カモミールには、花が大きめのローマンカモミールと花が小さめのジャーマンカモミールがあります。
ローマンカモミールとジャーマンカモミールは、効果や効能などの違いもありますが、ここではジャーマンカモミールについて書いていきたいと思います。
ジャーマンカモミールは、カモミールの中で一番多く流通している種類ですが、効果や効能には何があるのでしょうか。
また、ジャーマンカモミールを自分で育ててお茶にするには、どのようにすれば良いのでしょうか。
ジャーマンカモミールの効能
ジャーマンカモミールは婦人科系の臓器に効果があるというのは、もしかしたら聞いたことがあるかもしれません。
しかし、ジャーマンカモミールには他の効果や効能もたくさんあります。
甘くフルーティーな香りは、リラックス効果があることが分かっています。作用は穏やかなものなので、子どもからおじいちゃんおばあちゃんまで、幅広く使用することができます。
リラックス効果があるので、ストレスを解消してくれたり、イライラを抑えてくれる作用、疲労回復などの効果も期待できます。
また、昔から安眠のための薬としても用いられているように、安眠薬としても役に立ちます。
婦人科系に効くと知られているとおり月経痛の緩和、また胃腸の調子を整えるのにも効果があります。
他にも炎症を抑える作用がありますので、口の中の炎症や肌の炎症を抑える効果も期待できます。
ジャーマンカモミールティーにして飲むことで、色々な効果や効能が期待できるんですね。
ジャーマンカモミールティーの作り方
ジャーマンカモミールをお茶にして飲むには、花を乾燥させる必要があります。家でジャーマンカモミールを育てているという方は自分の家で花を乾燥させてみましょう。
まず、花を収穫するのは、しっかりと開花している昼頃が良いでしょう。暗くなるにつれて花も閉じてきてしまいますので、晴れた昼間を目安にしましょう。
花だけを収穫し、軽く水洗いをします。水洗いをしたあとは、花びらが落ちないように優しく水気を取ります。
そして、浅くて大きいザルなどにキッチンペーパーを敷き、花を広げて置きます。重なっていると、乾燥しにくくなってしまいますので気をつけましょう。
花を広げて1週間ほど日光に当てて干します。時々、ザルを揺らして花を裏返します。触った感じできちんと乾燥していれば出来上がりです。
出来上がったドライカモミールは、密封容器にいれて保存します。
お茶として飲む時は、ティーカップ1杯につき、ジャーマンカモミール大さじ1程を目安につかいましょう。
おススメのブレンドも!
ジャーマンカモミールティーは、そのままやミルクティーで美味しく飲むことができます。
飲む際は先ほど書いたように、ティーカップ1杯につき、ジャーマンカモミール大さじ1を目安に使い、5分以上蒸らしてから飲みます。
20分以上蒸らしてしまうと、ジャーマンカモミール独特の苦味が出てきてしまいますので気をつけてください。
ミルクを入れる時は少し濃いめに出した方が、ジャーマンカモミールの香りがして美味しく頂けます。
また、ジャーマンカモミールは、ブレンドティーとしても色々な組み合わせができるハーブです。
例えば、エルダーフラワーとジャーマンカモミールを1:1でブレンドしたお茶は、風邪や花粉症の緩和に役に立ちます。
香りは華やかでフルーティーな香りがし、さっぱりとした味で飲むことができます。
他にも、アップル、オレンジピール、ジャーマンカモミールをブレンドしたお茶はリラックス効果があり、胃腸の調子を整えるのにも役に立ちます。
このブレンドの際は、ジャーマンカモミールを少し多めに入れた方が、美味しくいただけます。
まとめ
ジャーマンカモミールは、シングルでもブレンドでも美味しくいただくことが出来るハーブです。
また、効能もたくさんあり、婦人科系への効果も期待され、女性には特に嬉しい効果が期待されます。
すべての効果において、作用は穏やかなものなので、小さなお子さんからおじいちゃんおばあちゃんまで、幅広く楽しむことができます。
自分で花を乾燥させるのも、すごく難しいことではありませんので、挑戦してみるのはいいかもしれません。
日頃のストレスでイライラがおさまらないときや、夜なかなか寝れなくて辛い時など、暖かいジャーマンカモミールティーを飲むのはいいかもしれませんね。