オリヅルランは、初心者の方でも育てやすい観葉植物です。
ランナーと呼ばれる細長い茎をのばす姿はスタイリッシュで、ハンギングプランツとしても人気があります。
オリヅルランは育てやすいというものの、元気がなくなってしまうこともあります。原因はどのようなことが考えられるのでしょうか。
今回は、オリヅルランの元気がなくなる原因、根腐れからの復活方法、植え替えの後の管理についてご紹介します。
オリヅルランが元気がない原因は?
オリヅルランの元気がない原因にはどのようなことがあるのでしょうか。
もしかしたら根詰まりを起こしているのかもしれません。
オリヅルランは根に水を蓄える性質を持っています。また、生育も旺盛です。そのため、根詰まりを起こしやすい植物であるといえます。
根詰まりを起こしている場合は、水やりを控えて土が乾いてからオリヅルランの株を抜いてみましょう。
根をきれいに洗ってみて根が多いという場合は、カットして減らすか一回り大きい鉢に植え替えましょう。
植え替えが終わったら、メネデール希釈水をたっぷりと与えるといいですよ。
葉が茶色く枯れていて元気がないという場合は、水のやりすぎにより根腐れを起こしてしまっているかもしれません。根腐れを起こしてしまった時のオリヅルランの復活方法については次で詳しくご紹介しますね。
また、オリヅルランは寒さに弱い性質を持っています。秋~冬にかけての寒い時期に屋外に置いてしまうと元気がなくなることがあります。
寒さに当たってすぐではなくても、春頃になり冬の寒さによる痛みが出てきていることもありえます。傷んだ葉は切り取って、水やりを控えて乾かし気味に管理しながら様子を見るようにしましょう。
オリヅルランは頑丈なので、意外と持ちこたえてくれますよ。
室内でずっと管理しているという場合は、日照不足により元気がなくなっているのかもしれません。
オリヅルランは直射日光に当てると、葉焼けを起こしてしまいます。しかし、日光に全く当てずに育てていると葉が弱ってしまうことがあります。
室内で育てている場合でも、レースカーテン越しの日光や屋外の日陰などの明るい場所で管理するようにしましょう。
またエアコンの直風に当たると乾燥してしまいます。これもまた元気がなくなる原因になるので注意が必要です。
根切りで再生!根腐れしたときの復活方法
オリヅルランの葉先が黒く枯れて元気がなくなってきたら、根腐れが原因かもしれません。
排水穴のない鉢を使っていたり、水をあげすぎたまま蒸れてしまうと根腐れを起こしやすくなってしまいます。
オリヅルランが根腐れしてしまった時には、根切りをして復活させてあげましょう。
根腐れは早く気づけば気づくほど復活しやすくなります。
まず古い鉢からオリヅルランを抜き取り、根腐れでダメになったところをすべてハサミでカットします。
根についた土も手で優しく落としましょう。
新しい鉢に用土を入れてオリヅルランを入れます。オリヅルランの周りに用土をいれていきます。用土を入れたら、上から棒でつついて根の間にもしっかりと土を入れましょう。
その後、たっぷりと水やりをすれば完成です。水やりは初めはしっかりと与えますが、そのあとは水をやりすぎないように注意しましょう。
日当たりも大切なので、明るく風通しのよい場所で管理しましょう。
植え替えのあとの復活ポイントは?
根腐れを起こしたオリヅルランを植え替えするときや、根詰まりを起こして植え替えをしたときに復活せずに失敗してしまうとショックですよね。
オリヅルランの植え替えの時にどのようなことに注意すれば、復活しやすくなるのでしょうか。
まず、用土は水はけのよいものを使いましょう。水はけが悪い土を使ってしまうと、根腐れを起こしやすくなってしまいます。
市販の観葉植物の培養土や、自分でブレンドするときは赤玉土、腐葉土、川砂を5:3:2で配合するのがおすすめです。
土の表面を鹿沼土や化粧砂などの無機質の用土で覆うと、コバエの発生を防ぐことができますよ。
日当たりの良い場所を好みますが、直射日光の当たる場所は避けましょう。レースカーテン越しの日当たりや屋外の日陰などに置くようにしましょう。
明るく風通しのよい場所で管理しましょうね。
用土や日当たりに気を付けることで、植え替えの後にオリヅルランがしっかりと復活してくれますよ。
まとめ
オリヅルランは比較的育てやすく、頑丈な植物です。
しかし、根腐れや根詰まり、寒さなどが原因で元気がなくなってしまうこともあります。
置いている環境や季節などから、元気がない原因を見極めるようにしましょうね。
根腐れが原因の場合は、腐ってしまった根を切り落とし植え替えることで復活させることができます。
植え替えをするときは、用土、水やり、日光に注意して管理するようにしましょうね。そうすることで、オリヅルランがしっかりと復活しますよ。
オリヅルランの元気がなくなっても、すぐ枯れてしまうことはほとんどありません。ぜひ、元気になるように管理してあげてくださいね。