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セージハーブティーの作り方!汗のにおいや生理痛にも効果的?種類や使い方をご紹介

チェリーセージの花

セージは地中海沿岸に分布するシソ科の草たけ60~90cmに達する多年草です。

その名前は日本でも良く知られている馴染みのあるハーブのひとつです。

セージにはいろいろな種類がありますが、よく言われる「セージ」というとコモン・セージを指すのが一般的です。

葉は長楕円形で、よもぎに似た爽やかな強い香りとほろ苦さをもっています。

ラテン語で「救う」という意味を持つ「salvare(サルワーレ)」が語源とされており、セージはヨーロッパでは、でも古くから健康や家庭の幸せの象徴として重宝されいます。

「長生きしたければ5月にセージを食べよ」「セージが育つ家には死人(病人)が出ない」など、セージにまつわることわざや言い伝えが数多く存在します。

目次

セージの効果・効能

セージには、次のような効能・効果があると言われています。

ハーブティーでのどの痛みや口内炎の予防にも効果的!

セージには、強い抗菌や抗ウィルス作用があり、古くからヨーロッパでも医療用に使われていました。

セージの葉をハーブティーとして飲む他に、1日に数回ハーブティーでうがいをすると、風邪や感染症の予防ができます。外から帰ってきたら、セージハーブティーでうがいをすると、風邪知らずの冬をすごせるかもしれませんね。

セージに主に含まれている成分の中のツヨンタンニンには、歯肉炎や口内炎などの口腔内粘膜の炎症や、のどの腫れなどを防ぐ効果があり、症状を和らげます。

女性特有のあのつらい症状に

セージには血行を促進する効果があります。セージハーブティーを飲むと、血液循環が促され、冷え性はもちろん、体の冷えに伴う生理痛の緩和生理不順が改善するといわれています。

また、セージに含まれるエストロゲンという成分は、女性ホルモンによく似た働きをするといわれ、女性ホルモンの減少によって起こるとされている、更年期特有のほてりやのぼせイライラや疲労感などを軽くしてくれます。体の変化を感じたら、セージティーを試してみても良いかもしれません。

女性に嬉しい美肌効果も

セージには肌を引き締める収斂作用があります。

皮膚の一番外側の表皮に含まれる繊維状のたんぱく質のひとつ、ケラチンという成分が形を変えることによってバリアの役割を果たしながら、同時に表面を縮めて引き締める効果もあるため、毛穴を引き締めて肌のきめを整えたり、傷口をふさいで傷による出血を止めたりする働きもあります。

セージの成分を含んだ化粧品も研究されているそうです。

ハーブって、すごいですね。セージには制汗作用もあり、中世では患者の寝汗をおさえるためも利用されたそうです。

夏の汗のにおいに、セージのアロマオイルを数滴たらしたスプレーをシュシュッと数回、爽やかに過ごせそうです。

独特の香りによるリフレッシュ効果でイライラ軽減

セージには五感を活性化させ、気分をすっきりさせる効果があり、強壮効果と言って、体を強くして気分を元気にしてくれる作用もあると言われています。

爽やかな強い香りを持つセージの精油はとても強い作用があり、わずかな量でもその効果を発揮します。集中力や気分をすっきりさせる効果があるので、セージの香りは勉強部屋や仕事場にピッタリです。

神経疲労にも効果を発揮し、ストレスに対処する能力を高める効果が期待されてるので。過労で疲れ気味の人も試してみるといいかもしれませんね。

胃がもたれた時は、セージハーブティーで消化を促進?

セージの効果のひとつに、消化を助ける働きがあります。セージの精油にはその強い香りの作用で、消化器系にある平衡筋という筋肉を緩めたり縮めたりするそうです。

また、料理にもよく使われるのは、その苦みが特徴で、食欲を刺激して「おいしい」という感覚を引き出す効果もあるそうです。

苦みは、脳から胃に信号を送って、消化を助ける働きをします。苦みの信号が脳に届くと、胃は、消化酵素と胆汁の分泌を始めます。そのような働きから、「消化を助ける」とか「胃の働きをサポートする」とか言われています。

「胃がもたれる」という感覚の中にも、食べ過ぎで胃がもたれることもありますし、胃腸の中にガスがたまることで胃がもたれた感じがするということもあります。

セージのハーブティーを飲むと胃腸内のガスを排出する効果があるといわれ、胃腸にたまったガスが体外に排出されることで、お腹がすっきりした感じになるのですね。

セージハーブティーのおいしい作り方

セージハーブティーの飲み方について紹介します。

  1. ティーカップを温めておきます。
  2. フィルターに入れる前に少し揉みます。
    そうすると、風味がでやすくなります。
  3. セージを大さじ1杯、カップのフィルターに入れます
  4. 沸騰したお湯を入れ、フタをして約3分待てば出来上がりです

