「ロハスな生活をしよう!」とか、「ハーブもバジルも家庭内菜園している!」なんて、最近よく聞くようになりましたよね。
自分の家で育てれば安心だし、必要な分だけ育てたものを使えば、家計にも環境にもエコで素敵ではないでしょうか。
今回はそんなバジルを育てようとしているあなたに朗報です。
バジルによくつく害虫は?
家で育てれば安全ですが、バジルも植物。
生きていますので、なかなか環境を守ってあげることが重要になってきますよね。
自分でせっかく育てるんだから、無農薬にこだわりたいところ…。
みんな害虫駆除をどのように工夫しているのか気になりませんか?
ハーブを育てる上でよくつく害虫ってどんな種類の虫がいるんでしょうか。
よく見る小バエなんかは、どうなんでしょうね。バジルに良くつく害虫をまとめてみました。
アブラムシ
葉と肥料で合成されるのがアミノ酸なのですが、そのアミノ酸に反応してアブラムシが寄生すると言われています。肥料や土に注意が必要です。
葉ダニ
3月~10月の間、暖かい時期に、葉の裏に寄生し、バジルの養分の葉緑素を吸い、葉っぱを白くしてしまうのでご注意を…。
フキノメイガ
蛾の幼虫で夜などに飛んできます。成虫になるとバジルは食べません。
ヨトウムシ
夜になって葉を食べる虫です。
コガネムシ
レース状にバジルを食べていくのが特徴です。
成虫などは、根も食べるというので注意が必要です。
カイガラムシ
バジルが病気になる原因ともいわれています。葉から養分を吸い取ってしまいます。
その他の虫たち
外のプランターなどで育てる場合、バッタなどもよくよってきます。バッタは駆除剤が効かないため、細かいネットなどを張り巡らせて保護することをおすすめします。
ハーブは元々の苦み成分などから、害虫はつきづらいと言われていますが、バジルは虫が好むハーブでもあるようですね。
バジルはシソ科で繁殖力もありますが、栄養価も高いですよね。虫も生存本能でおいしいことをよく知っているのでしょうか。
害虫対策と予防方法、良くかかる病気も
家庭菜園をはじめる上で、害虫対策は重要ですよね。万全には万全をするに超したことはありません。
害虫対策をはじめる時期ですが、早いほうが良いに超したことはありません。種から芽がでた時期からすぐに注意が必要です。
害虫の種類によって、寄生する部位が変わってきます。バジルのいろんな場所を注意深く観察する必要があります。
害虫予防としてあると便利な道具ですが、小さなピンセットや、その代用として、割り箸でもいいですね。ついた害虫をつまむのに便利だと思います。
バジルに水まきをするのに、霧吹きをお持ちの方がいらっしゃると思いますが、霧吹きは、害虫を水で飛ばすのにも役立ちますよ。
バジルは虫がつきやすいハーブです。虫が繁殖することで、歯が穴だらけになることがあります。気が付いた時にサッとケアできるように、ピンセットや霧吹きをバジルの近くにおいてくといいかもしれません。
虫除けスプレーは、後々バジルを口の中に入れることを考えて安全なものをおすすめします。
手作りが一番安心でおすすめです。作り方は簡単で、ニンニクや唐辛子を刻んでお湯で薄めるだけ。スプレー容器に入れておくとエキスが自然と抽出されるので、そのままスプレーできます。
また、酸性が強い、レモンの汁は搾ったものをそのまま土などにかけておくのも害虫対策によいとされています。
植物を育てるのには、水と温度のバランスが重要だと言われますが、水分の与えすぎは、軟腐病になったり、根が腐ったりするので、注意が必要です。
表面の土が乾いたらたっぷりと与えるくらいがいいようです。置く場所は、風通しのよい場所に置いてあげましょう。
コンパニオンプランツ
ところで、ガーデニングには、環境にも優しく人にも時短で、共存共栄のコンパニオンプランツという考え方があるようです。家庭菜園で流行っている考え方で、オーガニックの基本でもあるとか。
お料理の味付けで、バジルとトマトはコンビネーション抜群ですが、コンパニオンプランツという考え方においても、バジルとトマトは絶妙のコンビと言われています。トマトの傍にバジルを植えておくと、トマトに害虫がつきにくいそうですよ。
植物は、土と水と温度が重要です。バジルの場合、土は水はけが良く、水のあげすぎも、乾燥しすぎも良くありません。トマトは乾燥に強い植物であることから、トマトを一緒に植えると水分のバランスも良いんですね。
また、インド原産のニームという植物をご存じでしょうか。あまりの力強さにアメリカでも育てられているニームツリー。
木自体に防虫効果があり、ニームの粉末などを肥料と一緒に混ぜておくことで、虫がよってこないと言われています。
室内だと冬越しできる?その方法も
気温も、外に置いておいていた時に、真夏だと日差しが強すぎて葉焼けを起こし、枯れてしまう恐れもあります。ほどよい日当たり加減がバジルには必要です。もともとバジルは熱帯の植物です。室内で育てる場合は確実に15℃くらいの平均を保つといいでしょう。
また、日当たりですがなるべく日の当たるところで育てましょう。冬場、育てる場合にでる害虫がアブラムシやハダニ、コバエと言われています。
キッチンなどで育てる場合、暖房などが効いているので温度管理もいいですし、目が行き届くので水加減や日差しの調節もしやすいのでおすすめです。
まとめ
いかがでしたか?バジルが育ったら、オーガニックバジルソースでも作ろうかな?なんて思いますよね。最近では、住宅設備の気密性も良く、ハーブなどもキッチンで育てやすい環境が確保することが容易です。
ただ、その分、害虫などにも好環境なので注意に超したことはありません。
是非、新鮮なバジルソースをいただくためにも、ハーブの環境に気を配ってあげてくださいね。
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