気分が落ち込んだり、悪いことが続いて沈んだ思いが続く日などは、セントジョーンズワートのハーブティーがいいとか。
セントジョーンズワートは心を前向きにしたり気分を向上・安定させ元気をくれるという働きがあります。
セントジョーンズワートの活用方法はハーブティーやサプリメントだけではありません。
オイルに浸け込むことで外用薬として日焼けの炎症を抑えたり筋肉痛を和らげたり、無限の可能性を感じてしまいますね。
そのような「ハッピーハーブ」セントジョーンズワートを、自分の家で育てられたらいいと思いませんか。
今回は、セントジョーンズワートの育て方から収穫まで、またセントジョーンズワートを保存して長く楽しむ方法についてご紹介します。
セントジョーンズワートの特徴
セントジョーンズワートは、アメリカなどではサプリメントとしてよく扱われています。
心を前向きにしたり、気分を向上させる働きがあるためハッピーハーブやサンシャインハーブなどとも呼ばれています。
花の見た目も可愛らしく、夏〜秋頃に黄色い5弁の花が星型のような形で咲きます。花はほんのりレモンの香りが爽やかに香ります。
日当たりと水はけが良い石灰質の土壌を好み、道端や土手、低温地などに生い茂っているハーブです。
丈は30〜80cmほどになり、茎は直立して伸びます。
葉は円形から心臓形をしていて、細かい穴が無数にあいているのが特徴です。
セントジョーンズワートの苗からの育て方
セントジョーンズワートは苗で売っていることが多いハーブですので、今回は苗からの育てかたをご紹介します。
購入した苗を植え付ける時期は、3〜4月または9〜10月頃が最適です。
買ってきたセントジョーンズワートの苗をポットから外し、根に土がついたままプランターや鉢または庭などに植え付けます。
庭に直接植えても平気ですが、地下茎がとても伸びていくハーブなので、地下茎が伸びすぎないように枠植えや鉢植えにするのがオススメです。
2株以上を植える場合は、苗と苗との間隔を10cm以上あけて植え付けるようにしましょう。
植え付け後は水をたっぷりあげます。
水やりは基本的には1日に1回おこないます。セントジョーンズワートは、湿り気のある土を好むので水切れをさせないようにしましょう。
冬場は2〜3日に1回程度の水やりが目安です。
肥料は足してあげなくても大丈夫ですが、生育が悪い場合は、成長期に薄めた液体肥料を月に1〜2回ほど与えます。
また、花が咲いたあとお礼肥えとして肥料を少し与えるのも良いでしょう。
セントジョーンズワートは冬越えもできるハーブです。
増えてきたら春か秋に2〜3こ芽をつけて株分けするといいかもしれません。
収穫方法や花の時期について
セントジョーンズワートの花は5月下旬頃〜10月に咲きます。花の期間が長いのが特徴的ですね。
黄色い星型の可愛らしい花が咲きます。レモンの香りがほんのりとするので、爽やかな気持ちになります。
収穫は7〜8月の夏におこなうと良いでしょう。
風通しをよくしてムレを防ぐ剪定をかねて葉と花を収穫しましょう。
午前中の7〜10時頃までに収穫するのが栄養成分的にはよいそうです。
また、晴れの日が3日くらい続いたあとに収穫すると乾燥が早くできて良質なドライハーブができるのでオススメです。
収穫したセントジョーンズワートは、ドライハーブにして缶や瓶に入れ直射日光の当たらない涼しいところで保存しましょう。
保存して長く楽しむ方法
セントジョーンズワートは収穫したあとドライハーブにするだけではなく、オイルを使って保存することもできます。
傷の治療、日焼けや炎症を抑える、筋肉痛、ヘルペスなどウイルスから守る、抗うつなどの働きがある「セントジョーンズワートオイル」はとても簡単に作ることができます。
収穫した蕾と花びらをバージンオリーブオイル油にひたし、かき混ぜながら日の当たるところに置いてろ過します。
かけ混ぜる時に日光に当てながらおこなうと、フラボノイドが4倍になるというデータもあります。
外傷や、皮膚トラブルに効果がある「カレンジュラ&セントジョーンズワートのインフューズドオイル」の作り方もご紹介します。
マカダミアナッツ油80mlにドライのカレンジュラを2g、ドライのセントジョーンズワートを2g入れ、しっかりつけるように混ぜます。
抽出のために2〜3週間暖かいところに置いておきます。
抽出後3週間ほど保存することが出来るので皮膚トラブルなどにぜひ使ってみてください。
まとめ
セントジョーンズワートは水切れをさせないことさえ気をつければ、比較的育てやすいハーブです。
選定を兼ねた収穫をしてからも、ドライハーブにするだけではなくオイルで漬けたりすることで、活用方法が多くあります。
オイルはどちらも3週間ほど保存できるので、ぜひセントジョーンズワートを収穫したあとに作ってみるのはいかがでしょうか。
もちろんセントジョーンズワートは、ハーブティーとして飲むことも出来るので、自分の好きな方法で楽しむことが出来るといいですね。
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