近年、青いハーブティーとして人気を集めているバタフライピー。
青色というと飲み物として飲んでも大丈夫なのかな、と不安になることもあるかもしれません。
バタフライピーをお茶にした時に出る青色は、花びら部分の天然色素なので飲んでも身体に害はありません。
しかし、バタフライピーに含まれている成分など、他の面での危険性はどうなのでしょうか。
今回は、バタフライピーの危険性や副作用について、そして飲み方や注意点についてもご紹介します。
バタフライピーは危険じゃないの?
日本ではまだあまり知られていないバタフライピーなので、情報が少なく危険性が分かりにくいかもしれません。
青い色のお茶ということで、着色料を使っているのではと考えるかもしれませんが、バタフライピーティーの青色は、花びら部分の天然色素で着色料ではありません。
花びら部分にとても多く含まれているアントシアニンが、青色の大きな要因となっています。
ですから、青い色だからという危険性はないといえます。
アントシアニンを多く含んでいるバタフライピーは、アンチエイジングや肥満予防、生活習慣病の予防などの効果が期待できます。
しかしその一方で、お子様が飲む場合は身体が小さいぶん有用成分が働きすぎてしまうこともあるので、お子様に飲ませてあげる時には、飲む量などに気をつけてあげるようにしましょう。
低血糖の方やインスリンを投与している方、薬を常に服用している方は組み合わせによっては身体に良くない反応を起こすこともあるので、バタフライピーティーを飲む前にかかりつけの医師に相談するようにしまょう。
また、後ほど詳しくご紹介しますが、台湾では子宮収縮作用と血小板凝固抑制作用があるバタフライピーは、妊娠中や授乳中は控えるようにとされています。
日本での安全基準としてはそこまでの制限はありませんが、妊娠中や授乳中の方は気をつけて取り入れるようにした方が良いかもしれません。
バタフライピーに副作用はある?
バタフライピーティーを飲むことで副作用はあるのでしょうか。
バタフライピーに限らず、種類によっては、一度に大量のティーを飲むなど過剰摂取をしてしまうと、お腹がゆるくなり下痢を起こしてしまったり、身体に負担をかけてしまい良くない影響があるということも考えられます。
また、体質によっては、食物アレルギーのような症状が生じ、かゆみや発疹が出る場合もあります。
自分の体調や体質に合わないと感じたときは飲むのをやめるようにしましょう。
また、バタフライピーティーには、子宮収縮作用があるので、妊娠中は避けるようにしましょう。
気になる場合は、かかりつけのお医者様に聞いてから飲むのが一番安心ですね。
妊娠中や生理中の飲み方と注意点
バタフライピーティーはカフェインは含みませんが、妊娠中や授乳中、生理の時などには避けたほうが良い飲み物です。
バタフライピーティーには子宮収縮作用があります。
通常、妊娠をして3週間ほどになるとホルモンの働きで子宮の収縮運動は抑えられて、受精卵が傷つくのを防ぎます。
この時に子宮収縮作用のあるバタフライピーティーを飲んでしまうと、受精卵を傷つけ流産してしまう可能性もあるので気をつけるべきです。
また、抗血栓、血栓溶解の成分が含まれているバタフライピーは、血液をさらさらにしてくれる効果があります。
普段は血液をさらさらにしてくれるのは良いことなのですが、生理中や大きな怪我をして出血している時などは、出血が酷くなり止まりにくくなるので飲まない方が良いでしょう。
また授乳中は飲んではいけない、というわけではありませんが、心身がデリケートな期間を避けて、身体が落ち着いてから飲むようにした方が良いかもしれません。
もし、卒乳前にバタフライピーティーを飲みたいと思うのであれば、飲む前に医師に相談してみると安心して飲むことができるかもしれませんね。
バタフライピー1杯を飲んだからといってすぐ効果が出る!という訳では無いので、妊娠を知らずに飲んでしまった場合などは、そこまで過度に気にする事はないでしょう。
しかし、飲みすぎは健康な状態の時でも、よくない影響が出てしまうこともあるので気をつけるようにしましょう。
一度に多く飲むよりも、1日1〜2杯ほどを毎日続けて飲む方が良い効果は感じやすいかもしれません。
まとめ
バタフライピーはノンカフェインのハーブティーなので、妊娠中や授乳中に飲んでも大丈夫と思われがちですが、妊娠初期に飲んでしまうと子宮収縮作用により流産してしまう可能性もあります。
妊娠がわかってからのバタフライピーティーの飲用は控えるようにしましょう。
とはいえ、バタフライピーティーの青い色は花びらの天然色素なので体に害はありません。
しかし、過剰摂取によってお腹がゆるくなったり、食物アレルギーの影響でかゆみや発疹が出る場合もあります。そこは、個人差になってしまいます。
初めて飲む時は少量を飲むだけにし、あわないと感じた時は飲むのを辞めるようにした方が良いかもしれません。
アンチエイジング効果や生活習慣病の予防また眼精疲労などにも役に立つバタフライピーティーですので、多く飲み過ぎないように気をつけながら飲むようにしたいですね。