毎年、夏場にローズマリーだけ枯らしてしまうので、我が家にはなぜかローズマリーが育ちません。
知人にその話をすると、自宅の庭に植えているローズマリーの枝を切って、挿し木にして持ってきてくれました。
挿し木にして、4~5日たつのですが、まだ枯れずに緑色なので、恐らく、根が付いたのでは?ということで、もらってきてすぐはキッチンにおいていたのですが、
キッチンにおいていると、シンクの周りがほんのりとローズマリーの香りがして、幸せな気分です。
私は、このローズマリーのちょっと松ヤニっぽい青臭い香りが好きです。
そんな、ローズマリーの苗が我が家のベランダガーデンに仲間入りしました。
お肉料理にも、ローズマリーを使うと香りがひときわよくなりますね。
枝を料理に飾ったりしてもおしゃれなので、ローズマリーはとても重宝するハーブのひとつです。
ローズマリーの名前の由来
ローズマリーは地中海原産のハーブで、今では世界中のいたるところで栽培されている、人気のハーブのひとつです。
古代エジプトのお墓の中から、ローズマリーの枝が発見されたといわれるほど、古くから利用されていたハーブです。古代ギリシャでは、神様にささげるハーブとして大切にされたそうです。
名前の由来は、ラテン語で「海のしずく」を意味する言葉で、花が青紫色で、まるでしずくのように見えることから名づけられたとも言われています。
ローズマリーの活用法
ローズマリーは、本当に活用の幅の広いハーブのひとつです。
フレッシュでもドライでも、どちらでも利用範囲の広いハーブです。
生のまま枝をオリーブオイルにつけておけば、ハーブオイルができあがります。
ビネガーに枝を1本つけておいて、ハーブビネガーとしても活用できますね。
ドライは、ハーブティーにしても美味しくいただけます。
ローズマリーの精油も、刺激作用とリラックス作用の両方の作用をもっているので、
その時の気分を丁度良い具合に安定させてくれます。
アロマとして香りを楽しむのにもピッタリです。
ローズマリーの効果・効能のところでも紹介しましたが、虫よけにも良いので、束にしたものを玄関や出入り口に飾ったり、サシェにして箪笥の引き出しに入れたりしてもいいかもしれません。
枝の形状から、クリスマスリースの飾りにも使われることもあります。
古来、ローズマリーは悪魔から身を守る神秘的な力があるとされ、魔よけとしても使われていたそうです。
抗酸化作用があるので、美肌にもピッタリですね。
ローズマリーのアロマオイルを精製水に数滴落として、お肌にパッティングすると、収斂作用も期待できます
ただし、月経や子宮には刺激作業があるので、妊婦さんや女性系の病気がある方は、控えた方がいいかもしれません。
花は、冬から春にかけて、ブルー系の白っぽい花が咲きます。
今年こそは、いただいたローズマリーの苗木を、ちゃんと枯らさずに夏越しさせて、美しい花を見てみたいと思います。
ローズマリーの効果・効能
ローズマリーには、集中力を高めたり、血液の循環を促進したり、消化機能を高めたりする作用があります。
他にも、抗菌・抗酸化作用などがあり、お料理に使う場合は、香りづけももちろんですが、料理を腐りにくくする作用もあります。
細胞の老化を防止する働きもあることから、「若返りのハーブ」とも呼ばれています。
ロスマリン酸と言われる成分が、抗酸化作用を促すのですが、このロスマリン酸が、花粉症にも良いとも言われています。
防虫効果もあるので、ローズマリーをリースやサシェにして、玄関や勝手口などの出入り口、または、衣服を収納している箪笥の引き出しなどに入れておくのも効果的ですね。
ローズマリーの特徴
ローズマリーは、比較的温暖な気候を好みます。水はけのよい、乾燥した土壌に生息していて、ガーデニングでも人気のハーブです。
地植えにすると、どんどん大きな株になります。大きくなると、水を沢山必要とするので、鉢やプランターで栽培するときは、夏の過ごし方がカギになってきます。
緑の葉っぱは一年中青々として、年間を通して楽しめる植物です。
品種も様々で、直立して成長するものもあれば、地を這うように伸びていく品種もあります。
最初は、やわらかい枝ですが、2年目くらいからしっかりとして枝のようになって、大きいものでは2m位まで成長するものもあります。
松の葉によく似た細い葉っぱで、香りは独特の刺激的な香りがします。目が覚めるような、爽やかな香りです。
ローズマリーはハーブティーにも使われるハーブで、ティーとしていただくと、体の内側から血行を促進して、脳の働きを高め、集中力や記憶力を高めてくれるそうです。
勉強や仕事に集中したいときや、抗菌作用や消化の促進作用もあるので、風邪をひいたときや、消化不良の時などにも役立ちます。