カールした葉が特徴的なベンジャミンバロック。
日本に入ってきてまだ10年ほどしかたっていないニューフェイスのベンジャミンです。
ホームセンターで見かけることもあるかもしれませんが、まだたくさんは流通していない品種です。
ベンジャミンバロックとはどんな植物なのでしょうか。
今回は、ベンジャミンバロックがどんな植物なのか、葉が落ちる原因や対処法もあわせてご紹介しています。
ベンジャミンバロックってどんな植物?
ベンジャミンは幹を三つ編みに仕立てたトピアトリーとして楽しむことが多い植物ですが、ベンジャミンバロックはそのままの樹形で楽しむことができます。
新葉は明るいグリーンで、生長すると濃いグリーンになりそのコントラストが美しく部屋をおしゃれに見せてくれます。
バロックというのは「バロック調」という意味があり、語源は「ゆがんだ(いびつな)真珠」というものです。
確かに、通常のベンジャミンに比べると葉の形などが歪んでいるといえますね。
ベンジャミンバロックの葉が落ちる原因と対処法
ベンジャミンバロックは、観葉植物なので室内で管理することが多いでしょう。
室内で管理していると日照不足になりやすくなってしまいます。日照不足により葉が落ちることもあります。なるべく、よく日の当たる場所で管理するようにしましょう。
春や秋の天気の良い暖かい日などは、屋外やベランダにベンジャミンバロックを出して日光浴させてあげるのがおすすめです。寒くなる前に室内に取り込むのを忘れないようにしましょうね。
日光浴が好きなベンジャミンバロックですが、夏の暑い日に屋外へ出してしまうと、強い直射日光により葉焼けを起こしてしまうことがあります。
葉焼けすると、葉の色が変わり葉が落ちてしまうので注意しましょう。
水切れや乾燥も葉が落ちる原因のひとつです。夏の気温の高い時期や冬の乾燥している時期は、土が乾きすぎないように管理するようにしましょう。
反対に水のやりすぎでも葉が落ちてしまうことがあります。土の様子を確認しながら水やりするようにしましょう。
基本は土が乾いたら水やりをします。冬場は土が乾いて2~3日経ってから水やりをするといいですよ。
受け皿にたまった水は毎回捨てるようにしましょう。
また、急な環境変化によっても葉が落ちることがあります。
ベンジャミンバロックは環境の変化に弱く、季節の変わり目や購入したばかりの時などには古い葉や新芽を落とすことがあります。
これはベンジャミンの健康な生理現象です。頻繁に置き場所を変えたりするのを避けて、適した環境に置いてしばらく様子をみるようにしましょう。
葉が落ちるだけではなく、若葉が黄色く変わったり葉がいびつに歪んでいたらハダニの可能性もあります。
葉の裏側を確認し0.5mmくらいの小さな赤いクモのような虫がいたらハダニです。シャワーなどの水で洗い流してしまいましょう。
霧吹きを使い葉水をしっかりとすることで防ぐことができます。
ベンジャミンバロックはベンジャミンの中でも落葉しにくい品種のため、比較的管理しやすいですよ。
ベンジャミンバロックの花言葉も
ベンジャミンバロックはクワ科フィカス属に属しています。
このフィカスというのはイチジクのことで、漢字では「無花果」と書きます。しかし、花がないわけではなく実の中に花が咲くため外から見えないのです。
ベンジャミンバロックもイチジクと同じような実(花)をつけるんですよ。
そのベンジャミンバロックの花言葉は「融通の利く仲間」というものです。
他のベンジャミンに比べて、環境に適応しやすいことが花言葉の由来になっているようです。
ちなみにベンジャミン全体としては「永遠の愛」「友情」「信頼」「結婚」などポジティブな花言葉がつけられています。
開店祝いや結婚祝いなどのプレゼントにもピッタリの植物ですね。
またベンジャミンバロックには「気持ちを落ち着かせる」「人間関係をスムーズにする」などという風水効果もあるようです。
リビングに置いて互いの絆や愛情を深めたり、オフィスに置いて仕事運アップの効果などを期待してみるのもいいかもしれませんね。
まとめ
ベンジャミンバロックは比較的新しい品種で、日本でもあまり多くは流通していません。
ベンジャミンの中でも、葉が落ちにくく育てやすい特徴を持っています。
葉が落ちる原因は、水切れや水のやりすぎ、環境の変化などがあげられます。
水やりはしっかりと土の状態を見ておこなうことで防ぐことができます。土を確認しながら水やりをするようにしましょうね。
ベンジャミンバロックと楽しい生活が送れますように。