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イングリッシュラベンダーの庭植えや室内での育て方!よくつく虫や病気の対策も

イングリッシュラベンダー育て方
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イングリッシュラベンダーは、香りがよいと大人気のハーブです。

意外と育て方が難しいイングリッシュラベンダー。初めて育てる方には、鉢植えで育てるのをおすすめします。

適した環境の場所に移動できるので、管理がしやすいんですよ。

もちろん、庭植えで育てることもできます。

今回は、イングリッシュラベンダーの庭植え、鉢植えでの育て方またつきやすい虫やかかりやすい病気についてご紹介します。

イングリッシュラベンダーの庭植え

イングリッシュラベンダーを庭植えで育てるときには、雨に長く当てないように注意しましょう。

特に梅雨の長雨には気を付ける必要があります。雨が当たらない軒下などに植えておくようにしましょうね。

また、直射日光が避けられるような場所がベストです。

イングリッシュラベンダーは、寒さには強いハーブですが暑さが苦手です。直射日光の当たらない、半日陰で管理しましょう。

寒さには強いので、冬場の対処は特に必要ありません。ただし、イングリッシュラベンダーの上に雪が積もると、折れてしまうことがあります。

豪雪地帯では、屋根を付けるなどの工夫をしましょうね。

そして夏には、剪定をおこなうのも大切なポイントです。

枯れた花穂は切りとり、全体の形を整えるように丸く刈り込んでいきましょう。

そして、花が終わりそうになったら花穂を切り取る作業も大切ですよ。花穂を取ることで、次の花芽が早く花をつけます。

3~4月、または9~10月に苗植えで定植できます。

植え付け時には、30cm程度の苗間を取るようにすると生長の妨げが少ないですよ。

庭植えでイングリッシュラベンダーを育てるときは、水やりは基本不要です。

イングリッシュラベンダーの室内での育て方

イングリッシュラベンダーを鉢植えで育てると、季節に合わせて移動できるので管理がしやすくなりますよ。

耐寒性が高いため、冬越しは比較的簡単におこなえます。鉢植えを室内に入れるのがおすすめです。

高温多湿にとても弱いイングリッシュラベンダーは、梅雨から夏場に株が弱りやすくなってしまいます。

3~4月、または9~10月に苗植えで定植させましょう。鉢植えで育てるときは、10月に苗植えをするのがいいですよ。

そうすると、開花時期までにしっかりと根が張るので、丈夫で枯れにくくなります。

鉢は苗よりも一回り大きい鉢を選びましょう。根鉢は崩さずに鉢に植え付けるのがポイント。

イングリッシュラベンダーを定植させたら、水をたっぷり与えましょうね。

年に1回は植え替えをおこない、一回り大きな鉢に植え替えましょう。

時期は、3~4月が適しています。鉢に植えて3~4日は、直射日光当たらない明るい場所で管理します。

その後、風通しのよい日の当たる場所で管理を続けましょう。

土は中性~アルカリ性で、水はけのよい土を好みます。

市販のラベンダー専用培養土は、手軽でラベンダーを育てやすい土になっているのでおすすめ。

観葉植物用の土や野菜用の土を使うときは、水はけを良くするために、腐葉土や川砂を混ぜるといいですよ。

自分でブレンドする場合は、赤玉土(小粒):パーライトを9:1~8:2の割合で混ぜると良いでしょう。

パーライトは日向土(小粒)でもいいですよ。

イングリッシュラベンダーは、肥料がなくても育つ植物です。ですから、肥料は少なめにあたえましょう。

緩効性化成肥料を、春と秋に1回ずつ与えるか、液体肥料なら2週間に1回ほど与えるといいですよ。

水やりは土が乾いているのを確認してからおこないます。過湿に弱いので、割りばしなどを挿し、土がつかないか見てから水やりをするといいですよ。

迷ったら水やりはせず、乾燥気味に育てるように心がけましょう。

水やりは早朝や夕方の気温が低い時間帯におこない、葉にはかけず株元に水やりをしましょうね。

水やりをするときは、鉢底から流れ出るまでしっかりと与えます。

また、梅雨に備えて切り戻しをおこないましょう。

梅雨に入る前に、草丈の1/3~1/2を切ってしまいます。混みあっている茎も切り詰め、中まで日が当たるようにしましょうね。

この時に、枯れた葉や黒くなった葉は取り除いておきましょう。

イングリッシュラベンダーによくつく虫や病気の対策も

イングリッシュラベンダーは、病気にかかりにくい植物です。

その中でも気を付けたいのは、うどんこ病です。

風通しが悪いと発生する病気で、気が付くとうどん粉がついたように葉が白くなってしまいます。

うどんこ病になってしまった葉は取り除き、アーリーセーフやベニカマイルドスプレーなどを使い殺菌しましょうね。

また、5~9月、特に春に多く出てくるアブラムシも注意しましょう。

増える前に殺虫剤などで退治するといいですよ。

ベニカマイルドスプレーやパイベニカVスプレーが効果的。

ハダニは、株が弱っているときに出やすい害虫です。

駆除する必要があるので、アーリーセーフやベニカマイルドスプレーを散布しましょう。

紹介した薬剤は、すべてオーガニック栽培にもおすすめの薬剤ですよ。

まとめ

イングリッシュラベンダーは、育てるのが少し難しいハーブです。

難しいと感じる場合は、鉢植えにして置き場所を変えられるようにしておくのがおすすめですよ。

高温多湿が苦手なので、水をやりすぎないように注意しましょうね。

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