ハッカはスッキリとした爽快感があることで知られ、医薬品や生活用品にも使用されているハーブです。
身近な存在のハッカですが、ハッカにはどのような効果があるのでしょうか。
花粉症や鼻づまりなどにも効くと言われていますが、どのように使えばいいのでしょうか。
ここではハッカの効能や花粉症などに効果的な使い方などを書いていきます。
ハッカ油の効能
ハッカとはシソ科の植物の総称で、ミントと同じもとして扱われることも多い植物ですが、実は「ニホンハッカ」といって、日本在来の多年草です。「ワシュハッカ(和種薄荷)」とか、単に「ハッカ(薄荷)」と呼ばれたりします。葉っぱの形がミントより少し細長いのが特徴です。
ハッカは、L-メンソールとL-カルボンという成分が主成分となり70%〜90%を占めています。
この成分がハッカ特有の清涼感のある爽やかな香りを出し、冷感を引き起こすスイッチを刺激してくれるのです。
清涼感がある香りのおかげで、暑い時期や気持ちをスッキリさせたい時などに役に立ちます。
また、リラックス効果もあるので、悩みごとなどで落ち込んでいる時などにもスッキリとさせ解放してくれるでしょう。
湿布などにも使われていることから分かるように、炎症を鎮静させる効果もあります。
殺菌効果や防虫効果もとても高く、虫除けや抗菌剤、カビ予防としてもよく使われています。
肌への作用としては、毛穴を引き締めてくれる効果もあり、化粧水に1滴垂らして使うだけで冷たく感じさっぱりとし更に毛穴を引き締めてくれるのです。
アレルギー性鼻炎や鼻風邪、花粉症などの鼻づまりにも効果があります。
花粉症や風邪・鼻づまりにも効果的?
ハッカの効能として、鼻づまりにも効くことをあげましたが、ここでは鼻づまりの効果を詳しくご紹介します。
ハッカにはL-メントールという成分がとても多く含まれています。
このメントールの成分には抗菌作用や鎮静効果が期待できます。
この抗菌作用、鎮静効果がウイルスや乾燥、ホコリなどから体の粘膜を守ってくれるため、鼻づまりなどに効果があると言えるのです。
家で簡単にできる鼻づまり解消の方法はいくつかあります。
例えば、ハンカチに数滴垂らしそれを鼻に当てることでハッカの香りを感じ鼻づまりを解消してくれます。
ハッカの香りは特有で強く匂いを感じるのが苦手な方もいますので、1滴から試してみるのが良いかもしれませんね。
また、強い香りが苦手な方には、お風呂にハッカ油を入れて入浴するのがオススメです。
お風呂に入れることで自然とハッカの香りを感じ鼻づまりの解消やリフレッシュ効果、リラックス効果までも得ることができます。
お風呂にハッカ油を入れると出た時にスーッとした冷感があるので、冬場よりも夏場におすすめの方法です。
どちらの方法も小さなお子様に行なう場合は、吸う量を調整するのが難しいかもしれないので、気をつけるようにしましょう。
簡単なマスクスプレーの作り方
ハッカ油を使い鼻づまりを解消する方法は他にもあります。
この方法だと家の中だけではなく外でも鼻づまり解消の効果が得られます。
その方法とは、マスクにハッカの香りをさせるという方法です。
ハッカ油そのままを垂らしてしまうと香りがとても強くなるので、マスクスプレーを作り使うのがオススメです。
マスクスプレーはとても簡単に作ることが出来るので、ぜひお試しください。
まず、ガラス製か遮光性のあるプラスチックのスプレー容器を用意します。
スプレー容器にまずは無水エタノールを10ml入れます。そこにハッカ油を5〜10滴垂らして混ぜます。
ハッカ油には食品添加物と記載のあるものと無いものの2種類がありますが、どちらを使っても大丈夫です。
混ざったら精製水を45ml加えて混ぜて完成です。
マスクにスプレーする際は外側(口を付けないがわ)にスプレーしてマスクをするだけです。
あまり香りが強くならないので、強い香りが苦手な方でも使っていただけると思います。
もう少し強い香りの方がいいな、という方はハッカ油を少し多めに垂らしたり、ハッカ油を含ませたコットンとマスクをジップ付きの袋に入れて放置したりする方法もオススメです。
この方法を行う場合は、ハッカ油を垂らしたコットンを直接肌に触れる内側に付けないように気をつけましょう。
まとめ
身近な医薬品や生活用品などにも多く使われているハッカ。
主成分のメントールという成分が冷たさを感じさせるだけではなく、炎症を抑えてくれたりリラックス効果があったり、また鼻づまりにも効くなんてすごいですね。
花粉症の時期になるとマスクが手放せないという方はぜひハッカのマスクスプレーを作り使ってみるのはいかがでしょうか。
ハッカ油を混ぜる量によって香り方が変わってきますので、自分に合った量に調整すると良いかもしれません。