レモンバームは、その名の通り爽やかなレモンの香りがするハーブとして有名です。
レモンの香りがするだけではなく、レモンバームには嬉しい効果や効能がたくさんあります。
ここでは、レモンバームの効果や効能について、また副作用があるのかどうかについてご紹介しています。
レモンバームの効能!認知症にも効果的?
レモンバームは、爽やかなレモンの香りで不安な気持ちや緊張を和らげて幸せな気分にしてくれます。
レモンバームティーとして飲むことで、シトラール、リナロール、ゲランオールという成分が抗うつ作用として働いてくれるそうです。
抗うつ作用により、落ち込んでいた気分が明るく前向きになったり、イライラやパニックなど精神の高揚を鎮めてくれたりします。
抗菌・抗ウイルス作用や鎮静作用により、花粉症などのアレルギーの予防や、気管支炎にも役に立つと言われています。
レモンバームティーをホットで飲むと、発汗促進や毒素排出を手助けしてくれたり、熱を下げ体を温めてくれるので風邪をひいている時にも効果が期待できます。
また、ポリフェノールが豊富なので、アンチエイジングや生活習慣病の予防にも役に立ちます。
他にも消化促進、胃の調子を整える、自律神経失調症の不調を和らげる、更年期やPMSを和らげる働きなどもあります。
最近では、アルツハイマー型認知症の改善やパーキンソン病の予防、パセドウ病などの甲状腺機能亢進症の緩和などの可能性があることも報告されています。
虫除けや肌への作用は?
先程、アンチエイジングにも役に立つとお伝えしましたが、レモンバームの肌への作用はどのようなものがあるのでしょうか。
アンチエイジングのためにレモンバームを取り入れるには、ハーブティーとして飲むのが一番良い方法です。
ニキビケアなどに使いたい場合は、レモンバームの成分を含んだ洗顔石鹸なども売られていますので、使うことでニキビに働きかけてくれます。
レモンバームの成分は肌が敏感な人はアレルギー症状が出てしまうことがありますので、パッチテストなどをし、注意しながら使うようにしましょう。
また、レモンバームをガーゼで包みゴムなどでしっかりと締めたものをお風呂に入れてアロマバスにすることもできます。
これは、肌への抗菌・抗ウイルス作用や不眠の解消に役に立ちますので、生のレモンバームがある方はぜひお試しください。
レモンバームのシトロネラという成分は、蚊が苦手な成分ですので、虫除けとしても使うことができます。
ハンドメイドの虫除けは、市販のものと比べて効果や持続時間は弱めとなりますが、天然のものを使うことで安全性を求めている方にはオススメです。
作り方は大きくわけて二通りあります。
生のレモンバームをお持ちの方は、口の広い瓶にレモンバームを入れ、ひたひたになるくらいまでウォッカまたは無水エタノールを精製水で薄めたものを注ぎます。
蓋をしっかりとしめ、冷暗所で1〜3週間漬け込めば、完成です。
保存容器にいれ冷暗所に置いておけば1年ほどもちます。長期保存する場合は、漬け込んでいたレモンバームを3週間以内にとるようにしましょう。
レモンバームの精油で虫除けを作る場合は、精製水で薄めた無水エタノールに精油を10滴ほど加えれば完成です。
スプレーボトルなどにいれると使いやすいですね。
気になる副作用も
レモンバームは肌に直接使うと、敏感肌の方などはアレルギー症状を起こしてしまうことがあります。
これは、レモンバームの主成分のシトラールが刺激となってしまっているので、パッチテストや少量を使うなどして、注意することが必要です。
また、レモンバームの作用として、気分を落ち着ける作用と気分を明るく前向きにするという作用があります。
この二極性の作用が脈の乱れを起こしてしまうこともあります。
また、効果や効能に気を取られ大量摂取してしまうと、徐脈や低血圧、眠気を催すことがありますので、大量摂取せず適量にとどめることが大切です。
レモンバームはハーブといえども、副作用のようなものが出てしまうことがありますので、大量摂取や肌へ直接使う時などは気をつけるようにしましょう。
まとめ
レモンの爽やかな香りがするレモンバームは、イライラを鎮めてくれたり、落ち込んでいる気持ちを前向きに明るくしてくれる作用があります。
ストレス社会と言われる現代人にはとても嬉しい作用ですね。
また、生理不順や更年期、PMSなどにも働きかけてくれるので女性にもとても役に立つハーブです。
ハーブティーとして飲むだけで、アンチエイジングや胃の調子を整えてくれ、さらには毒素排出を手助けしてくれたり、発汗促進も期待できます。
ダイエットとしても役に立つ作用があり、毎日の生活に取り入れたいハーブですね。
また、レモンバームを使って簡単に虫除けスプレーを作ることもできます。
市販のものには及びませんが、天然素材のものを使っているので小さなお子様でも安心して使うことができますね。
ただし、肌の弱い方には刺激が強すぎる場合がありますので、気をつけて使うようにしましょう。
またレモンバームティーとしても大量摂取しすぎると、副作用が起こることがありますので、取り入れる際は適量を適切にとるようにすると安心ですね。
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