見た目が螺旋のようでおしゃれな形をしていて、カリフラワーやブロッコリーの仲間であるロマネスコは知っていますか。
ヨーロッパではごく一般的な野菜で、パスタやスープ、炒め物またサラダなど様々な料理に使うことができます。
日本ではまだあまり馴染みのないロマネスコですが、宮城県や福岡県などでは生産・販売されているようです。
今回は、そんなおしゃれなロマネスコの食べ方や簡単レシピ、また茹で方のコツをご紹介します。
ロマネスコの食べ方
ロマネスコは、ブロッコリーやカリフラワーと同じく、花のつぼみである花蕾(からい)を食べる野菜です。
食感はブロッコリーなどと同じくコリっとしていて、苦味や青臭さはブロッコリーよりも少ないため、ブロッコリーが苦手な方でもロマネスコなら食べられるという方も少なくないようです。
ロマネスコは、ブロッコリーと同じように小房に分けて洗って茹でたり、シリコンスチーマーに入れて500wのレンジで2分半〜3分ほどチンしてそのまま食べることができます。
バケットの上にソーセージやじゃがいも、チーズなどと一緒に茹でたロマネスコを乗せて焼くと、タルティーヌと呼ばれる料理になります。
また、他の具材と一緒に炒めてパスタの具として食べたり、細かくしてパスタソースとして和えて食べることもできます。
ロマネスコの茎も栄養価が高く旨みもあるので、捨てずに外側をカットし中心部分を料理に使うようにするといいかもしれません。
サラダや他にもおいしいレシピも
ロマネスコを使ったレシピを3つほどご紹介します。
ロマネスコのサラダ
まずは、簡単ロマネスコのサラダをご紹介していきます。
ロマネスコは小房に分けて洗って茹でておきます。他のサラダに入れる具材(パプリカやスモークサーモンなど)を食べやすい大きさに切ります。
市販のお好みのドレッシングや、粒マスタードとオリーブオイル、レモン汁、塩コショウを混ぜたドレッシングに、サラダの具材を全て混ぜれば簡単なロマネスコのサラダの出来上がりです。
ドレッシングの種類や具材を変えるだけで全く雰囲気の違ったサラダになるので、アレンジを楽しむことができるレシピです。
ロマネスコのペペロンチーノ
ロマネスコを使ったパスタ料理ペペロンチーノも簡単で美味しいのでオススメです。
ロマネスコ2分の1房を食べやすい大きさに、ベーコン15cmを1cm幅に切ります。この時にパスタ2人前を茹でておきましょう。
フライパンにオリーブオイル、ベーコン、ロマネスコ、鷹の爪を入れて炒めます。
ロマネスコに火が通り柔らかくなったら、茹でたパスタ、おろしにんにく、塩、粗挽き胡椒をかけて混ぜ合わせれば完成です。
コリっとしたロマネスコの食感がとても美味しく鷹の爪のピリッとした味と合っていてクセになる味ですよ。
ロマネスコと鶏肉の炒め物
また、家計の味方である鶏肉を使った、鶏肉とロマネスコの炒め物はメイン料理として食べられます。
ロマネスコ1株を小房に分けて洗って茹でておきます。鶏肉2枚は一口大に切り、塩コショウしておきます。
フライパンにオリーブオイル、ニンニクの薄切り2片を熱して、ニンニクの香りがしてきたら鶏肉を入れて炒めます。
鶏肉に火が通ったら茹でたロマネスコを入れて炒め、しょうゆ大さじ2、塩コショウをして完成です。
シンプルな味付けですが、ロマネスコの味を楽しめてボリュームもあるので主菜としてもおすすめの一品です。
日本ではあまり見かけない食材ですが、フランス料理などちょっとおしゃれに盛り付けるときに使われているのを見たことがあります。
これ一品で、食卓が急にシャレた感じになっちゃいます。いろんなレシピを楽しんでみてくださいね。
茹で方のコツ
ロマネスコをおいしく茹でるにはいくつかのコツがあります。
まず茹でるときは、ロマネスコを小房に分けて食べやすい大きさにしてから茹でます。この時、葉と茎も食べることができるので捨てずに料理に使うのがいいかもしれません。
そして、鍋に水と1~2%の塩を入れて火にかけます。(1Lの水に対して塩が1~2g)
鍋の水が沸騰したら、ロマネスコを入れて3分~3分半ほど茹でます。茹でた後に炒めて使うという場合は少し硬めに2~3分でお湯からあげるといいでしょう。
茹で上がったらざるにあけてそのまま冷やします。水にさらしてしまうと水っぽくなってしまうので気を付けましょう。
そのまま時間が経ってしまうと変色してしまうので、変色しないようにうちわであおいで冷ますのがおすすめです。
冷ましたら水気をよく切りタッパーなどに入れると、冷蔵庫で1~2日保存できます。
まとめ
日本ではまだあまり馴染みのないロマネスコかもしれませんが、一つ一つが螺旋の形をしたおしゃれな野菜でいろいろな料理に使うことができます。
いつもの料理にロマネスコを加えるだけでも、食卓が華やかになりますね。
ブロッコリーやカリフラワーと似ている野菜なので、同じような料理の仕方で食べることができます。
基本は茹でてそのまま食べられるのでサラダにしたり、そのあとに炒めて炒め物にして食べたり、また衣をつけて揚げて天ぷらで食べることもできます。
ここでご紹介したレシピ以外にも、様々なレシピがありますので、ロマネスコを食卓にあげてみるのはいかがでしょうか。