ティーバックを取り出すときは、ふったりせず、静かにとりだしてください。そこにスライスしたりんごや、はちみつを入れてアレンジを加えると、さらに楽しみが広がります。

 ハーブの効能効果を利用して心身を健康にしてくれるハーブティーは1種類のハーブでも充分楽しめますが、数種類のブレンドで 新しい味覚を見つけることもハーブティーの楽しみ方のひとつです。

いくつかのお勧めのブレンドティーをご紹介します。楽しんでみてください。

  • 風邪っぽい⇒カモミール+タイム+セージ
  • 元気がない⇒セージ+ローズ、ローズマリー+タイム+セージ
          レモンバーム+セージ+タイム
  • ダイエット⇒セージ+レモン
  • 熱っぽい⇒セージ+ジャーマンカモミール
  • 老化防止⇒セージ+ローズマリ-

セージの種類や利用方法をご紹介

セージはハーブティーとして楽しむほかに、香辛料としても使います。香りの強いハーブですので、少量でもしっかりと香りがつきます。

肉の臭み取ることができ、ラム肉(羊肉)や内臓系の食材の調理にも非常に適しています。フレッシュセージを刻んで使ったり、ドライセージを利用したりしても、どちらでもよいでしょう。

また、セージは、油っぽさを抑える効果もあり、爽やかな香りも手伝って脂っこさを軽減し、料理おいしくを作ることができます。

セージは、基本的にはどんな肉料理にもあいますが、肉類の中でも豚肉が、一番相性の良い食材といえるでしょう。おすすめは、ハンバーグや手作りソーセージです。

特に、セージはソーセージには欠かせない香辛料ですね。

セージはたくさんの種類があります。今回はそのいくつかをご紹介します。

鑑賞にぴったり

パープルセージ

ガーデンの彩に深みを添えてくれる濃い赤紫色が特徴のセージです。コモンセージより少し低めの大きさで、花壇の縁取りなどによく使われています。

ゴールデンセージ

温暖な気候の場所ではあまり花をつけない種類です。明緑色の葉に黄色いフチどりが不規則に入り、その明るい色を楽しむため、園芸品種といって、主に栽培用に作られた品種で、ガーデンを明るく彩るハーブです。

トリコロールセージ

トリカラーセージとも呼ばれる、緑・白・紫がかったピンクの様な赤色の3色が美しい、主に観賞用のセージですが、食べることもできるようです。

お料理に飾ると、綺麗かもしれません。トリコロールといえば、フランス国旗に赤、青、白の3色を連想しますね。

ドライフラワーに

ドライフラワーには、沢山花をつけるものがいいですね。ドライに適した花の多い種類です。濃い色のお花は乾燥させても色が残りやすくドライフラワーの飾りを作る時の挿し色にもなります。

メキシカンブッシュセージ

アメジストセージとも呼ばれます、紫色のがくをもった白い花を咲かせます。

フェルトのような柔らかな毛が生え、なめらかな光沢のある花をさかせることから、ベルベットセージとも呼ばれることがあります。

主に観賞用ですがドライフラワーにしても色がきれいですね。寒い地域でも育つので、日本でも広い範囲で見ることができます。

ペインテッドセージ

4月~5月、9月~10月など気温が20℃以上に温かい気候の時期に種まきされる種類です。

花はピンクや紫、白など美しい彩をガーデンに与えます。

色づいて目立っているのは花ではなく、苞といって、花の根元につく小さな葉っぱです。

一年草ですが、ドライフラワーにして長く楽しむことができます。寄せ植えのアクセントとしてよく使われていますね。

香り付けに

セージの中でも特に香りに特徴のあるのがパイナップルセージですね。

パイナップルセージ

その名の通り、葉っぱにパイナップルのような甘酸っぱい香りがあります。ドライハーブにして料理に使うと、コモンセージよりも優しく甘い香りを楽しむことができます。

筋があるので、食用というよりは、お酒に付け込んだり、オイルに香りを写したりして、香りを楽しむ方が向いているハーブです。

お料理に

お料理にもセージは大活躍ですね。香りづけや臭みけし、お肉料理にもよく合います。

グリークセージ

グリーク(Greek)とはギリシャのことですが、分布は広く、東地中海から北アフリカまでと広い範囲に見られるセージです。

見た目はコモンセージに似ていますが、香りは少し刺激が少なくやや甘い香りがします。葉の裏は白い毛で覆われていて、淡いピンクや紫の花を咲かせます。

スパニッシュセージ

ラベンダーセージともいわれ、青い花を咲かせます。

その名前のとおり、スペインを中心に、南フランスなど比較的暖かい場所に自生しているセージの種類で、香りは、ラベンダーに似ていて、ラベンダーに代わる自然治療のハーブとして使われていたそうです。

まとめ

セージは、ハーブティーとして楽しむだけではなく、料理の香り付けやドライフラワー、観賞用といろいろな楽しみ方があるんですね。

お部屋の浄化に、ホワイトセージをお香の代わりに焚いてみても楽しいかもしれません。その際は、くれぐれも火元には注意してくださいね。

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