縁起物として人気の高い観葉植物、ドラセナサンデリアーナ。幸福の木などと呼ばれることもありますね。
キレイな葉をもち、繊細なシルエットが印象的なドラセナサンデリアーナは、丈夫で育てやすいといわれています。
丈夫で育てやすいドラセナサンデリアーナは、水栽培やハイドロカルチャーでも育てられるのでしょうか。
ハイドロカルチャーでも育てられるのか、水栽培の方法、葉が黄色くなる原因や対処法をご紹介します。
ドラセナサンデリアーナはハイドロカルチャーでも育つ?
ドラセナサンデリアーナは、ハイドロカルチャーでも育てることができます。
耐陰性があり、どんな場所でも育てられるドラセナサンデリアーナは、室内で簡単に育てることができます。
ハイドロカルチャーは土を使わないので、汚れにくく室内での管理に最適ですよね。
また、カラフルな砂でインテリア性をアップさせることもできますし、ゼリータイプでおしゃれに見せることもできます。
ゼリータイプだと、水の量が見えるので管理がしやすいですよ。
ただし、水のあげすぎの失敗が多くなるので、ハイドロカルチャーで育てる場合は注意しましょう。
ドラセナサデリアーナの水栽培の方法は
ドラセナサンデリアーナを水栽培で育てるときに大切なのは、水やりです。
土で育てる場合と同じように、表面が乾いたら容器の1/4程度まで水やりをしましょう。
もし1週間たっても水が無くならないときには、根腐れを防止するために水を捨てて、入れ替えましょうね。
冬は生育が緩慢になるので、表面が乾いて2~3日してから水やりをおこないましょう。水の量は、春から秋と同じように容器の1/4ほどでいいですよ。
冬でも4~5日に一回は、水を変えるようにしましょう。
水を変えずに長い期間入れておくと、茎や根が腐って枯れてしまうので気を付けましょう。
ドラセナサンデリアーナを水栽培で育てるときは、肥料も与えましょう。
肥料は、ハイドロカルチャー観葉植物専用の培養液がいいですよ。生育期に当たる5~9月の1週間に1回ほど与えればいいですよ。
水栽培は根腐れがしやすいので、根腐れ防止剤も使用するといいですよ。
ドラセナサンデリアーナが枯れた?葉が黄色くなる原因と対処法
ドラセナサンデリアーナは丈夫ですが、枯れてしまったり、葉が黄色くなってしまうこともあります。
その原因はいくつかあるので、一つずつ見ていきましょう。
ドラセナサンデリアーナの元気がなくなる原因として多いのは、日照不足です。
室内で管理していると、日光がなかなか当たらないということも多いのではないでしょうか。
耐陰性はある植物ですので、日光がなくても育てることはできますが、同時に日光を好む植物でもあります。
定期的に日光浴をして日に当てるようにしましょう。
ただし、いきなり強い日光を当てるのもNG。強すぎる光線や直射日光は、ドラセナサンデリアーナが枯れる原因になってしまいます。
徐々に光の強さに慣らしていくようにし、直射日光の当たらない明るい日陰に置くようにしましょう。
また、室内で管理していると、エアコンの風に当たり葉が変色してしまうこともあります。冷房も暖房も、直接風が当たらない場所に置くようにしましょうね。
直接風が当たると、乾燥し水分不足になってしまいます。
室内で管理していると、エアコンをつけることで思っているよりも水分の蒸発が多くなってしまいます。
葉や茎の乾燥を防ぐために、水やりのほかに時々霧吹きを使って葉に水をかけるようにしましょう。
ドラセナサンデリアーナは、暑さや寒さで元気がなくなることもあります。
練った植物のため寒さには弱いので、冬は10℃以上を保てる環境で管理するようにしましょう。
室内でも窓際は、夜は寒くなってしまうので注意が必要です。
また夏は、普段よりも水分を消費してしまいます。土の状態や容器の水の量を見ながら水やりをおこなっていきましょう。
水栽培などで多い、ドラセナサンデリアーナの枯れる原因は根腐れです。受け皿に水が溜まったままだったり、水を変えないで放っておくと根腐れしやすくなってしまいます。
葉が枯れ、土から変な臭いがしたら根腐れが疑われます。
水分過多だったり土の排水性が悪いことが原因なので、早急な植え替えをするようにしましょう。根腐れした部分は取り除き植え替えます。
植え替えの適期は5月中旬~9月中旬なので、できれば適期におこないたいところです。
しかし、根腐れは放っておくと枯れてしまうので、冬でもおこなったほうがいいでしょう。冬場に植え替えをした場合は、枯れてしまう可能性があることを忘れないようにしましょうね。
また、根詰まりにより葉が黄色くなることもあります。
鉢底から根が出ている場合などは、鉢が小さい証拠です。一回り大きな鉢に植え替えるか、根鉢を1/3をほど切り落とし、同じ大きさの鉢に植え替えるようにしましょう。
どんな原因でも、枯れてしまった部分は元には戻りません。変色した部分が一部分ならそのままにしますが、全部葉が枯れているなら切り落としましょう。
また、弱っている部分を中心に切り戻しなどをおこない、仕立て直すようにしましょうね。
まとめ
ドラセナサンデリアーナは、丈夫で育てやすい植物とされていますが、過酷な環境に置いておくと枯れたり、葉が黄色くなってしまうことがあります。
原因はいろいろあるので、置いている環境や状況を見て見極める必要があるのですね。
ハイドロカルチャーや水栽培でも育てることができるので、水やりに気を付けながらドラセナサンデリアーナを楽しく育てていきましょう。