな束がレモングラスで、奥に小さく見えるのがタイムです。
長くて、カヤのような植物がレモングラスです。
吊るすときは、直射日光の当たらない、半日陰にさかさまに吊るすといいでしょう。直接日光に当たると、ハーブの色が褪せてしまうので、風通しの良い半日陰がお勧めです。
吊るす方法は、ある程度の分量のハーブを束ねて、根元をゴムひもで結び、二束ずつを一本の紐でつなげて、それを竿や天井から逆さまに吊り下げます。
天気の良い日を選んで行うと良いですね。
梅雨時期や、雨が続く日、湿度の高い日をさけて、からっと晴れた日が2~3日続く日を選ぶと、ドライハーブが上手にできると思います。
ドライハーブを作っていると、風がふんわりと吹くたびに、お部屋にハーブの香りが広がって、幸せな気分になれます。
ハンギングは、他にもミントやラベンダー、ローズマリーなど、他にも垂れ下がるタイプのハーブに向いています。
ドライハーブの作り方 その2 ~ネットで乾かす~
梅干しや干物を作る用の、吊るすタイプのネットがありますが、そのネットを利用してドライハーブを作ることもできます。
この方法に適しているのは、ある程度の大きさのある葉っぱや、カモミールのように、”花”を乾燥させるようなものにも向いています。
平たく並べて干すので、ローズマリーやタイムの葉のように、小さすぎる葉っぱは網の目から落ちてしまいますね。バジルやミントなどもこの方法でドライハーブにすることができます。
干し物ネットで乾燥させる場合も、半日陰の、直射日光の当たらない、風通しの良い場所に吊るしましょう。
ドライハーブの保存方法
ハンギングで吊るして乾いたレモングラスです。
お好みで、使いやすい大きさにカットして、空き瓶やパウチ袋に乾燥剤と一緒に保存します。
タイムやミント、バジルなど、茎ではなくて葉っぱを楽しむハーブは、葉だけを枝から外して、レモングラスと同じように空き瓶やパウチ袋に乾燥材と一緒に保存しましょう。
お料理の香辛料に使ったり、ハーブティーを入れたり、楽しみ方も広がりますね。
保存用の瓶は、熱湯消毒をして水滴が残らないようにしっかりと乾かしたものを使います。
ドライに乾かしたハーブも、瓶に残った水滴がカビや細菌の発生の原因になり、せっかくのハーブが使えなくなることがありますので、しっかりと乾燥したものを使って下さいね。
フレッシュのままでは枯れてしまうハーブですが、乾燥させることで長期保存ができて、一年中ハーブを楽しむことができます。
沢山ハーブが出来た時は、ぜひ試してみて下さいね。
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